先週末から、始まったパレスチナのハマスとイスラエルの戦争ですけど、アメリカ国内では、アイビーリーグ大学の学長が火消しにおおわらわです。
テロリストと認識されているハマスという組織が、いきなりイスラエルに空爆を仕掛けて来たのが発端ですけど、それを受けてイスラエルは、猛烈な反撃に出ました。パレスチナ人が押し込められているガザ地区に、降り注ぐミサイル攻撃に対して、アイビーリーグのリーダーであるハーバード大学の30の学生団体が団結して非難の声明を発表。
これに応えて、同じくアイビーリーグの先鋒コロンビア大学学生もサポートを発表。
『75年もの間イスラエルにパレスチナ人は抑圧されて差別を受けて来た。だから、それに抵抗する権利を国際法では、認められているはずだ』って言ってる。超名門のノースウェスタン大学学生もハーバードとコロンビアに追随しました。
中東問題は、なーんにもない空白の地帯だから、『えいやっ』って適当にイギリスが国境を決めてイスラエルを建国しちゃったので、ごちゃごちゃしてます。国がなかったって言っても、ベドインだとか砂漠の民がいた訳で、いきなりアラブの人たちの中にユダヤ人を持って来たというかなり乱暴な力任せの建国だったんですよね。だから、ずーっと揉めてる。
ともかく、ハーバード大学学長が声明を発表しました。
『あれは、学生の1部が言ってることで、大学の総意なんかじゃなりませんから。実際、ユダヤ人の学生、教職員も沢山いて、心を痛めてます。』
コロンビア大学学長も声明を出しました。
『グルーバルな大学として、このような時だからこそ、結束してサポートをして行きましょう』
大学当局は、テロ反対、イスラエル支援の立場。
双子ともこの話をしました。
息子『仕事のニューズレターで、イスラエルと共に立ちあがろう、ってのが届いたんだよね。ちょっと、怪しいなあ、って思ってるんだけど』
筆者『防衛産業の会社だからねえ。あんたの大学もイスラエルをサポートするってウェブサイトに出してるよ。色んな人が自由に考えを言ってもいいけど、テロは許せないって』
息子『まあ、そうだろうね。』
娘『大学の友達が、あの音楽フェスに行ってて、見つかってなくて皆んなで心配してる。』
筆者・息子『。。。。。
』
(赤点が音楽フェスの場所。黄色の矢印は、国境からの距離3マイルが記されてる)
ガザとの境界線のすぐそばで3,000人も集めて行われていた『連帯と愛を求める』ノーバ族のフェスティバルで260人が殺害され、多数がガザに人質として攫われた史上最悪の市民攻撃と記録された大虐殺にアメリカ人が何人かいるって聞いてましたけど、娘の友達もいたなんて。。。
ブリンケン国務長官は、武器供与を約束して、今週中にイスラエルに出かけるようです。
この問題、長引きそうです。
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