12年生(高3)の皆さんは、ちょっと青色吐息なんでしょうね。早期出願の締切はあと数日ですから。
ってことで、今回は、マサチューセッツ工科大学(MIT)のエッセイについてのお話です。
MITって、天才の行く大学の代名詞ですよね。小説にも映画にも出てくる。この大学出身だというと、それだけでみーんな妙に納得しちゃう。大したもんです。
世界的に大ヒットしたスペインのドラマ『ハイスト』の教授の甥もMIT卒でしたよね。スペイン人だってMITは凄いと思ってる証拠になるかと。山崎豊子の『華麗なる一族』の悲劇の主人公もMITの大学院卒のエンジニアでしたよね。日本でもMIT卒です、って言うだけで、世間を黙らせちゃえる 筆者の叔父もMITの大学院に留学したんですが、このことを自慢にしていたのは祖母だけ。末弟の留学費をサポートさせられた母と母の2人の兄弟たちは、この大学を苦々しく思ってます。ははは
話がそれました。
MITはコモンアップの共通エッセイの他に4つのエッセイ提出を求めてます。(200ワードづつ)
*みんな毎日色々忙しくしてるだろうけど、義務じゃなくて、心から楽しんでることってなーに
*自分のバックグラウンドがどのように、自分の夢や思想を形成したの
*MITは色んな人たちが集まってるけど、みーんなお友達になって欲しいと思ってるんだよね。君は、寄せ集めのコミュニティで今までどんなことやって来たのかな
*過去、大変だったこととか、思い通り行かないことにぶちあった時、どうしたのかな
まあ、オーソドックスな質問だと思うんですけど、ここで考えて欲しいのは、MITはちゃんと文章が書ける学生が欲しいと考えてるらしいってことですかね。
ガチ理系の大学ですから、数字が扱えればいいかと思いがちなんですけど、ちゃんと自分の思っていることを言葉にして、表現出来ることが大切だ、ってこのエッセイを通してメッセージを送ってると考えるのは穿ち過ぎですかねえ。
大学によっては、質問に対して短文の回答(箇条書き)を求めるところもあるんですけど、STEMの頂点とも言えるMITはメチャクチャ散文を書かせる。美文を書く必要はないでしょうけど、ちゃんと自分の考えをまとめて文字に落とせるように、将来、進学を考えている人もライティングを疎かにしないことです。これ、本気のアドバイスです。はい。
最後におバカなジョークを1つ。
ボストンのスーパーで10品以下のレジに並んでいた学生が12品買おうとしていたことが分かった時、レジのオバさんが言いました。『あんた数がまともに数えられないハーバードの学生か、字が読めないMITの学生だね。』
はははは。MIT受験の皆さん、ちゃんとエッセイ書いて下さいね。
オンラインセミナー『特技を活かして米国名門大学に進学する:スポーツ編』
オンラインセミナー『特技を活かして米国名門大学に進学する:芸術編』
知ってるとお得な『アメリカ大学進学情報』と『面白い生活』について、NY地区から発信しています! 是非、下のボタンをクリックして応援して下さいね!