前回、アイビーリーグの1つブラウン大学の学生がフィギャアスケート男子の代表になったってお話しましたけど、アメリカ代表、中国系が多いです。アジア人の親は、子供たちをいい大学に入れようと子供の頃から躍起になるんですが、あまりチームスポーツを選びません。アメリカで花形のフットボールだの、バスケットだのは、やっぱり体格がものを言いますからねえ
今回は、ちょっと違う切り口で、中国系アメリカ人フィギャアのオリンピック選手のお話ちゃおうかと。ズバリ親について。
で、早速、ブラウン大学のヴィンセント・ゾウ君から。
ご両親ともに中国の名門大学でコンピュータ専攻して、シリコンバレーで働いていた理系エリート。因みに、お父さんはグーグル。なるほど。その後、グーグルの移転で、息子のトレーニングにも最適なロサンジェルスに引っ越したの機に、お母さんは退職して息子一辺倒の生活になったとかうーーん、フィギャアはお金もかかりますけど、親の肉体的負担もかかりますもんね。
このゾウ君、中国のSNSでバズってました。
『なーんだ、ブラウンか。アメリカのトップ5大学に行けてないじゃん』って。
あなた、何者ですかあはああ
中国人社会、すごいエリート意識ですねえ。ブラウン大学は、学部重視のアイビーリーグですから、大学院レベルの論文で評価される世界的なランキングは高くないのは当たり前ですよねえ。しょーもない。
ご参考に中国人が考えるトップ5は、
- ハーバード
- イエール
- プリンストン
- スタンフォード
- MIT
なるほど、の5大学。
羽生結弦のライバルで金メダル候補の呼び声の高いネイサン・チェン君もゾウ君と同じようなバックグラウンド。彼もアイビーリーグの1つイエール大学の学生です。お父さんは、薬学博士でユタ州で研究所所長。お母さんは、医学系翻訳家。チェン君もイェールで統計学だのデータサイエンスだのを勉強しているようですけど、親も理系エリートへえー。チェン君、前回のオリンピックの屈辱を晴らすことが出来ますかね。乞うご期待。
(イェール大学でのネイサン・チェン)
次は、アメリカ女子の代表のカレン・チェン。
この人もアイビーリーグの1つコーネル大学で、プリメッド(医学部)の勉強をしてます。この子も凄い高校時代に前回のオリンピックにも出てました
ご両親は台湾出身で、やっぱりシリコンバレーで働いてる理系エリート。何だか、みんなこのパターン
(コーネル大学でのカレン・チェン)
もう1つおまけ。
アメリカから中国籍に変えて、今回のオリンピック代表になったのがヴィヴィアン・ズー。本人はまだ高校生。お父さんはハーバード出の博士で、AI研究家。UCLAの教授を経て、現在北京大学で教鞭を取ってる天才科学者。オリンピックのために国籍を変更する人って、結構いますねえ。ところで、彼女、大学はどこに行くんですかねえ。まあ、どこでも行ける気はしますけど。
頭脳明晰エリートの中国系の両親が、子供の教育の一環で選んだスポーツがフィギュアという図式みんながみんなそうだとは、決して言いませんけどね。
このアスリートたちの凄いのは、スケートは人生の最終ゴールではないってことですかね。その後のキャリアも目線に入れて、学業にも精を出してるようで。いやあ、脱帽です。オリンピック頑張って下さいね。応援してまーす
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