ぶっちゃけた話、双子が演奏家になりそうもないと気がついた時点で(かなり早い時点ですが)せっかく始めた音楽教育を続けること、プロにならないまでも、凡人レベルの頂上まで極めるさせることを目標にすることに方向転換しました。もったいないですからね。
そこで、直面した問題は、『どうやって双子に練習させるか』
子育て方の本には、物やお金で釣ってはいけない、って書いてあります。でも、これって難しくないですか練習して、上手になることが子供の生きがいになりますか
本当に好きなら、『もう止めなさい』って言ってもやり続けるはずだ、とか本には書いてあるんですけど、残念ながら双子は、そんなことはなかったですねえ。
で、すみません。
お菓子で釣りました
1ドルの駄菓子。レッスンをちゃんと受けたら、セコイお菓子がもらえる。この作戦は何と高校に入るまで続きました。信じられないでしょうけど。
(小学3年生当時の双子)
早々に、演奏家になることは絶対ないと見切りをつけた息子に課したのは、カリフォルニア州の音楽の先生の団体が主催する検定試験にパスしてピアノの最高レベルに到達すること。レベル1から始まって10まであります。小学校4年生でレベル5から始めて、9年生(アメリカではこれが高校1年。日本の中3)で、予定通りレベル10を取得。実技と筆記。大学にアチーブメントとして出せる時点で、ピアノからリタイア。
娘の方は、高校に入るまで、本人もバイオリンでやって行くつもりでいたので、この検定試験はさほど意味はなかったんですが、一応、受けさせました。娘は中学時代に、最高レベルまで合格。だから、高校時代のアチーブメントとして大学には提出出来ない。娘の場合は、そんなものを出さなくても、コンクールに出たり、ソロ演奏もしたりして、そこはどうでも良かったんですけど。
それにしても、小学生の双子にこの試験を受けさせるのにも苦労しました。
『試験に合格したら、いい大学に行く時にアピール出来るかもしれないからね』
なんて、小学生に言っても仕方ありません。所詮は、駄菓子に釣られる小学生です。志高く、試験を突破しようなんて考えるはずがない。
これも、モノで釣りました。
受かった場合のご褒美は次回に
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