アイビーリーグ大学については、ズームセミナーのトピックにも取り上げましたし、これまでも折に触れてブログでも書いて来ました。他にも凄い大学はあるんだよ、って言っても、アイビーリーグ崇拝は、広く蔓延ってます。
そこで、今回はわざわざ、競争率20倍だとか30倍だとかの大学を目指す価値があるのか、考えてみたいと思います。
アイビーリーグ卒でどうしようのない人も沢山います。この人の、人生最大のアチーブメントは、アイビーリーグに行ったことだけじゃないだろうか、っていう人たち。田舎の州立大学を卒業しても、成功している人も少なからずいる。これ、ホント。
前に、何かの記事を読んだことがあります。
ペンシルベニア州立大学とアイビーリーグの1つペンシルベニア大学の学生の比較のお話。
(ペンシルベニア州立大学図書館)
州立大学の方は、ペン・ステート、アイビーリーグの方はペンと呼ばれてますけど、ペンの学生は州立大学と一緒にされるのが嫌で、間違われないように、ユーペン(UPenn)ってUをつけて言ったりもします。この辺りのプライドが側から見てて可笑しいですが。
結論を言います。
どちらにも受かる実力のある学生なら、どっちに行こうが、同じ結果になる
どっちにも受かる実力っていう前提が、曲者ですけどね。ははは。
ペンステートの方は、同窓生数が全米1だとかで、どこに行っても、同窓生を見つけることが出来て、サポートしてもらえるというのを誇りにしてます。だから、就職時に先輩に頼ることが出来るってわけです。なるほどね。
(ペンシルベニア大学にある創始者ベンジャミン・フランクリンの銅像)
じゃあ、なんで世の中でアイビーリーグ出身者が評価されるのか
フォーチュン500のトップをチェックしてもらうと分かりますけど、アイビーリーガーが目白押しです。単にこの人たちは出身大学の名前だけでそこまで上り詰めたのかと言うと、そんなことはない。実力が伴わないと誰もついて来ませんからね。
就職する時に、アイビーリーグ卒、と言うだけで、『へえ、そうなんだ』とまず思ってもらえるのは確かです。ですが、大切なのは、就職してから、卒業生たちは、その期待を裏切らない仕事ぶりを発揮してきたと言うことだと思います。だからこそ、アメリカ社会において、エリートの評価を維持してきたかと。みーんな、名前に恥じないように頑張ってきた。
簡単に言うと、『アイビーリーガーは、自分の能力の100%を常に発揮する心構えがあって、その努力を惜しまない人たち』って思われてる。大学側もそういう学生を選んで入学させているように思います。
フレックスラーニングのチューターの多くは、アイビーリーガーなので、身近に観察出来るんですけど、みんな頭がいいだけじゃなくて、自信があって、驚くほど勤勉で、責任感があります。過酷な競争を子供の頃から逃げずに勝ち上がって来ただけのことはある。そして、なぜか爽やか。そりゃあ、好かれるよなあ、って思っちゃったりします。
入学する価値があるかどうか決めるのはお任せしますけど、世間からどういうふうに見られているのかを知ることは、決断の一助になるんじゃないでしょうか。でもこれ、筆者の全くの私見ですからね。念の為。
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