英才教育の行き着く先は幸か不幸か | 双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子の子供を2人ともアイビーリーグに入学させた母親であるフレックスラーニングのシニアカウンセラーがニューヨーク近郊から発信しています。フレックスラーニングはアメリカ大学進学相談、オンライン家庭教師のプロです。

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一気に9冊、行っちゃいましたビックリマークマンガじゃないですよ。マンガなら9冊なんて余裕ですからね。ニヤリ

 

松岡圭祐作『高校事変』の9冊。JKのハードボイルド。この設定自体ちょっと無理があるような気はするんですけどね。笑い泣き

 

ちょっとなあ、と思いながら、読みきちゃいました。女子高生が傭兵とか半グレをバンバン殺しちゃうんですから、奇想天外です。1冊目から凄い。高校に外国の傭兵が何百人と襲って来る。そんなバカな、と思っていたら、海外にまで遠征してテロリストと対決したりする。巻が進むとこれでもかこれでもかの設定での戦いになって行く。マジですかはてなマーク

 

 

主人公の少女は戦後最悪のテロリストで、半グレ集団の長の父親に英才教育を受けてる。テロリストとしての英才教育。母親の違う兄弟姉妹12人と一緒にスパルタというか虐待を受けながら、あらゆる犯罪のスキル、爆弾作りだの、射撃だの、格闘技だのを仕込まれてる。びっくり

 

物語が始まる時には父親は既に死刑になってて、テロリストで死刑囚の子供として世間から爪弾き状態。公安の監視もついてる。そんな状況なのに、我がヒロインは、健気にも自分のことが嫌いな高校生やら総理大臣やら警察やらを救うために、悪人をやっつけちゃうんですよね。仕方ないとは言え、大虐殺をしているので、救ってもらった人たちも恩人の擁護が出来ない。一発無期懲役ですから。(未成年なので死刑はない)だから、ずっと日陰者。ヒーローになれないヒーロー。えーん

 

この話を読んで思い浮かべたのがイギリスの少年スパイ『アレックス・ライダー』シリーズ11冊。読んでなかったら、是非。イギリスの少年たちの間では、ハリー・ポッターを抑えて1位にランク付けられている名作ですから。息子が中学生の時にハマって、親子して貪り読みました。文句なしに面白いですから。おねがい

 

 

この本、14歳の少年がイギリスの諜報機関MI6にリクルートされて、大活躍するお話なんですけど、彼も英才教育を受けてる。スパイになるための。本人は、知らないうちに、育ての親である『銀行家』の叔父さん(実はスパイ)から護身術だの、射撃だの、色んな場合の対応の仕方だのスパイに必要なこと全般、仕込まれてる。その叔父さんが『事故』で亡くなって、MI6が彼の保護者になっちゃう。で、敵が疑わない少年なので、MI6は使い倒す。少年版ジェームス・ボンド。でも年齢的に少年の活躍は秘密。やっぱり、彼も日陰者。ヒーローになれないヒーロー。えーん

 

英才教育というと、普通は知育だとか、音楽だとか、スポーツだとかと思うんですけど、まあ、こんな英才教育もあるってことですかね。主人公2人とも、英才教育を受けて、確かに人のため、国のために活躍するんですけど、ちっとも幸せじゃない。こんな状況から逃れたいと思ってる。ショボーン

 

何かに秀でるためには、英才教育はかなり有効だろうと思うんですけど、子供たちがそれで達成感を味わって幸福であることが必須じゃないかと、ごく普通のオバサンである筆者は思うんですけど、どうですかね。メラメラ

 

 

 

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