今回は、息子の工学部卒業プロジェクトのお話です。
大学を卒業するために卒論を書いたりする場合が多いですけど、息子は工学部なので、チームで何か製作しないといけない。大学側もそのための費用を数千ドル(何十万円)とか出してくれるらしいんですけど、それよりもお金がかかりそうだったら、企業のスポンサーをつけたりとかするようです。実際、今年の夏に卒業した学生の中には、ロケットの模型かなにかを作るのに随分、お金をもらったチームもあったとか。へえ。
で、新学期早々、担当教授から課題が出た。
『自分の中で何が重要な問題だと思っているか。3つ挙げてみよ。』
まあ、非常にふわっとした課題かと。要は、その問題を機械工学的な解決方法を提示しろってことだと思うんですけど、息子はこんな回答をしたようです。
1。地球温暖化
まあ、これは、誰でも納得する重要な問題ですよね。いいぞ、いいぞ。
2。アメリカの教育レベルの向上と維持
これも順当かも。これと機械工学をどう結びつけるのか、ちょっと分かりませんけど。
問題がこれ。
3。男子トイレの便器の仕様と使い方の問題
ええっ。何これ。これって、世界的な問題なんですか
(これ、息子の大学の男子トイレ。こんなの見る機会ないですよね。まあ、見たくないかもですけど。)
息子が言うには、いくつも便器が並んでいて自分以外いないのに、入って来た人は、どういう訳か必ずのように隣に立って用をたす。非常に、不愉快極まりないと。
いや、これって、機械工学的に解決方法ってあるんですかねえ。
息子のプロジェクトチームは4人。だから問題は全部で12。そこからどれにするか決める。
担当教授とチームメンバーで先週、ミーティングを持ったらしいです。特に、便器問題は、盛り上がったようです。チームメンバーの1人は、金属素材に非常に思い入れがあるとかで、便器はステンレスにすべきだとか言うし、他のメンバーはどの角度からの飛沫もうまく吸収出来るようなフォルムはどうだ、とか言ったらしいです。大丈夫なんですかねえ。他のチームは、ロボットだの、ロケットだの考えてるのに、あなたたちは便器ですか〜めちゃくちゃ、夢も希望もないんじゃないでしょうか。とほほ。
ってことで、息子の卒業プロジェクトは、先が見えません。また、こっそり、お伝えしますね。気になりますよね。
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