『お母さん、オフィス、誰も来ないんだけど
』
娘から、メッセージが届きました。入社してまだ1ヶ月の娘は、頑張りました。ハリケーンの翌日、苦労しながら、いつもの倍の時間をかけて、時間通りにオフィスに辿り着きました。いつも乗る地下鉄が止まっていて、違うのに乗って、たくさん歩いて律儀に出勤しました。頑張った
母は褒めてあげます![]()
でも、誰も来ない![]()
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ニューヨークは、今朝、地下鉄も正常に動いてないし、郊外に住んでいる社員は電車が止まっているしで、みーんな、リモートワークにしちゃったんですね。で、結局、お昼までオフィスにいてアパートに帰りました。とほほ。![]()
それにしても昨夜は、洪水警報は出るし、竜巻警報は出るし、携帯が何度も鳴り響いて寝た気がしませんでした。我が家の裏の家は地下室が浸水したようで、今日は1日、庭で虫干しをしてました。お気の毒。![]()
そんな娘が、ロサンジェルス時代に住んでいた家の近くのコミュニティ・カレッジのスキャンダル事件を教えてくれました。![]()
(9月2日版ロサンジェルス・タイムズの記事)
コミュニティ・カレッジというのは、市立の短大です。基本的に誰でも入学出来ます。自分の希望する大学に受からなかった学生が2年間勉強して4年制大学に編入する。または、既に社会人になっている人が、もっと勉強したいと行って入る。フルタイムでもパートタイムでもここで勉強出来る。高校生も、自分の高校で提供していないクラスを取って、その成績を大学に送ることも出来る。利用の仕方は色々あります。![]()
ってことで、コミュニティ・カレッジは地域密着の便利な短大です。![]()
今回のスキャンダルは、カリフォルニア州内の105のコミュニティ・カレッジに偽物の学生がなんと、65,000人もいたっていうんですよね。ロサンジェルス近郊の4大学の被害が1番大きかったみたいです。その1つが我が家の近くの大学で、4,725人の偽学生の登録があった
ちょっとなあ。![]()
コミュニティ・カレッジの誰でも簡単に学生登録が出来ちゃうっていうシステムを上手く悪用して『学生だから、奨学金頂戴ね』詐欺を働いたってお話です。![]()
大学のスキャンダルと言えば、裏口入学だの、横入り入学だの、大学や大学職員が儲かる話が普通なんですけど、今回は大学側が詐欺にあった。へえー。![]()
コロナの影響で、学生数が激減していたので、大学側は、よし、今年は随分増えたと喜んでたんだとか。悲しい〜。![]()
妙に30代以上が多いなあ、と学生課が思って調べたら、90代の学生までいた
まあ、何歳で勉強しても良いですけど。もっと調べて行くと、同じ住所の学生がゴロゴロいる
しかも、架空の住所。XX専攻と言っているのに、ランダムに全然関係ないクラスを取ってる
まあ、メチャクチャだった訳です。![]()
いい機会なんで、詐欺集団の方々も、この際、勉強してみたらどうですかね。捕まるよりは、せっかく授業を申し込んだんですから。ははは。![]()
それでは、皆様、雨にも負けず、風にも負けず、地道に生きてまいりましょう。![]()
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