大学の新学期が始まるまでの2ヶ月、何もすることのない息子にニューヨークのアパートで非生産的な生活をさせてなるものかと、毎日のように筆者は息子を叱咤激励というか、小言を言い続けていました。
筆者『アンタの友達は、みんなどうしてるの E君は、夏授業が終わってどうしてるの
』
E君は、同じ大学の工学部ですが、バイオメディカル工学専攻で、機械工学の息子とは、専攻がちょっと違います。重なってる授業もあるようですけど。
息子『アイツは、大学でリサーチのインターンの仕事をもらえたって。だから、大学の研究室に通ってる』
筆者『ほら、頑張ってるじゃないの。ええっと、W君はアマゾン、D君はツイッターだったっけ』
W君とD君は息子の小中高を通しての仲良しです。2人ともコンピューター専攻。W君は公立大学の超名門カリフォルニア大学バークレー校、D君はサンタクルーズ校です。
息子『あの2人は、卒業して就職したんだから、状況は違うんだよ。インターンじゃないし。』
筆者『2人とも、去年の夏にインターンで雇ってもらって、それから就職出来たんだよね。アンタもしっかりしないとマズイじゃないの』
息子『卒業は再来年だし、まあ、来年の夏にはちゃんとしたところでインターンするから。うるさいなあ』
筆者『じゃあ、C君はどうしてるの。あの子もカリフォルニア大学のコンピュータだったよね。卒後したの』
C君もW君やD君と同じ子供の頃からの仲良しです。
息子『知らないよ。聞いてない。』
筆者『しょっちゅう、話してるくせに、ゲームばっかりしてんじゃないの。あんなに仲よかったのに、C君のこと、ナーンにも、知らないんだね。』
息子『アイツがゲイってことは知ってるけど。』
筆者『。。。』
(息子と娘のアパートの近くのデリ)
不毛な会話を毎日、母親と続けている息子は、流石に嫌になったのか、大学の工学部宛に来ていた『至急インターン求む』っていうベンチャービジネスの求人を見て連絡しました。
場所もマンハッタンでしたし、まあ、いいかと言う訳です。
で、連絡したら即時、電話での面接になって、その場で雇われちゃいました。へえ。
まあ、相手も至急人が欲しかったのと、この会社は息子の大学のみの指定だったようで、この時期に余っている息子のような学生は『ウリ』だったようです。しかも無給ですから、そりゃあ、お得感はあるかと。
息子はチームリーダーで、息子の他に2人いると。スゴイ
蓋を開けたら、笑っちゃいました。
チームメンバーの2人は、同じ大学の大学院生この2人はインド人で、あまり英語が上手くない。会社としては、いろんなプロジェクトをまとめてプレゼンしたりするまとめ役に、息子を雇ったらしい。実際のリサーチは先輩2人にさせて、息子は、この2人の言うところを理解して、企業内のえらい人に説明する役。チームリーダーというか、都合のいい下働き、ってことですかね。技術通訳
ははは。
ってことで、筆者はタダ働きの息子に通勤の交通費とお昼代をせびられました。とほほ。
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