駄菓子で釣ったピアノのレッスン(その6):双子をアイビーリーグに入れるまで4000日 | 双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

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鬼畜の母の叱咤激励と駄菓子でのモチベーション、そして立派な先生のご尽力により、9年生(日本でいう中3)の春に息子はアドバンスレベルの証書を手にしました。やったビックリマーク

 

受験者の中から、優秀者だけを集めてのオナーリサイタルっていうのがあるんですけど、先生も自分がLAでは知られたオルガニストだっていう意地もあって、バロックは厳しい指導を受けました。息子としても早弾きで、強弱もなくて右手と左手が独立して旋律を奏でるバロックというのが向いていたので、先生との相性も良かったはてなマークってことで、バロック部門の優秀者におかげで毎年、選ばれました。ラブ

 

言い忘れましたけど、息子はこの音楽の先生のアソシエーションの試験は、小学校の3年でレベル5を受けたのを最初に毎年受けました。7年生でレベル9、1年飛ばして9年生でレベル10(アドバンスレベル)までたどり着きましたあせる

 

毎回どうにかオナーリサイタルに招いてもらいました。あせるでも、そこで弾くものは指定されていて息子はいつもバロック。バッハだの、スカラティだのを弾く。音譜

 

リサイタルでバロックを弾くのは地味です。ショボーンペダルも使わないし、派手さがまるでない。ロマン派で選ばれた奏者がショパンスケルツォだの幻想即興曲なんかを弾くと会場も盛り上がるんですけど、バロックはちょっと。息子はレベル7から10まで実技試験でポロネーズだのノクターンだのワルツだの毎回ショパンを弾いたんですけど、そのカテゴリーでは1度も選ばれないビックリマークグスン。えーん

 

 

(8歳当時の双子。カリフォルニアの我が家のリビングで)

 

 

出場者はタキシードだの、ロングドレスだのを着て出場するオナーコンサートに息子は、野球サッカーのユニフォーム姿で駆けつけて弾いたりして、悪目立ちしたりしてました。あせるまあ、参加しただけでも良かったかと。少なくとも、大学の出願書には、アドバンスレベルの証書があること、オナーリサイタルに出場したことが書けたので。てへぺろ

 

このテストがあるのが3月なんですけど、せっかくアドバンスレベルの音楽理論も勉強したので、9年生の5月にAP音楽理論の試験を受けさせました。(APはアドバンスド・プレースメントの略で、アメリカの高校生が取る大学レベルのコース。5月に共通テストがある)3月でピアノから解放されると思った息子は、不満そうでしたけど、これでAP1つ稼げるんだから、お得だよ、っと説得して2ヶ月、理論の集中勉強を先生にお願いしました。ニヤリ

 

ってことで、双子のピアノのレッスンはAP音楽理論に無事パスしたことで幕を閉じました。グラサン

 

最後まで、息子はチャイコフスキーのピアノ協奏曲を弾くことはありませんでしたが、まあ、ピアノを真面目にやった証拠は残って、それを大学進学のツールとして使えた、ってことで収支はトントンかなあ、と思ってます。ウインク

 

付け加えると、ロサンジェルス・フィルの音楽監督グスタフォ・ドゥダメルが恵まれない子供たちの放課後活動として作ったユースオーケストラ・LAにピアノが弾けるってことで高校時代に子供たちのメンターとして雇ってもらえたのもメリットだったかもしれません。これでボランティア時間が随分稼げましたし。グラサン

 

現在、息子がピアノのことをどう思っているのか聞いたことはありませんけど、APテストが終わってから、一度もピアノを弾いてません。13年間もの間、毎日最低1時間は弾いていたピアノなんですけどねえ。やっぱり、ピアニストになる素材じゃなかったってことなんでしょうね。ゲッソリ

 

これで、双子のピアノのレッスンのお話は終わりです。長いこと、お付き合いありがとうございました!! ラブラブ

 

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