駄菓子で釣ったピアノのレッスン(その5):双子をアイビーリーグに入れるまで4000日 | 双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

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息子にピアノのアドバンスレベルの証書が取れたら、ピアノから解放すると宣言したところから今回のお話は始まります。ニコニコ

 

カリフォルニアには、音楽の先生が所属するアソシエーションが発行する音楽の証書(Music eachers' Association of California Certificate of Merit)があります。1から10レベルまで。10レベルがアドバンスレベルということで最高位になります。ピアノ部門は、実技だけじゃなくて、音楽理論の試験もハンパないです。(バイオリンの音楽理論は、ピアノより簡単。個人的な意見ですけど。)おねがい

 

アドバンスレベルの実技試験はバロックから1曲、古典派から1曲、ロマン派から1曲、近代音楽(19-20世紀)から1曲、現代音楽(20-21世紀)から1曲と技術判定のためのエチュードの計6曲が課題です。もちろん、暗譜が必須。かなり大変です。あせる

 

 

 

息子、ちょっと頑張りました。おねがい

 

とにかく、鬼畜の母とピアノから解放されたいと思ったせいか、ミドルスクール7年生(日本でいうと中1。高校は9年生から)で、アドバンスレベルまで辿り着いちゃった。ここで、筆者は息子にストップをかけました。なんでやねん。てへぺろ

 

アメリカの大学の合否は学科の成績以外に課外活動も大きく評価されます。しかも、高校時代に何をやったかを提出するんですよね。だから、中学でアドバンスレベルの証書をもらっても、大学にそれが出せない。ニヤリ

 

そんな目論見もあって、1年試験を受けるのを待って、9年生になってから試験を受けることにさせました。それに、曲もたくさん仕上げないと行けないし、まあ1年半かければ6曲仕上げるのも余裕だろうという計画です。ニヤリ

 

ピアノの先生に早々に曲を選定してもらって、それだけを練習する作戦を立てました。しかも、選曲は、アドバンスレベルの中でも出来るだけ簡単なものを選んでもらいました。情けないですが、まあ、そんなもんです。とほほ。てへぺろ

 

1年半って、結構短いですねえ。全曲仕上がるのは、テストのギリギリでした。余裕なんてかましてる暇なかったビックリマークニヒヒ

 

ご参考までに何を弾いたのか列挙しておきますね。ご判断はお任せします。グラサン


エチュード:ヘラー作曲『エチュード へ長調』(ショパンのエチュードを選ぶのが普通)

バロック:スカラティ作曲 『ソナタ ハ長調』(バッハのプレリュードとフーガが普通)

古典派:ハイドン作曲 『ソナタ ホ短調』(ベートーベンかモーツアルトが一般的)

ロマン派:ショパン作曲『ワルツ 変イ短調』(ショパンはやっぱり一番人気)

19-20世紀:ヴィラ・ロボス作曲 『道化師』(ドビッシーを普通は選ぶ)

20-21世紀:ショスタコーヴィッチ作曲『3つの幻想的舞曲』(選択は多種多様)

 

(息子の楽譜。練習中に書き込んだ鉛筆書きは実技試験の前に消す。試験官に楽譜を渡すため)
 

どうです?最低レベルのアドバンスレベルですから、こんなもんです。てへぺろ

 

この話、もうちょっとおつきあい下さい。音譜

 

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