今週は、期末テストで日頃は、緊張感が全く感じられない筆者の息子も、青色吐息です。ホワイトボードにもビッシリ変な絵が出現する毎日です。娘からも、今日中に2つレポートを提出しないといけないから、連絡するな、という連絡が入りました。自分から連絡しているのが矛盾なんですけどね。![]()
(今朝のホワイトボード)
ってことで、双子も四苦八苦しながらも無事大学生してますが、このブログのお話は、まだこの2人がキンダーに入るあたりでウロウロしています。![]()
双子の教育をどうするかを考えて、幼稚園から試験を受けて私立に入れるよりは、カリフォルニアで1番学力が高い学校区に家を買って引っ越す方が、費用対効果を考えると得になる結論づけたことは、以前お話した通りです。それから、近所のモンテソリスクールに入れちゃった流れで、飛び級でキンダーに入ることになったってところまで、来たかと思います。思い出していただけました?
残念ながら、アメリカでは良い学校区は、不動産が高いです。1次方程式のグラフそのままです。と言うことで、ターゲットにした学校区は高級住宅街にありました。しかも、古くから気合の入った高級住宅街。![]()
ロサンジェルス郡にあって、ロサンジェルスのダウンタウンからも20キロぐらいの郊外にある小さな市だったんですけど、信じられないほど住宅に関する市の条例が多い所でした。特に、家に関する条例が。![]()
買った家も築80年の古い家だったんですけど、これが普通で、どこの家も古い。その街並みをそのまま維持しよう、と言うのが市の基本的姿勢だったので、家の素材に天然のものしか使えないってことになってました。修理や改築も市の許可を貰わないといけない。そしてその審査がまたすごーく難しい。これには泣かされました。![]()
例えば、屋根。![]()
素材は天然ですから、今流行りの合成素材のスレートやら、コンクリートの瓦は使えない。粘土でちゃんと作った瓦とか、木製のウッドシングルとかシェイクとかを使わないといけない。![]()
合成素材のスレートの屋根と言うのは、どんなのかと言うと下の写真をご参考下さい。こんな屋根は日本でも最近は一番多いじゃないですかね。ニュージャージーにある今の筆者の家もこのパターンです。![]()
で、天然素材の方はどんな感じかというと、まあ、例をお見せします。![]()
まず、これは本物の石で作ったスレートの屋根です。![]()
そしてこれが木で作ったウッドシェイクを使用した屋根です。日本ではまず、無い。古いことを言うと、茅葺の屋根、っていうのが一番近いイメージなのかもしれません。![]()
カリフォルニアの我が家もこんな屋根だったんですけど、他の屋根素材と違って、寿命があります。ほら、日本でも重要文化財の藁葺き屋根の葺き替えが大変だとかいうじゃないですか。決して、我が家が重要文化財などとゴタクを言うつもりはありませんけど、同じように葺き替えないといけなかった、って話です。寿命がせいぜい20年くらですからね。安い合成スレートにアップデートしたかったんですけど、そんなことも許されず、泣く泣く葺き替えました。住み始めてから5年目に。安くなかったです。![]()
東海岸では、粘土瓦の家なんてまず無いですけど、カリフォルニアは昔、スペイン領だったこともあって、壁も屋根もテラコッタのスペイン風の家が沢山あります。どんな家なの
と言う方に、ご参考までに我が家と同じ通りにあったご近所さんのスペイン風の家をお見せします。今、丁度、売りに出しているのを知り合いの不動産屋さんから定期的に送られて来るお知らせに載っていて、懐かしく見ちゃいました。![]()
(同じ通りのご近所さんのお宅)
まあ、こんな感じの家が並んでいる所だったとご想像下さい。実際、この家の前を毎日、双子は三輪車に乗ってナナと一緒に通り過ぎていました
外から見る分には、いい所だなあと思っていただけるんじゃないでしょうか。住むとメンテが大変ですけどね。![]()
何だか、建築ブログみたいになっちゃいましたけど、双子の育った環境をご理解頂けるとにはいい機会かと思うので、もう少しお付き合い下さい![]()
って、ことで、次は窓のお話をします![]()
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