今回は、やっと見つけたナナと双子の冒険談です。( ウソですけど)![]()
坂道ばかりの階段の多い 家から引っ越しをする話は以前に書いたので、詳細は割愛します。(キッパリ)![]()
簡単に言っちゃうと、三輪車が乗れるような平地で、カリフォルニア1の学校区にナナ共々、越してきました。そこは、いわゆる高級住宅街で、小さい子供のいる家はナニーたちが生息していました。(我が家は、その地区の一番安い家です。念のため)![]()
(引っ越したのは、この1930年代に建った古い家です。)
ナニーたちは、子供たちと一緒に近所を散歩します。それで、お互い知り合いになって、子供を一緒に遊ばせるようになりますけど、ナニー間で値踏みもします。![]()
英語が出来るのが格上。それから自分が世話をしている子が優秀なことが大切。![]()
英語が出来て、子供にも英語で話せること、と言うのがナニーの間では1番のプライドになっているようです。うちのナナは、スラングいっぱいの英語が話せますからね。これ、無敵!はははは。![]()
それから、子供自慢。もうこんなことが出来るだのを自慢します。自分たちが育ててるって自負がありますから。ナニーたちはかなりの親(?)バカです。![]()
同じブロックに4人のナニーがいました。我が家のナナは、ちゃっかりリーダーに収まっていました。なんせ英語がうまいですからね。ははは。![]()
一番英語の下手なナニーは、ナナには遠慮ガチでした。じゃあ、このナニーに育てられた3人の年子はどこの大学に入ったか![]()
1番上の女の子は、アイビーリーグのコロンビア大学に、2番目の男の子(長男)はこれもアイビーリーグのイエール大学に、1番下の男の子(次男)は、うちの双子と同級ですが、UCLAに入学しました。これ、ナニーの英語力は、子供たちになんの不利益ももたらしていないんじゃないですかねえ。はははは。![]()
こちらのお宅は、お父さんが外科医で、お母さんは主婦。ウチと違って豪邸だし、経済力は、どう見てもあちらの勝ちだと思うんですけど、ナナは強気でした。やれやれ。![]()
実のところ、このお母さん、インテリでスペイン語が話せたので、英語の下手なナニーを雇うのになんの支障もなかったみたいです。人物重視で選んだナニーだったようで。なるほど。![]()
ナニーたちは、一緒に公園に行くこともあれば、誰かの家の庭で遊ばせることもある。お互い雇い主に遠慮して、家に上げることはしませんでした。
ある日、筆者が平日に在宅していた時、ナニー4人が子供たちを連れて来て、我が家の裏庭で遊んでいたことがあります。小包を届けてくれた郵便屋さんに受け取りのサインをしようと玄関のドアを開けたら、聞かれました。
『お宅、子供のデイケアをやってるんですか?』
笑っちゃいました。
まあ、5人のヒスパニック女性がいて、幼児が9人も子供がいれば、デイケアに間違えられてもおかしくないですよね。そりゃそうだ。ははは。![]()
ナニーに育てられる子供たちは、保育所の集団生活をしないので、小さい頃から贔屓されたり、されなかったりの悲哀を味わうこともなく、猫可愛がりしてもらえます。しかも保育園にいるのと同様に他の子供たちと遊んで社会性を養って行くことも出来ます。決して安くないですけど、ナニーを雇うのは、子育てをして来て、一番いい選択だったなあ、と思い返してます。自分の存在を100%肯定してくれる人がいるというのは、生きて行く上でとても大きな自信になったんじゃないかと。![]()
双子は、キンダーに上がるまでナナにお世話になりました。2人が大学に入るまで、毎年、誕生日プレゼントを届けてくれました。![]()
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