クリスマスイヴに最後のボジョレーヌーボーを開けました。2020年にやるべきことをやり終えたという達成感(?)ホント、なーんにもない1年でした。とほほ。
息子は、実験レポートの提出締め切りが12月30日まであるので、今ひとつ盛り上がらないホリデーでした。サンタクロースを待つような年齢じゃあないですけど。クリスマスの日は1日ウダウダしてましたが、クリスマス翌日の今日は、朝から実験パートナーと実験データ分析をやってます。
ってことで、息子の大学の冬休みはすごーく短いです。次の学期は1月11日からなので、2週間もない。新学期もやっぱりリモートの予定なので、息子の人生もなーんにもありません。親子揃って、メチャクチャ地味です。
息子の場合は、レポートが残ってますけど、期末テストは12月23日の深夜に終わりました。どれもオープンブックだったようですけど、専門柄、計算問題ばっかり。だから、教科書やノートを見ても答えはない。当たり前ですけど、自力でやるしかない。出来たかどうか聞いたんですが、返事をしてくれませんでした。推して知るべし。はははは。
そういえば、先週、アメリカの士官学校ウェストポイントで集団カンニングがあったというニュースを読みました。73人の学生が、数学のテストでカンニング。うち1人は1年、残り72人は2年生。取り調べの結果、2人は対象から外れ、4人は自主退学、55人が6ヶ月の教育的指導の上、卒業まで保護観察下におかれる処置を受けちゃいました。その他の学生は、未だ取り調べ中。いやはや。
(NYポストの記事から)
このカンニング事件が起こったのは今年の5月だそうですけど、同じ頃、ニュージャージーの州立大学の名門ラトガース大学でも集団カンニング事件が起きています。これも数学で、捕まったのは126人!こっちは、ネット上に、問題と回答が載せられて、それにアクセスした学生たちがお縄になっちゃった。これをお縄にした教授は、インタビューに対してこう言ってます。
『ふざけるな。』
ごもっとも。
『学生に教える為に準備して、授業をした時間が無意味だと思ったかと思うと非常に腹立たしい。カンニングをしている学生を見つけることに執念を燃やすのは、学生の為にも、大学の為にもプラスになると思っている。カンニングなんて大したことじゃない、と思う考え方は許し難いですから。正直に頑張った学生がバカをみる大学であっては絶対にならない。これからも厳しくネットを監視して行きます。』
こんなことを言われたら、学生側も軽々しくカンニングは出来なくなりそうです。
どんな大学であれ、カンニングはマズイですけど、筆者は個人的にウェストポイントのカンニングがものすごく、気になっちゃったんですよね。世の中、狡っからい人間はどこにでもいるんでしょうけど、士官はちょっとねえ。軍隊というところは、規律は絶対であるべき所だと、根性なしの筆者は夢見がちに信じていたい。決して、ラトガースの学生ならカンニングしていいって言ってるわけじゃないですけど、普通の大学生なら最後は個人的な罰で完結出来ますよね。でも、兵隊さんの上に立つ士官が、いい加減な人だったら、どれだけの人が損害を被るのか、って考えると恐ろしくないですか。
だから、物事に対してまあいいか、って言っちゃうような学生は、士官学校行って欲しくないなあ。甘々な根性で入学しちゃった人は、早めに是非、根性を叩き直しちゃって下さい。
コロナじゃなかったら、オンラインでのテストも無かったし、学生たちもカンニングをすることが無かったのかもしれませんけど、それはそれ。テストが不安なら、勉強するしかありません。頑張ったら、頑張っただけのことは、ありますから。そこは、妥協しないで。
今年もあと僅か。アメリカの大学生は、大多数が来年もリモート授業が続くようです。気を引き締めて、来年も正直に頑張って下さいね。
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