氷点下で、雪まで降っちゃうような冬の日、誕生日を迎えました。
おバカな息子は、筆者の誕生日を覚えているだろうか?おめでとうと言ってくれるだろうか?期待しちゃうとガッカリするから、考えまいと思いながら、朝、叩き起こしました。
筆者『学校だよ。早く起きなさい』
息子『う〜ん』
筆者『遅れるよ。コーヒーも沸かしたよ』
息子『う〜ん、1限目の熱力学は出ない。2限目の流体力学から出る』
筆者『あっ、そう。』
リモートの授業は録画されるのをいいことに、なんとお気楽なことか!はいはい、分かりました、と物分かりのいい母親のフリをして、息子の部屋のドアを閉める。この時、やっぱり、『お誕生日おめでとう』と言わなかったなあ、とちょっとガッカリしたりして。
で、10時からの授業に備えて、9時半に仕切り直し。
筆者『起きてよー。授業、出なさいよ』
息子『う〜ん』
またか!
5分おきに起こしに行って、やっと10時にベッドから出ました。授業は遅刻。この時もお誕生日のコメントはなし。まあ、そんなもんです。
気を取り直して、仕事をしていたら、いきなり娘からフェイスタイムのコールを受けました。
『お誕生日、おめでとう!』
よしよし、娘は覚えていた。
娘『ちょっと、相談があるんだけど』
筆者『何?期末のレポートの相談?』
娘『それもあるけど、クレジットカードの支払い助けて欲しいんだけど。お金なくはないけど、せっかく持ってる株を売りたくないんだよね』
筆者『今日、お母さん、誕生日なんだけど。これじゃあ、マイナスのプレゼントだよねえ』
娘『プレゼント送ったじゃない。』
カタンというボードゲームがアマゾンから送られて来ました。モノポリーみたいな紙ベースのゲームです。まあ、1000円位。このゲーム、単に娘が大学の友達の間で流行ってるというだけで、帰省した時に家にあったら、便利だという魂胆が見え見えのプレゼント。まあ、頂いたものはありがたいですけど。いつ、使う?
娘の金銭感覚はかなり発達しています。はっきり言って、ケチ。自分で株投資の口座を持って売り買いしているし。夏休みにインターンの仕事で貯めたお金は、しっかり投資。
この娘に筆者は毎月生活費を送金してます。大学の寮費と学食代に相当する金額を月割りにして。娘は自分の希望でキャンパスの近くのアパートに住むことにしたので、親として本来払わないといけない寮費と学食代以上は払わないという条件で、承諾しました。リーズナブルですよね。当たり前。世の中そんなに甘くない。
(大学の友達と一緒にシェアしている娘の3ベッドルームのアパートの台所)
でも仕送りの金額は、アパート代くらいにしかならない。足りない分は、娘は自分が働いたお金で補ってます。
いつもはかなり稼いでるんですけど、ここのところコロナの影響でこの学期は思うようにお金が入らなかった。たとえば、大学の音楽図書館での仕事。これは毎週10時間くらいしていた。それがまるっきり入らない。閉鎖されてますから。で、クレジットカードの支払いで困っちゃったらしいです。(食料も生活用品全てクレジットカード支払いですから)ここ数ヶ月、全額一括支払いをしていなくて、かなりの金額が積み上がっちゃった。こんなことをしていたら、利息はかかるし、一気に清算したい。でも、株は売りたくない。しょーがないなあ。
筆者『で、返してくれるの?これから先2、3ヶ月分の仕送りはなしでいいの?』
娘『いや、それは困る。毎月、やっぱり頂戴。アパート代払えないし。でも、バイト代が入ったら、ちょっとづつ返す。』
筆者『えっ。じゃあ、何ヶ月かかるのかなあ。』
娘『夏までには返済出来るかも』
筆者『ふーーん。何だか、お母さん、損だよねえ。まあ、仕方ないからお金あげるけど、これからは全部投資しないでちゃんとマネーマーケットにもお金入れておいてよ。非常事態に備えて。』
娘『分かってる』
あ、そう。分かってる。所詮、筆者の誕生日はこんなもんです。
踏んだり蹴ったりの誕生日だなあ、と思いながらランチの支度をしていたら、息子からやっと言ってもらえました。
『お誕生日おめでとう!』
やった!
筆者『覚えてたの?』
息子『いや、フェイスブックでお知らせが届いた』
まあ、いいや。フェイスブックありがとう。誕生日はこんなもんです。
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