本当なら今日(9月21日)から始まるはずだったニューヨーク市内の学校の新学期が、また延期になって、筆者の友人たちも悲鳴をあげています。なんせ、土壇場での変更は2回目ですから。
本来は9月10日に新学期が始まるはずだったのが、まず、9月21日月曜日に延期され、先週の木曜日にまたまた変更発表。小学校は9月29日、中高は10月2日に延期になりました。もっとも、幼稚園児と特別支援が必要な生徒9万人だけは、今日から学校が始まりました。これは全体の1%以下。
NY州知事は、NY市長の相次ぐ変更を非難してます。ギリギリまで様子を見て、判断したんでしょうけど、子供の親たちは確かに大変かも。予定が狂っちゃいますから。その上、NY市長は、10万人を学童保育に受け入れるとしていたのに、結局3万人しか受け入れられないと下方修正しちゃいましたし。今週はたった3000人のみ収容可能だそうで。これからも色々ありそうな予感です。
ニューヨーク市内にある大学の学生である筆者の息子は、オンライン授業を殊勝に受けています。朝から夕方まで。遅い日は、夜の9時まで。結構、ハードスケジュールです。工学部の授業は、講義だけでどれも終わらず、実験がどれもついて来ます。それから授業を復習する授業というのまである。なんじゃそれ。
そんな息子にホワイトボードまで買わされちゃいました。
(これが息子のワークステーション。箱の中は大学から送りつけられた実験道具。)
以前に、数学者がどんなに黒板とチョークを愛しているかのお話を書きましたけど、息子も黒板大好き人間です。立って、体を動かしながらボードに書く動作は、問題を解く上でたまらない刺激になるんだそうです。大学で課題をこなす時は黒板のある教室だの研究室だのを使う悪癖(?)を身につけてしまった息子に、日夜懇願され、根負けした筆者は、移動式のホワイトボードを買ってしまいました。チョークが飛び散る黒板よりはマシかと。とほほ。
まずは、ダイニングテーブルを占拠され、今度は、あろうことかリビングルームにホワイトボードまで出現!一体、こんな変な生活、いつまで続くやら。今はこもっているからいいですけど、お客さんが来たらやっぱり変ですよね、こんな家。ははは。
新学期に開校した大学で、増えるコロナ感染者をどうするか、右往左往しているニュースが毎日のように報道されていますけど、ビッグ10コンファレンス(大学のリーグのひとつ)のアメリカンフットボールの試合がついに開催されることになりました。9試合づつ。観客は、選手の家族のみという地味設定です。10月24日から。それでも、良かった!
(ビック10の試合日程)
ビッグ10に属するのはアメリカでもフットボールの名門14大学。(元々は10大学だったんですけどね。)オハイオ州立大学だの、ペンシルベニア州立大学だの、ミシガン大学だの、プロを輩出する大学が目白押しのリーグです。ここに筆者の地元ニュージャージ州立大学ラトガース大学も含まれています。
ラトガース監督がローカル紙のインタビューでこんなことを言ってます。
(9月17日付けUSAツデイのローカル版から)
『フットボールは、タックルだのブロックだのが重要なスポーツですけど、チームは去年の11月26日以来、そんなことをしていないんです。7月には、部員30人が陽性になったこともあって、身体接触は禁止になったし。タックルもブロックもずっとやってない。しかも、私は、新任なので、チームのプレーを実際に見たことももない。早く見たい。試合まで、わずか5週間。大いなる試練ですけど、チームみんな開催決定に大喜びしています。』
ま、そんなこんなで、アメリカの学校は、これからも予断を許さない状態です。
早く、日常が戻るといいですね。
知ってるとお得な『アメリカ大学進学情報』と『面白い生活』について、NY地区から発信しています! 是非、下のボタンをクリックして応援して下さいね!