お刺身、美味しかった〜!
久しぶりに堪能する量のお刺身を食べちゃいました。
コロナの影響でニューヨークのお寿司屋さんも大変ですけど、卸しの魚屋さんも苦労しています。最近は、一般消費者にも売ってくれるというのを聞いて、バーンと買っちゃいました(但し150ドル以上買う必要あり)新学期を目の前に娘も数日間戻ってたので。
お刺身を食べたら、娘は素早く大学街のアパートに戻って行きました。現金なコムスメです。
娘の大学の授業は全てオンラインですけど、大学街に居る学生には、PCRテストが義務付けられています。しかも2週間挟んで2回。大学構内に入らない学生にも大学側は目を光らせる体制をとっています。
大学は、新学期を今週から来週にかけて開始するところが大多数ですが、リモートも、ハイブリッドも対人授業も、上手くいくんだろうかと緊張の絶頂にある状態です。
そんな中で、アメリカ1の美大と言われるロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(ニックネームは頭文字のRISDからリズディーと呼ばれる)は、開校しました。全てオンライン授業になった隣にあるアイビーリーグのブラウン大学を横目で見ながら。
(RISDのウェブサイトに掲載された『秋から学校は開きます』のお知らせ)
ブラウンと違って、RISDは学生数も少ないこと、それから美大では作品制作が欠かせないことが大きな理由なんでしょうね。感染には気を使って、スタジオ制作に入るまで学生を2週間隔離し、その間は全員オンラインで普通の授業を取らせる。それから、学食は開けず、決まった場所に決まった時間に食事を取りに行かせる。もちろん、全員PCRテストが義務付けられました。1回目のテスト結果は、全員陰性だったようです。まずまずの滑り出し。開校した大学には、是非、成功のモデルを作ってもらいたいものです。
こんな中、USAトゥデイに興味深い記事を見つけました。これからの留学生の動向についてです。
(USAトゥデイから。アイオワ大学で対人授業に抗議する学生)
既にアメリカ国内に居る留学生はそのまま残留が認められましたけど、フルでオンライン授業をする大学へこれから来る留学生には学生ビザを出さないことになりました。これだけコロナ感染者の居るアメリカにわざわざこの時期に来ようという学生も少ないだろうとは思いますけど。
1年間で留学生がアメリカにどれだけの経済効果をもたらすかご存知ですか?
400億ドル(約4兆円)!ヒエー!
留学生がアメリカ国内に来ないで、海外からリモートで授業を取ることで15億ドル(約1500億円)の減収が予想されてます。
実はそれだけじゃなくて、かなりの留学生が入学を1年遅らせると言う決断をしたとか。だからもっと減収。コロンビア大学は30%の留学生は今年の入学を見合わせたのだとか。(アメリカの大学は入学を先延ばしに出来る。)留学は勉強だけじゃなくて、アメリカ生活と言うのも魅力ですからね。
アメリカへの留学生の3分の1は、中国からです。ついでに言うとその次は韓国からの留学生で5%。
で、今後の問題はここからです。
コロナ問題だけじゃなくて、アメリカとの関係が怪しくなっているので、中国からのアメリカへの留学は確実に減少するという予測です。ある北京にある留学生斡旋業者によると、今年は留学予定者の70%はアメリカを避けて、第1にイギリス、そしてシンガポールやヨーロッパの大学に願書を出す準備を始めているそうです。なるほど。
アメリカの大学は長年、世界ランキングの上位を独占して来ましたけど、これは世界中から頭脳が集まって来た結果だと思います。学問上でオープンな土壌がアメリカの、そして世界の技術開発を支えて来た。特許を盗まれたりとか弊害もありましたけど。天才たちが切磋琢磨出来る環境を提供して来たアメリカの大学は、世界的にも非常に有益であると思うんですけど、いかがですか?アメリカに1局集中する必要はありませんけど、同じような環境を構築するには時間がかかりますからねえ。
早く、ワクチンどうにかしてよ、って思ってる今日この頃です。
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