プリンストン大学、お前もか! | 双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子の子供を2人ともアイビーリーグに入学させた母親であるフレックスラーニングのシニアカウンセラーがニューヨーク近郊から発信しています。フレックスラーニングはアメリカ大学進学相談、オンライン家庭教師のプロです。

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暑中見舞い申し上げます。

 

2、3日前から、このあたりでもセミの鳴き声が聞こえています。長年カリフォルニアに住んでいた筆者には、今だ慣れない東海岸の夏の音です。とにかくジメジメして暑い。日本でも連日猛暑が続いているようですが、ここも負けずに不快感満載です。

 

今年の夏は、母の七回忌だったので、日本での『アメリカ大学進学セミナー』にかこつけて、行こうと思っていたんですが、断念しました。アメリカのパスポートを持っている筆者は、まず日本に入れてもらえない!それに、セミナーをすることも無理ですから、泣く泣く飛行機の予約も取り消し、セミナー会場の予約も取り消しました。ガックリ。

 

そんなこんなで残念な夏を、家に閉じこもってリモートで仕事をしながら過ごしている毎日ですが、ローカル紙に75年前に広島に原爆を落としたパイロットの話を見つけました。アメリカでもこの時期になると、『ヒロシマ』『ナガサキ』の名前が上がります。

 

(USAツデイのローカル版の8月6日の記事。写真は、パイロットの軍服と息子さん)

 

で、このパイロットは、もう亡くなったんですけど、この人、筆者の家から車で30分くらいの所の出身です。生前は、近所の学校に講演で呼ばれることも多かったようですけど、広島に原爆を落としたのは、正しい判断だったと繰り返し語ったようです。と言っても、キノコ雲を見て『えっ、なんてことしちゃったんだろう』って日記に書いていたようですけどね。でも、兵隊さんだし、命令に従った訳だし、アメリカ国民を救うためには必要なことだと言われてそれを信じないと、堪え難い重荷に押しつぶされそうだったのでは、と思うんですよね。

 

この人、大学はやはり近くのニューヨーク大学。戦時中に中退して軍隊に入ったようですけどね。ニューヨーク大学は、アメリカの高校生の人気ナンバー1と言われている大学です。

 

筆者の知り合いの高校生たちも、口を揃えてニューヨーク大学に行きたい〜!って言いますけど、実際に行く人はあまりいないような気がします。本人が行きたがっても、親が最後に承知しない例が多い気がします。場所がマンハッタンで若者は憧れるんですが、なんせ授業料が高い。しかも、あまり奨学金を出さないので、親には不人気。と言っても、前にブログに書きましたけど、メディカルスクールは全員に授業料免除することになったので、こちらは大人気です。ハーバードだの、コロンビアだの、ジョンズ・ホプキンスだの、カリフォルニア大学サンフランシスコ(ここは、UCLAとかと違ってメディカルスクールのみの学校)だののトップ医大と並んで競争率が上がっています。ちなみに、こういう医大は合格率が1−2%しかありません。半端ない。

 

大学と言えば、筆者の地元ニュージャージーの誇るアイビーリーグ、プリンストン大学は、この秋からはやっぱりオンラインにするとほんの数日前に発表しました。ハーバードは、7月にオンラインのみの授業にすると言って、トランプと対立しましたけど、プリンストンも新学期を目の前にその仲間入りです。公立アイビーと言われているニュージャージーの州立大学ラトガース大学もオンラインに移行することになりました。

 

 

(プリンストン大学がオンライン授業にしたことを伝える記事)

 

最近のコロナ感染者の全米での上昇を考えると、学生が全米から来ること、海外から来ることを考慮すると、いくらニュージャージーはニューヨークと同様に感染者が減っているとはいえ、感染者数増加傾向の各地から来る学生を入れるリスクは大きいと判断したのかもしれませんねえ。

 

そんなことを思っていたら、今日、やはりアイビーリーグのブラウン大学も予定を変更してオンライン授業のみにすると発表しました。ブラウンの方は、とりあえず10月まではオンラインにして様子をみるということのようですけど。

 

うーーん。『ブルータス、お前もか!』です。

 

新学期が始まるまであと2週間程度になっての変更。結構、これキツイ。14日間の隔離を経てからじゃないと、キャンパスに入れないよ、とか大学は言っていたんですから、かなりの学生がもう家を出る準備をしていたと思うんですよね。安全には変えられないとは言え、急な転換は大変ですよね。

 

先述のニューヨーク大学だとかコロンビア大学だとかも、ギリギリにオンライン授業に切り替えるのかもなあ、とこっそり思っている筆者です。

 

ニューヨーク、そして近郊のこのあたりの学校区は、子供たちをグループに分けて週に2、3日づつ登校させるべく準備をしてますけど、家でオンライン授業を受けてもいいよ、というスタンスにしています。でも、大学がこの時期に来て、変更し始めてますから、これもどうなるか分からないかもしれません。

 

目の前に迫っている新学期がどうなるのか、気を抜けない毎日です。

 

ああ〜、息子は本当にダンベルを持って大学に戻るのか、どうなのか、セミの声を聞きながらため息をつく夏です。

 

それでは、皆様、安全に残りの夏をお過ごし下さい。

 

フレックスラーニングのウェブサイト

 

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