すっかり夏です。朝から、かなり気温も上がって、犬の散歩がだんだん嫌になって来ました。まあ、初めから嫌なんですけど。
(これが筆者の家の犬。種類はマルチーズ・プードル)
日本の学校の今年の夏休みは短いと聞いています。暑い最中に教室にいるのは大変ですね。冷房あるんですか?それなら、同情はしませんけど。
筆者の住むニューヨークのベッドタウン(ハドソン川を隔てて、ニュージャージー側)の学校が秋からの計画を出し始めました。
ずばり、ハイブリッドです。オンラインと対面授業の両立。
生徒を半分づつのグループに分けて、1つのグループは月曜日と火曜日に登校、学校を殺菌する水曜日を明けて、もう1つのグループは木曜日と金曜日に登校。自分が登校しない日は、オンラインでクラスに参加する。オンラインで参加している半分の生徒は、スクリーンに顔を映す計画だとか。教室ではもちろん、ずっとマスクをして、距離をとって座る。8時15分から1時15分までの短縮授業にして、マスクを取らないといけないランチはなし。学校によって違いはありますけど、まあ、こんな感じです。
苦労が滲み出てますねえ。
(筆者の家の裏の家の住人がパティオセットを組み立てているところ。夏です。)
大学の方はアメリカ国内にいる留学生を追い出さないことは決まりましたけど、学生をキャンパスに戻すか、戻すならどうするのか、まだ問題は山積みのようです。
現時点で、ほとんどの大学は対人クラスをする予定なんだそうです。ふーん。
前にアイビーリーグの対応についてまとめたので、それ以外の有名大学がどんな新学期を迎えようとしているのかについてお話します。
ーミドルベリー: ほとんどの学生をキャンパスに戻す予定。まあ、バーモントの田舎ですから
ーボードイン:キャンパスの人数を減らす。寮は一人部屋
ーオーバーリン:3学期制に変更して3分の2の学生に減らす。
ースタンフォード:半数の学生をキャンパス。ただしほとんどリモート
ーカリフォルニア大学:スタンフォードと同じ
ーアムハースト:キャンパスの人数を減らす。寮は一人部屋のみ。教室内の混みを減らすために、外にテントを設置してソーシャルディスタンスを保つ。感染した学生を隔離する施設を設置
ーバード:陰性のテスト結果を持って学内に戻ることを義務付けるが、ほとんどの学生をキャンパスに戻す。
みんな気にしているのは、本当に大学生をキャンパスに戻すのは安全なのか、と言うことです。クルーズ船状態にならないのか。
ニューヨーカーの記事に、『教室に座っていても、廊下で他の学生と話しても、それからトイレに行っても感染しないだろうか、と気になって、授業に身が入るのか。課題をちゃんと終わらせる精神力が残っているのか。喘息の持病があってマスクをするのが辛い時は、どうすればいいのか、考えればキリがない。』とありました。なるほど。
ニューヨーク大学の教授がブログでこんなことを書いてます。
『大学を再開させると言うことは、学生がきちんと規則を守ることが前提になっているけれど、今の学生は自分がUCLAにいた時とは全然違って、みんなきちんと出来るんだろうなあ。凄い。凄い。自分が学生だったころ、男子寮の屋根でベロベロになるまで飲んだ友達は、落ちて次の朝、意識不明で発見された。マリブのパーティーに出かけた友達は、やっぱりベロベロになるまで飲んだ挙句、ジェットスキーを夜中の2時にやって5日後に水死体で発見された。GFに結婚を断られた友達は、首をつった。こんな感じで毎日のように若気のいたりと言えるような事件の連続だったけど、今時の学生は、みんなマスクをちゃんとして、180センチの距離を保つんだろうね。凄いなあ。』
めちゃ皮肉。ほんと、どこまで学生を信頼出来るのか。それにしても、この教授の話の方が凄いような気がするんですけど。ヒエー。
かと思えば、アイビーリーグの1つコーネルは大学が開いている方が学生にとっては安全なのではと言ってるんですよね。大学が学生を管理するので、リモートで学生を野放しにしているよりも感染者は少なくなると。これもなんか分かるような気がしますねえ。是非、コーネルには、厳しい取締をしていただきましょう。
ホントどうなるんでしょうね。どちら様も頭で思っている通りに出来ることを祈りましょう。
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