ハーバードとトランプのガチンコ対決、勝負あり。 | 双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

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知り合いのお嬢ちゃんが地元ロサンジェルスの南カリフォルニア大学を3年で卒業して、新学期からアイビーリーグのペンシルベニア大学のロースクールに行くことになった、と聞きました。凄い凄い!

 

この嬢ちゃんは、小さい頃からフィギャースケートの選手で、海外の大会にも出ているようなアメリカ国内でかなり有望な選手でした。スケートの忙しいスケジュールなのに、中高はモックトライアルと言う擬似裁判のチームで活躍していたんですけど、本当に弁護士になる夢を実現しつつかるんだなあ、と感慨深く聞きました。やっぱり、毎朝4時起きで練習をしてから学校に通っていたんですから普通の子と根性が違う?本当の夢だったオリンピックには結局行けませんでしたけど、弁護士、悪くないですって。凄く、いい。そうですよね。

 

弁護士と言えば、訴訟。訴訟と言えば、先日ブログに書いたハーバードとトランプのガチンコ対決、1週間足らずで簡単に勝負がついちゃいました。ハーバードの勝ち。トランプの負け。

 

ちょっと復習です。

 

『対面授業をしない大学の留学生には新学期からビザを発給しないから、そのままアメリカに残れば不法滞在者として強制退去の処置を取る』とトランプ大統領がぶち上げたのを、ハーバードとマサチューセッツ工科大学がとんでもない、と言って訴訟に持ち込んだ、と言う話でした。

 

(CNNの昨日の記事)

 

あっけなかったですねえ。時間切れまで場外乱闘になるかと思ったんですけど、さすがトランプ『社長』!転換が早い。これはまずいと思ったら、別にカッコ悪くても豹変する。結果としては、大学側も学生もいい感じで終わったので、まあよしとしますか。

 

ハーバードと一緒に訴えを起こしたマサチューセッツ工科大学の学長は

 

『政治的決定は、こんな世の中だからこそ、人道的に行われなければならない!』

 

と昨日、勝利宣言をしています。カッコいい。

 

南部のハーバードと名高いライス大学の学長も、政府の方針変更が喜ばしいものとして

 

『先に出された規則は、我々の大学にとっても、学生にとっても残酷で誤った方針でしたけど、はっきり言って国の為にも足らなかったと思います』

 

と語っています。

 

とにかく、どこの大学も大反対していた。なんせアメリカには100万人以上の留学生がいますからね。荷物をまとめていた留学生は、とりあえず一息ついたのではないでしょうか。良かった。

 

アイビーリーグのコロンビア大学もハーバードとマサチューセッツ工科大学に賛同していました。この規制に反対していたニューヨーク裁判所長官と一緒にコロンビアの学長は、この日反対の狼煙を挙げていたんですが、トランプ大統領がこの規制を取り下げたことをを聞いて、

 

『この勝利は、悪法に対して国を挙げて迅速に立ち上がるアメリカの伝統を思い出させてくれた』

 

と語っちゃってます。ちょっとカッコいいかも。

 

(これはコロンビア大学のニュース)

 

で、負けたトランプは、どうするか?

 

CNNによると、すでにアメリカ国内にいる留学生を強制送還するのは諦めて、この規制をまだ来ていない新入生にだけ適用しようとしているとか。しぶといですねえ。だからこの話、全面的に終わった訳ではないのかもしれません。

 

と言っても、新学期から大学に学生をキャンパスに呼び戻すかどうかは、留学生に限らず、大きな問題として残されています。現時点で、ほとんどの大学が対人クラスを予定しているんだとか。本気なんですかねえ。

 

この話は、長くなりそうなので、別に書きます。

 

それじゃあ、まずは幸便にて。はははは。

 

フレックスラーニングのウェブサイト

 

 

 

 

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