お待たせしました!やっと最終回です。やったー!多分、、、
ニューヨーク近郊も、いきなり夏です。異常気象なのか、この2、3日いきなり夕立があります。と言っても、東海岸の気象に熟知してる訳じゃないですけど。毎日、裏の家の子供がビニールプールの中で絶叫しています。まあ、夏です。
今年の夏、小学生に出来ることは、庭のビニールプールに入ることだけ?
(毎日毎日、プールで遊ぶ裏の家の子供たち)
確かに、小・中学生もいつもとは違う夏休みを送ることになります。
13日の金曜日のご存知ジェイソンから逃げまどうサマーキャンプも無し。親元から離れて6−8週間を森の中で過ごす大切な時間もない。アメリカの伝統的なサマーキャンプでは、学校の勉強から離れてひたすらお遊びに徹します。筆者の知り合いのアメリカ人たちは口を揃えて言います。サマーキャンプが人生で一番楽しい時間だったと。
しつこいですけど、アメリカで言うキャンプと言うのは、テントを張って云々というキャンプじゃなくて、主催者が計画したゲームだの、スポーツだのを何日間か組織的に行うイベントです。
音楽キャンプやスポーツキャンプ、サイエンスキャンプなんてのもありますけど、非日常の世界であることには、間違いありません。親抜きで、同じ年齢の子供たちと寝食を共にする。
で、今年は、このお楽しみキャンプは全てキャンセル。と言っても、最近日帰りの子供キャンプは7月の半ばから行ってよいことになりそうですけど、それでも、中高生には、普通じゃない夏です。どこにも行けない。
中高生に残されたのは、オンラインのサマースクール。例年のように、大学も高校生を対象にサマースクールを開催する予定のようですが、実際にキャンパスに寝泊まりしてもらって大学生活を覗き見てもらおうことは出来ない。寝泊まり分がないですから、値段が安いことも確かですけど、大学が高校生対象に行うサマースクールは、優秀な学生を早めに囲い込んでしまいたい、と言うよこしま(?)な企みもあった訳で、それが今回は無効。純粋に、大学の面白そうな授業をちょっと味わってみませんか、に止まっちゃう。
そう言うことを考えると、高いお金を払って名門大学のサマースクールをオンラインで受講するよりは、夏休みにオンラインで高校の授業の単位を稼いでしまうとか、ちょっと先取りで勉強してSATやAPに備えてしまうとか、そんな方向に動いてしまうのは仕方ないことかもしれませんねえ。
フレックスラーニングのCFOがリモートミーティングで言ってました。日本の親兄妹と4箇所繋いで、リモートでパーティーをやったと。時差があるから、朝7時から枝豆を茹でて、ワインを飲んでしまったと嬉しそうに言ってました。これは、ただのアル中ではないか!と思ったんですけど。工夫すれば、オンラインでそれなりにやることはあるのかも。
筆者の娘は、中高の頃、結構フォロワーのいるYA本(ヤングアダルトブック)のブロガーでした。(フレックスラーニングのフォロワーよりも娘の方が1桁いや2桁は違う。うっ。)片っ端から本を読みまくっていて、その本の講評を書いてた。それで、出版社からもまだ発売されていない本とかをただでもらってました。出版社は、読者のオピニオンリーダー的な存在に読んでもらって、その意見を聞きたがったてことですかね。これ、読書好きには、美味しい。直接、お金儲けにはならなかったけど、本がどんどん送られて来るんですから。家に閉じ込められている時には、こんなことも出来る。ユーチューブの方が当たれば、儲けは大きいんでしょうけど。
そう言えば、最近有名人も一般人もユーチューバーになった人が多い気がしますね。筆者は、アメリカの人気TV番組『オフィス』の主役ジム役のジョン・クラシンスキーが始めたユーチューブ”Some Good News with John Krasinski ”を見てます。彼は、アイビーリーグのひとつブラウン大学出身。去年は、大学の卒業式にスピーチで呼ばれました。彼のユーチューブは、とにかくポジティブ。サタデーナイトライブのニュースキャスター風に進んで行くんですけど、『オフィス』の出演者たちをインバイトしたり、一般人のほのぼのストーリーを紹介したり、気持ちが明るくなる動画を発信してます。だからその題も『ちょっとしたいい話』と言います。
(ジョン・クラシンスキーは今年のブラウン大学のバーチャル卒業式にも顔出しをしてます)
別に、フォロワーがいなくても、自分で何を発信するか考えて、それを編集してとかしているのは、建設的な時間の過ごし方になるのかもしれません。この際だから、ゲームをいっぱいやって、いくつもディメンションを攻略してしまう、というのも満足感が得られるのかもしれませんし。
もちろん、この際だから、めちゃくちゃ勉強してやる!という人も大変に結構だと思います。弱点を攻略してもいいし、この際、得意なことをどんどん先に進めてやってしまうというのもいいでしょう。友達が楽しんでいるのに、どうして自分だけが!と思わなくて済む今年の夏は結構、いいかもしれませんよ。心おきなく、ピアノの練習に励んでください。
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