何だか、世の中が騒然として来ました。
黒人が白人の警察官に殺された事件を受けて、全米で抗議活動が勃発しています。暴力を伴うものも、伴わないものも両方の抗議活動が。ニューヨークのど真ん中、マンハッタンに住む知り合いが自分のアパートの窓からの風景を送ってくれました。これがその写真です。
(ニューヨークのグリニッジビレッジの今日の風景)
お店が打ち壊されて、品物を強奪されたり、物騒なことが各地で起きていることもあって、筆者の住むあたりでもスーパーは早く閉まります。ニューヨークでは、夜間の外出禁止令が出ました。大学のそばのアパートに住む娘からも、午後8時から朝5時までの外出禁止令が出たと言って来ました。コロナ問題も解決していないので、基本的に外には出ないことにはなってますけど。
ちょっと、緊張が走る今日この頃ですが、『2020年版正しい夏休みの過ごし方』を気を取り直して続けます。
筆者の大学生の息子が夏休みの仕事にあぶれている話までしました。インターンもなし、バイトもなし。とりあえず、感染経路の調査をする仕事に応募したところまでのお話。
大学生男子は、他にどんなバイトが出来るのか?
まず考えられるのは、営業を許されているエッセンシャルビジネス、つまり食料品店での仕事。うーん、でも結構リスキー。色んな人が来ますしねえ。近所のスーパーの従業員で、亡くなった人も数人いるし。感染どころか、暴動の巻き添えになるかもしれない。近所のスーパーの前には、耳にエアポッドを突っ込んで、リズムを取りながら入店者の人数を数えるバイトの子がいます。こんな仕事なら、息子でも出来そうですが(数学専攻だし)、親バカな筆者は、危険な仕事はさせたくないなあ、と思ったりして。お客さんの数を数えるのがリスキービジネスとは、これいかに、ですけど。
(筆者の家の近くのスーパーに入るために待っている人々。入り口は、STOPサインから右に曲がって150メートルくらい。横に見えるのはハドソン川を挟んで見えるマンハッタン)
次に考えたのが、配達。近頃は、大人気のビジネス。なんでもかんでも、アマゾンで買っちゃおうと思うし。そうそう、昨日、偶然、チキンラーメンをアマゾンで見つけて買っちゃいました。日本のスーパーにすら置いていない希少価値のチキンラーメン!やった!
これは、余談。でも、ちょっと嬉しかったので。ははは。
近所のピザ屋の配達?どうですかねえ。これなら、あまり人と接触しないだろうし。でも、息子に自分の車を使わせるのは、面白くないかもと思ったりして。なかなか、うまく行きませんねえ。
(筆者の家のすぐ側にあるピザレストラン。レストランの入り口は、ロープが張ってあって入れない。配達とピックアップのみ。)
ピザの配達と言えば、カリフォルニアに居た時にこんなことがありました。近所のピザ屋に配達を頼んだら、夏休みのバイトで雇われている大学生が颯爽と登場したんですが、乗って来たのは、ピカピカのポルシェ。ヒエー。ポルシェ!
筆者のカリフォルニア時代の家は高級住宅街にありました。自慢じゃないですけど、そこの最低レベルの家。エッヘン。(自慢にならない?)だから、そのあたりでバイトしているのは、お金持ちのお坊ちゃん、ということになります。ポルシェには笑っちゃいましたけど、お坊ちゃんが汗を流してバイトしてる、って言う姿勢に好感を持っちゃいました。ははは。
多くの大学生は、夏休み中に将来の仕事に続くようなインターンの仕事をしようと必死になりますけど、知り合いのお嬢ちゃんは、こんな風潮に背を向けて去年の夏休みは、風光明媚なオレゴンの田舎のファミリーレストランでウェイトレスをして過ごしました。カリフォルニアから車で北上して、気に入った場所で飛び込みでウェイトレスの仕事を決めちゃったんですね。モービルホームを借りて、夏中そこで過ごしました。将来の就職には直接関係しないだろうけど、決して無駄にならない経験になったと思うんですよね。こういうの好きだなあ。
もっとも、今年は、気の向くままに出かけて行くなんて冒険は出来ません。やっぱり、出来る時にやっておかないと、チャンスは2度と来ないかもしれないってことですかね。思い立ったら吉日?
この頃、つくづく思うのは、明日何があるか分からないなあ、ということです。お互い、思いついたことは、とにかくやってみるというのもありかもしれませんね。
このお話、まだ続きます。次回をお楽しみに。
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