アメリカの共通テスト(AP Exam)始まりました!それより、タイガーキングを見ちゃう? | 双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

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皆さん、今日は第4日目です。変則型AP Exam。ヒエー!

 

AP Examと言うのは、アメリカの高校生が受ける共通テストです。APはAdvanced Placementのこと。高校生以上のレベルの知識を学んだことを示すテストです。進学校は、ビシバシAPコースを提供してます。それを高校生は、泣きながら、頑張って取ってる、と言うのが現状です。アメリカの名門大学高校で提供するできるだけ難しいコースをどれだけ取ったかを評価しますからね。

 

高校のレベルは色々あるので、ちゃんと学んだかどうかを客観的に評価する為に、みーんなで同じテストを受けて、点数をつけちゃいましょう、と言うのがこの共通テストの目的です。高校側もAPコースを提供する場合、テストを受けるところまでが授業の一貫になってます。だから、受験生は、最後まで頑張らないといけない。テストは1から5の点数がついて、3以上が合格となります。

 

で、話を戻します。

 

5月11日の月曜日から5月22日の金曜日までの2週間、教科別でテストが行われます。今その真っ最中。

 

しかも今年は、いつもと違って、オンラインで45分間。テスト前から受験生の間で、それはそれは悲鳴に近いメッセージがSNSに飛び交ってます。

 

大学ではこの変則的なAPテストであろうと、いつもと同じように意味あるものとして扱うと宣言してますし、テスト自体もいつもと違ってノートを見ても構わないと言われているし、『いつもより楽じゃーん』と思ってたんですけど、受験生にはそうは思えなかったようです。

 

始まる前の不安をとても上手く表したユーチューブを見ちゃいました。これが、メチャクチャ可笑しい。

 

ヒトラーがナチスの将官たちと作戦会議をしているシーンの映画に、メチャクチャな英語の字幕がついてる。ドイツ語で話している本来の内容はさっぱり分からないんですけど、ふざけたことにAPテストがオンラインになったことをとにかく怒っているシーンにすり替えられている。

 

(これがそのユーチューブの1シーン。リンクはこれ

 

このおバカなユーチューブからのセリフのいくつかをご紹介しましょう。

 

『たった45分のテストになったのに、なんで同じ93ドルも払わされたんだ!』とか

 

『母上が近所の連中がインターネットを使えないようにしたのに、コンピューターを立ち上げるだけで45分もかかるじゃないか!』とか

 

『たった5分で回答をアップロード出来るものか!』とか、

 

『スターリンとネゴった後でポーランドが陥落したよりも早く、テストを提供するサーバーはクラッシュするじゃないか!』とか

 

『なんで、2020年の卒業なんだ!』

 

ヒトラーの怒りを聞いて、泣き出した若い事務官の女性に隣の女性がこう慰める。

『泣かないで。あなたは、ハイスピードのインターネットがあるじゃないの』

 

最後は何もかも嫌になったヒトラーはこう言います。

『タイガーキングでも見よっと』

 

はははは。

 

タイガーキングと言えば、映画になると言う話を聞いてます。ゲイで、多重婚者で、性格破綻者のタイガーキングをニコラス・ケージがやるとか。筆者は、ニコラス・ケージはどうでもいいと思っているので、ドキュメンタリーが物凄く面白くて、大ヒットだったのに映画なんかにしても仕方がないんじゃないか、とか言われているのも、どーでもいいですけど。(ニックファンの方々ゴメンなさい)

 

で、話を戻します。

 

ヒトラーのユーチューブは他人事だと面白いんですけど、受験生の方々にとっては、冗談じゃないですよね。1年間、頑張って勉強して来たのに、インターネットの不都合で思いっきり実力が発揮出来ないかもしれないと思うのは悪夢でしかない。うーーん。辛い。

 

考えてみて下さい。

 

世界中の高校生が一斉に同じ時間にインターネットアクセスをして試験を受けないといけない。これ、ちょっと凄くないですか?

 

一応、30分前にアクセスをして準備しておくこと、と言う注意書きがあるんですけど、凄い人数の高校生が一斉に家でテストを受ける姿を想像すると、テストを提供するシステムは大丈夫だろうか、と考えちゃいますよね。コンサートチケットをインターネットで買おうとすると、メチャクチャ混んでて、『ただいま回線が混み合っております。時間を空けてアクセス願います』なんて冷たいメッセージが届いたりするじゃないですか。テストでこんなことが起こったら、悪夢以外なにものでもないですよね。ヒトラーじゃないけど、心配になるのはもっとも。

 

だから、ヒトラーの母は、近所の人がインターネットを使えないようにしたんですよね。なるほど。

 

まあ、見てください。これがスケジュールです。例年は、紙ベースですから時差も考慮に入れて、ローカルタイムで試験が行われています。それが今回みーんな一緒。ズル出来ないように。

 

 

(これがテストのスケジュール。毎日東海岸時間の正午、午後2時、午後4時からのテスト)

 

まだ、APテストは始まったばかり。大丈夫です。落ち着いて。インターネットのアクセスが上手く行かない時は、ホットスポットを使えば?お母さんのコンピューターもバックアップで用意しておく?

 

インターネットでのテストは、カンニングの温床になるんじゃないかという話もありますけど、人に聞いている時間なんてないですよ。45分1本勝負ですから、迷っている時間はないです。とにかく初めてから飛ばして行きましょう!

 

Good Luck!

 

フレックスラーニングのウェブサイト

 

 

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