みなさま、安全にお家で暮らしていらっしゃいますか?
筆者は、毎日、自宅からリモートで授業を受けている男子大学生と格闘の日々を送っています。
(息子が我が物顔に占拠しているダイニングテーブル。ここで、授業を受けて課題をしている)
どこの大学も、とういうか小中高も大概、ズームというアップを使って、バーチャルなクラスルームで、先生たちの授業を聞くというパターンなようですが、あちこちの大学で問題が起こっているという話を聞いています。
教室あらし。
このバーチャル教室には、学生たちは、ID、パスワードを入力して参加するんですけど、どうやらこのセキュリティを破ったハッカーたちが乱入し、授業の邪魔をしているとか。息子の大学でも、アフリカ学関連の授業中に、『Nワード』(これは黒人を誹謗する言葉。つまりニガーのこと)を連呼する教室あらしが現れ、中断されたとか。教授はカッコよく対処して、授業は仕切り直しにしたみたいです。
息子は、バーチャルで数学の講義3つと化学1つ、ラボ1つを取ってますが、その様子を聞いてみました。
流石に数学の先生たちは、コードだとかに敏感なようで、学生のIDをチェックしてからしかバーチャルの教室に入室させないんだとか。笑っちゃったのは、クラスメートのひとりがおちゃらけなIDを使っていて、教授が名前の確認が出来ず、参加出来なかったとか。しょーもない。
入室を拒否されてその学生は、クラスメートにメッセージを送って来て、入れて欲しいコールをしたんだそうです。この学生、教授にマイナスのイメージはきっちり残したでしょうねえ。
そんなこんなの毎日ですが、昨日4月1日、カリフォルニア大学9校(UCLAとかUCバークレーとかのエリート学生の受け皿であるカリフォルニアの州立大学群)とカリフォルニア州立大学23校(こちらは、次のレベルの普通の学生を受け入れている州立大学群)の2020年以降の志願者には、特別配慮をすることを発表しました。
(UCLAの学長室の発表)
UCLAが発表したカリフォルニア大学の要件変更のニュースはこれ
簡単に言うと、コロナウイルスのためにSATもキャンセルになってしまったし、AP Examも通常2−3時間かかる物を短縮の45分、しかもオープンブック(教科書、ノート持込可のこと)で実施することになったし、高校によっては、通常の授業がちゃんと出来なくてキャンセルになるクラスもあるし、成績も可と不可しかつけない場合もあるし、現行の出願条件を猶予すると言うお話です。
カリフォルニア大学(UC)の入学要件の変更点は以下の通りです。
*2020年冬学期・春学期・夏学期の大学進学に必要な15コースの成績提出の保留。
*2021年入学予定の学生には、共通テスト(SATやACT)を保留・免除。
*最終成績の提出は、授業の初日まで猶予する。
*編入学生に対して許可されている可・不可(ABCのランクが出ている成績じゃなくて、そのコースを受かったか否かの判断のみ)の成績は60単位のみであった限度数を猶予する。
*2020年度のAP共通テストは形式が違うが、それも承認する。
*外国からの学生が提出を求められている英語能力テスト(TOFL等)を受験することが出来ない状況を考慮して猶予する。
要は、コロナウイルス騒ぎのために受験生が不利益を被らないように配慮しますよ、というのが骨子。
とは言っても、受験生の皆さん、だから勉強しなくていい、と言うことにはなりませんからお間違いなく。大学側はそれでも合否を判定しなければならなんですから、共通テストを受けることが出来るなら受けた方が、決め手になりやすいですからね。それから、成績優秀者への授業料免除・減免はやっぱりテストの成績が決め手になるようです。
自分に許された環境で、出来るだけの努力をすることを続けましょうね。応援してます!
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