ちょっと前に、ブログでアカデミー賞を獲得した『パラサイト』に関わるおバカな話を書きましたけど、今日は、ちょっとその後日談(?)
今回は、アメリカが誇る(?)大統領のお話。
つまり、アメリカがナンバーワンじゃないと我慢ならないアメリカ人の代表、トランプ大統領のお話です。
今年11月の大統領選のキャンペーンで、昨日訪れたコロラド州での出来事。聴衆を前に語っちゃいました。アカデミー賞の批判。
これがちょっと。
(『パラサイト』の韓国人監督ボング・ジョーン・ホーがオスカーを受け取っているところ)
以下がロサンジェルス・タイムズでも報じられたがトランプの問題発言。
今年のアカデミー賞は酷くないですか?』
聴衆は、賛同のブーイング。
『見ましたか?賞を取った映画が、何と韓国のですよ!一体全体、何を考えてるんだか!韓国とは貿易問題が山積みなのに、その上、アメリカはベストピクチャー賞まで差し上げちゃう訳ですか!』
と、ぶち上げた。付け加えると、トランプ大統領、『パラサイト』は観ていないそうです。さすが、トランプ。続けて、
『まあ、どんな映画か知らないけど、アメリカには『風と共に去りぬ』とか『サンセット・ブルバード』とか名作があるんだ。そう言う映画にしてくれよ。あれは、外国映画賞だと思ったんだけどな』
このエピソード、いかにもトランプ。民主党も候補者の選定に苦労してないで、さっさと対抗馬を決めて、この人どうにかして欲しい!(筆者の個人的な意見ですけど、あくまで)
アメリカは、トランプのように排他的な人も多いですけど、世界から学ぼうと言う姿勢もあります。それで、1946年に作られたのがフルブライト奨学金。人、知識、技術の交流を通し、文化面で外国と競える国にすべく国家予算を割いて作られた。
ちょっと待って。この理由ってアメリカをナンバーワンにするため!?
フルブライト奨学金は、世界的に有名です。と言うのは、外国から優秀な学生、学者をアメリカに留学させるためにも使われますから。
日本でも著名な知識人がこれをもらってアメリカで勉強して来ました。例えば、ノーベル賞をもらった利根川進さんだとか、国連事務次長だった明石康さんだとか、錚々たる人たちがいます。でも、アメリカの国費を使って外国人留学生を迎えているわけで、アメリカ追従の人間を製造していると、穿った見方をする人がいるのも確かです。
日本側からは、アメリカ留学の奨学金ということで有名ですけど、もちろん、この奨学金はアメリカ人が外国で勉強するためにも使われています。どっちかと言うと、こっちの方が多いんですけどね。
それで、今回は、どんな大学がフルブライト奨学生を輩出して来たかをご紹介します。
2019ー2020年度のトップ大学リストがこれ。
(フルブライト奨学金を受け取った学生を出したトップスクール一覧から)
面白いでしょ。
リベラルアーツカレッジのオンパレード。
中でも10年以上に渡って、フルブライト奨学生を生み出すトップ大学として認識されて来たのが、リベラルアーツカレッジの雄であるアムハースト(7人)、ハミルトン(9人)、オーバーリン(9人)、ピッツアー(9人)、ポモナ(9人)、スミス(15人)、スワスモア(4人)、バッサー(7人)、ウィリアムズ(11人)。学生たちは、例えば、インドで経済発展の研究をしたり、スイスでハープを学んだり、はたまた『韓国』に行って英語教育に携わったりするわけです。
(オーバーリン大学のキャンパスにあるメモリアル・アーチ)
世の中、色んな大学ランキングがありますけど、フルブライト奨学金を受け取った学生の数から、大学を判断するのも意味があるかもしれません。ハイレベルの教育を提供していて、それを受ける真剣に勉強をしたい学生がいる大学であると言う指標になるかと。
どの大学がいいかなあ、と迷っている人にこの情報がお役に立てば嬉しいです。
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