うーーん、こんな記事を読んじゃうとやっぱり、行かないとまずいですかねえ。フレンチワインを買いに。
筆者は、勢い?でワイン雑誌を定期購読してます。購読と言うか、単に郵送で届いていてそれがコーヒーテーブルの下に積み重なっていると言うか。昨日、届いた雑誌のページをお茶を入れながら適当にめくっていて、とんでもない記事を見つけちゃいました。『EU諸国産のワインに100%の関税がかかる』と。えっ!
(雑誌『Wine Spectator 』2月号から)
昨年の12月からヨーロッパからの食品の関税は25%も引き上げられてた。知らなかった!でも、ワインの輸入業者だのショップだのはホリデーシーズンに値段を引き上げるのは得策ではないので、とにかく多売してコストを吸収しちゃってたらしい。何にも知らなかった!でもコスト吸収なんて、大手はどうにかなっても中小はずっと続けられないですよね。
米国政府とEUの交渉は難航していて、どうやら100%関税に一目散とか。もちろん、ワインだけじゃなくて、チーズも対象。こんなこと、続けてたらアメリカじゃあ、フレンチワインはもっと高嶺の花になっちゃうじゃないですか!もっともフレンチワインにはあまり手を出してないですけど。カリフォルニアワインばかりで。まあ、そこは置いといて。フレンチだけじゃなくて、お手頃のイタリアワインやスペイン、ポルトガルも影響を受ける。ちっともお手頃じゃなくなる。ちょっとねえ。勘弁してよ、です。
『問題をすり替えないでくれ』です。
エアバスやボーイングがヨーロッパの製造組合と揉めてて、米政府はその制裁をワインやチーズに転化しちゃったんですよね。まあ、外交の常套手段なんでしょうけど。これは、ヨーロッパに意地悪をしているんじゃなくて、一般消費者に意地悪していると思うんですけど、どうですかね。レストランも大変になるだろうし。この夏、日本でセミナーをする予定(皆さん、来て下さいね!)ですけど、アメリカでは高くて飲めないフレンチワインを飲むことを第一目的にしちゃいそうです。ははは。
こんなことに悩んでいる筆者ですけど、高校生諸君は、どこの大学の夏季プログラムに申し込もうか悩んでいる時期かと。
アメリカの大学は、高校生にキャンパスを開放してます。実際に、大学教授の授業を受けてもらって、寮で生活してもらって、大学生活を実体験してもらう。子供達にとっても、進学する大学の選定に役に立つ、と言うわけです。
夏季プログラムへの申し込みは、今真っ最中です。お金を払えば、誰でも行ける、と言うわけではありません。大学側も結構マジで生徒の選定をします。大学側に参加の記録が残りますから、どの大学のプログラムに参加するのか、しっかり考えること。つまり、大学受験の前哨戦。
例えば、ハーバードの夏季プログラムの参加で必要なものは、以下の通りです。
*9年生(中3)からの成績表
*学校の進路指導の先生からの推薦状
*エッセイ
*国外からの参加者には、TOEFLの成績
要は、大学出願の小型版。だから、結構、面倒です。何と12月から夏季プログラムの応募願書の受付が始まります。しかも、大学と全く一緒で、まずはアーリーディシジョン(早期合否判定)、そして今展開中なのは、レギューラーディシジョン(通常合否判定)。もちろん、アーリーディシジョンの方が、受け入れてもらう確率は高い。ほんと、本チャンと変わらない。だから、願書を出す時は、ちゃんと気合いを入れて出しましょうね。
(ハーバード大学の申し込み日程)
夏季プログラムへの参加をどうするかは高校生諸君にお任せして、筆者は、ワインショップの棚に値上がりしたワインが並ぶ前に、やっぱりワインショップい行くべきか、真剣に考えることにします。我が家のワインセラーには、フレンチはボルドーの1本しか残ってないですし。
それでは、お互いタイミングを逸しないように致しましょう。ワイン買いも夏季プログラムの申し込みも。
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