降る降ると言っていた雪がやっと降ったんですけど、それも降って欲しくない日に。サンクスギビング休暇が終わって、学校に戻る息子が飛行機に乗る予定の日曜日に。ついでに言うと、今日は水曜日ですけど、今も外は雪景色です。
日曜日、どうにか飛行機は飛んだんですけど、どんどん時間が変更されて4時間遅れとなりました。
その遅れは、息子にとっては、吉(?)
雪のお陰で、土壇場にならないと何もしない息子は、日曜日が締め切りだった数学の課題を家を出るまでに余裕で終えることが出来たばかりか、その後で、疲れたからと言って、お昼寝まで出来ちゃいました。しょーもない。
筆者は、この日、ニューヨークのマンハッタンに住む友達の家に遅ればせながらのサンクスギビングパーティーに呼ばれていたので、昼寝をしている息子を置いて雪の中を出かけました。もともとの計画だと、空港に送ってから出かけられたんですけどね。まあ、自分のお遊び計画は大切ですから、こちらを優先して。息子は、目覚ましで起きて、空港に行きました。やれば出来るじゃん。です。
(友人宅のベジタリアンメニュー。)
話を戻します。
雪が降っているのを見ながら、マンハッタンの友人宅までバスに乗ってそれから地下鉄で乗り換えるのは、面倒だなあ、と考えた挙句、途中まで車を使おうと決心しました。
車をニュージャージーとニューヨークの間に流れるハドソン川の上にかかるジョージ・ワシントン・ブリッジの入り口に路上駐車する。(日祭日は、メーターは動いていない!つまり無料駐車可能!)それから橋をシャトルで渡って(歩くことも可能)地下鉄に乗ることに。これ、大正解。何と、NYの地下鉄に乗るまでの時間は、我が家を出てから何と15分!これいいなあ、とほくそ笑んじゃいました。雪の日のお陰でお金も時間もかからない方法を発見しちゃいました。もっとも、日曜日じゃないとこの計画はうまく行きませんけどね。
お邪魔した友達夫婦は、シカゴからNYに2年前に来たんですけど、シカゴは、寒いので有名です。5大湖の一つミシガン湖の辺りにありますけど、ミシガン湖は波の形を残したまま凍っちゃうんだという話を聞きました。いやあ、これは、寒い。
この2、3日、犬も雪中の散歩を嫌がってます。『犬は、喜び庭駆け回る』なんて言うのは歌の中だけのお話?散歩も面倒です。パーカーを着せて、凍傷にならないように、足の裏にワックスをつけて。準備に時間がかかる。外に居る時間は準備時間よりも短い?軟弱なカリフォルニア育ちの犬です。
(昨日の散歩中の犬)
そんな犬も嫌がる雪の中、昨日はNYフィルのコンサートでまたまたマンハッタンまでバスで出かけて来ました。でも高層ビルの立ち並ぶマンハッタンには雪は全く残っていませんでした。雪靴を履いて出かけた筆者は、ちょっとかっこ悪い田舎者。(まあ、田舎モンですから、いいんですけどね)
昨日の演目は、スクリャービンのピアノ協奏曲とチャイコフスキーの協奏曲5番。ピアニストも若手のロシア人。雪の日にふさわしくロシアもの。
(昨日のNYフィルのプログラム。場所は、リンカーンセンターのデイビッド・ゲフェン・ホール)
白状するとスクリャービンの作品を聴いたのは、今回が初めて。あまり演奏される人じゃないみたいですけど。このピアノ協奏曲、NYフィルも何十年も前に1度演奏しただけらしいです。この作曲家、巨匠ラフマニノフとモスクワ音楽院で同級生だったらしく、ピアニストとしてもライバル関係だったとか。もちろん、ラフマニノフがいつも1番で、スクリャービンは悲しい2番。まあ、埋もれちゃう運命?
で、この協奏曲ですけど、まあラフマニノフと同じく非常にロマンチックでした。でも、こちらの方が、メロメロな感じ。英語で言うと、” so sweet”。ちょっと、軽めな感じですかね。同じ頃に発表されて評価されたら、やっぱり2番手って感じですかねえ。これは、あくまでも筆者の個人的見解ですけど。好きな人は好きかもしれません。乙女チックな綺麗な曲。宝石みたいな曲。悪くないです。
演奏が終わって、ロビーに出るとロシア人が被るような毛皮の帽子をかぶった人々を少なからず見かけました。ホント、雪の日に相応しくロシア一色のコンサートでした。
こう書いてみて気がつきました。雪の日も悪くないって。ウフフ。
何だかとりとめもない話になりましたけど、学生諸君は、期末テストがもうすぐです。後、少し頑張って下さいね。
それでは、皆さま、ご機嫌よう。
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