先週出かけたNYフィルのコンサートで嬉しいことがありました。
オーケストラのメンバーからの手書きの署名入りの手紙が席にテープで貼り付けてありました。しかもチェリスト。『うひゃー』
（これがもらった手紙）
このところ、ちょっとチェロにハマちゃっているので、興奮しちゃいました。これは、シーズンチケット保持者への気づかい。まあ、こんなことでパトロンをキープ出来るのなら安いもんです。予想通り、喜んじゃった。
友人から小言をもらいました。このブログは、個人日記なのか？と。会社のミーティングでもこれじゃあ、音楽評論家のブログじゃないか、と突き上げられそうなので、真面目に大学の話をすることにします。汗。
で、今回は、何回もSNSで論じられている人気のトピックを話すことにしました。ズバリ、
『アメリカで１番の大学はどこ？』
大学のランキングはUSA Todayだとかウオールストリートジャーナルだとか、フォーブスだとか、それはそれは色んな権威が発表してますけど、それとは離れて、世間の噂をSNSで拾ってみました。みんな主観に勝手なことを言ってる。でも、これが普通の人が考えていて、受験生も父兄も惑わされているルーツかな、と思ったりするんですけど、いかがですかねえ。
で、ベタなアイビーリーグを入れない条件で、一般の人が考えるベストな大学と言うのを調べてみました。ふわっとしたお話なので、そのつもりで聞いて下さいね。
（アイビーリーグ８校のペナント）
その結果、どうやら衆目が一致するのは、この２つ。
シカゴ大学とマサチューセッツ工科大学（”MIT")。
シカゴ大学は、オールラウンダー教育の雄。MITは工学部の最高峰。この観点から見ると、この二つはアイビーリーグよりも上だと。なるほどねえ。分かる気はします。どっちもアイビーリーグと同じくらい合格率は低いですしね。
ふわっとした印象で言っちゃうと、シカゴ大学は従姉妹のローラの出身校ですけど、彼女から聞く当大学の印象は良くなかったですねえ。ここにいた４年間は人生で一番辛い時期だった、といつも言ってますから。もっとも、彼女は、頭デッカチのガチガチの組合のオーガナイザーなので、シカゴ大学の売りであるコアカリキュラムで、色んな人の意見を聞いて視野の広い人間を育てちゃいましょう、っていう学校のカラーには、全くそぐわなかったのかも。
筆者も一度キャンパスツアーに出かけたことがあります。いい大学でしたねえ。半円形のガラス張りの図書館を始めとして、ユニークな建物があるのも気に入りましたし、大都会シカゴのダウンタウンも遠くないから、コンサートにも行けるし。あっ、音楽の話はこの際、関係ないんでした。ごめんなさい。
(シカゴ大学のガラスの図書館）
会った人たちもフレンドリーで、温かかった。特に、オーケストラの面々。また、音楽の話。すみません。どうしてもこっちに行っちゃう。はははは。
ツアーに出かけた時に、娘のユースオーケストラに居た先輩がこのオーケストラに居たのも親近感が湧いた理由かも。大学の教授も学生に混ざって練習に参加しているのも好ましかったですねえ。
もう少しシカゴ大学のお話を続けます。
ここは、ユニークなエッセイを求めることで有名です。全米の私立大学共通のエッセイの他に、各大学が補助エッセイと称して、自分の大学のユニークなエッセイの課題があります。もちろん、一般的なのは、どうしてこの大学を志願したのか？ですけど。ハーバードは、将来のルームメイト宛ての自己紹介の手紙を書きなさい、なんて言うのを出したりします。
で、シカゴ大学は、ちょっとした文章を読ませてそれに触発されたエッセイを書かせる。感想でもいいし、同じテーマで書いてもいいし、クリエイティブな文芸作品でもいいし、何でもいい。
筆者の知り合いの受験生のいくつかの例を紹介します。
今、シカゴ大学在学中のCさんは、お化けの話を書きました。全くの創作。面白い小説を読んでるみたいでした。因みに彼女は今、文芸の専攻。メチャクチャ、ユニーク。Mさんは、仮説を立てて、そのリサーチをして、その結果を統計を使って分析した学術論文を出しました。うーん、これも凄い。ちょっと、思いつかない。この学生は、結局、アイビーリーグに行きましたけどね。
どうやらシカゴ大学は、クリエイティブで、勉強好きの学生がお好みのようです。きっちり型にはまったローラみたいな人間は、向いてないのかも。
長くなりそうなので、続きは、次回に。
ごきげんよう。
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