どの大学にも行けるとしたら、どこにいく? | 双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子の子供を2人ともアイビーリーグに入学させた母親であるフレックスラーニングのシニアカウンセラーがニューヨーク近郊から発信しています。フレックスラーニングはアメリカ大学進学相談、オンライン家庭教師のプロです。

どの大学にも行けるとしたら、どこにいく?

 

こんな贅沢なシチュエーション、あり得ない?まあ、普通はそうなんですけど、世の中、不平等に出来てますからね。えっ、知りませんでした?じゃあ、もう一度言います。世の中、不平等です。ちゃんとここを押さえていると、少しは楽(?)に過ごせます。

 

話を戻しましょう。

 

こんな贅沢な環境にいるオバマ前大統領の下のお嬢ちゃん、この秋からミシガン大学に入学しました!どこの大学に行くのかは、ずっと秘密だったんですよね。新学期が始まって、発表されました。まあ、黙っていてもミシガン大学の学生から漏れちゃいますしね。

 

(ミシガン大学合格者のデータ)

 

で、アメリカ中で話題になってる。何でミシガン大学なの?どうしてアイビーリーグとか、スタンフォードじゃないの?って。

 

上のお嬢ちゃんはハーバードですからねえ。アメリカ国民は、同じハーバードか、少なくともどこかのアイビーリーグ大学だろうと思ってたんですよね。だから、みんな驚いた。

 

SNSでアイビーリーグに行けるような成績じゃなかったんじゃないか、とかささやかれたりしてますけど、オバマのお嬢ちゃんですから、成績はまず関係ない。特別枠。さっき、言ったこと覚えてますか?世の中、不平等。世界的に誰でも認知出来る人は、特別枠。特に私立大学は、そうです。大学のPRになりますからね。

 

筆者は、ちょっと派手なお姉ちゃんと違うこの下のお嬢ちゃんに好感を持っちゃいました。どこでも行ける中から、州立のミシガン大学を選んだ。つまり、本当に自分の判断で選んだ。大したもんです。

 

普通の受験生は、大学で何を勉強したいかとか、大学の環境だとかを考えるよりも、名前で選んじゃいますからねえ。

 

例えば早稲田だの慶應だのに行きたい一心で、平気で複数学部を受験しますよね。大学側もそのあたり分かっていて受験日が学部によって違ったりしますしね。大学側も受験料で儲けられますしね。

 

日本人の方々には、ミシガン大学はあまり馴染みがないかもしれませんけど、アメリカ人には、アメフトの有名大学だと思われてます。ここにスカウトされて入ることは、プロへの道が拓ける。それくらい有名。

 

州立大学のランキングは、調査機関によって違いますけど、ミシガン大学を1番にしているものもあります。つまり、UCLAやUCバークレーとトップを競っている凄い大学です。学業でもスポーツでも優秀な大学。もちろん、合格率も27%と低い。普通の学生にとっては、十分ドリームスクール。

 

(ミシガン大学のランキング表)

 

そう言えば、筆者の娘と同じ芸術高校で娘と同様バイオリン専攻だったある先輩は、ミシガン大学に進学しました。ここ、音楽でも有名。この先輩は、”From the Top” というクラシック音楽界で将来有望と思われる神童を支援する財団法人にも選ばれて、高校時代に演奏が全米放送された経験もある凄い才能の持ち主。もちろん、高校のオーケストラではコンサートマスター。しかも金髪で青い目のイケメン。

 

(フロム・ザ・トップの説明)

 

フロム・ザ・トップのウェブサイトはこれ

 

この彼の凄かったのは、とにかくバイオリンは信じられないくらい上手かったんですけど、自分のクロスオーバーミュージックのバンドを持っていて自作の音楽を演奏していたんですよね。プロとして。クラシックのアレンジも、ジャズも、ロックも演奏してました。高校のイベントで何回か彼のバンドの生演奏を聴きましたけど、カッコ良かったです。彼以外のバンドのメンバーは、大人のプロミュージシャン。クラシックでソリストとして生きていくのは難しいでしょうけど、この彼、どんな音楽もこなしちゃう天才でしたから、多分クラシックから出たジャンルでやっていくのかなあ、と思ったりしてます。

 

そんな凄い才能のバイオリニストの彼もジュリアードじゃなくて、ミシガン大学を選んだ。

 

筆者の知り合いのお嬢ちゃんもクラリネットでミシガン大学に入りましたけど、総合大学だから音大以上のことが出来ると言う理由で、ここを選んだ。そして頑張って、音楽専攻だけじゃなくて、今や生物学も専攻してます。

 

と言うことで、名前や周りのプレッシャーに惑わされず、行きたい大学を選べるのは、凄いことだと思うんですけど、どうですかね。オバマのお嬢ちゃんは、ちょっと国民に大学の本来の目的について考える機会を与えてくれました。

 

と言うことで、今回のお話はここまで。

 

フレックスラーニングのウェブサイト

 

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