この話やっと、終わりそうです。
お役に立ってるといいんですけどね。
UCLA(カリフォルニア大学ロサンジェルス)とUSC(南カリフォルニア大学)の両方に合格してUSCを選んだ人たちの意見を書いちゃったので、USCがUCLAに逆立ちしても勝てないことをお話します。じゃないと、フェアじゃないですからね。
立地。
『不動産価値は、立地に尽きる!』って豪語する不動産屋のオジサンみたいですけどね。
(UCLA)
UCLAはロサンジェルス市内でも高級住宅地ウェストウッドにあります。このウェストウッドと言うのは、ビバリーヒルズの隣。それからビバリーヒルズよりももっとお金持ちが住むベルエアー地区にも隣接してます。つまり、超高級住宅地の真ん中にある。
しかも広大なキャンパス。森の中にあるキャンパス。こんな所で、森ですよ、森。一体、不動産価格はどんなになるんだろう、と思っちゃいます。多分、不動産価値は全米1じゃないかと。あの辺り、マンションでも家でもミリオン(1億)以下の物件なんてないですからね。1LDKでも1億はしますからね。
片やUSCはダウンタウンの外れに位置するんですけど、結構治安が悪い地区にあります。
どのくらい悪いかと言うと、20年くらい前に筆者も、USCの近くのスポーツアリーナであったコンサートに行く途中でホールドアップされて九死に一生を得たことがあります。ケチって、USCのフラタニティー(男子学生連盟)の寮の前に駐車をして、ポコポコ歩いていたらです。そのくらい恐ろしい所でした。今思い出しても、冷や汗が。。。それ以来、ケチな筆者でもイベントの駐車場にちゃんと停めるようになりました。(身を持って学んだ?)
(毎年USCで開催されるブックフェア。左はフェアの選ばれた作家の授賞式。この授賞式の前売り券を取るのは、結構大変。ほんの数分で売り切れます。右は人気作家ジョン・グリーンのサイン会。サインを貰うのは2時間待ち!)
10年くらい前にも中国のお金持ちの留学生が、ポルシェから降りて来た時にやっぱりホールドアップにあって、この人は射殺されちゃった事件もありました。ヒエー!やっぱり、筆者は殺されなくてラッキーだったんですかね。身ぐるみ剥がされちゃいましたけどね。。。
この中国留学生射殺事件の後、USCは随分安全性をアピールするキャンペーンで苦労したみたいです。
お金持ちの中国人には授業料をビタ一文負けなくていいので、USCのいいお客さん。香港だの上海だのに出かけて学生説明会を本気でやってましたからねえ。危ないと思われると学生が集まらなくなる。大学警察もパトロールを増やすよ、とか、緊急コールが出来るポールを増やすよ、とか、もっと街灯をつけるよ、とか。まあ、色々やってました。
近頃は、ダウンタウンが再開発されてバスケットボールのレイカーズだのクリッパーズだのがプレイするステープルセンターだのが出来たし、その辺りに色々大小のコンサートホールだのが出来たので、ホテルも、クラブもレストランも増えました。この今ヒップな地区がUSCの隣まで広がって来たので、随分改善はされました。
五嶋みどり教授も歩いて自宅からUSCに通っているとインタビューで答えてましたから、安全にはなったんでしょうね。それでも、超お金持ちしか住まない地区にあるUCLAの高級感とは、ちょっと違う。
お金持ちの大学がスラム(今は違いますけどね)にあって、州立大学が高級住宅街と言うのがちょっと面白いですよね。
いずれにせよ、どっちもいい大学であることは間違いないです。好きな方に行けばいいんじゃないですかね。
と、言う投げやりな結論でこのお話終わりです。でも、どっちも超難関ですから、しっかりお勉強して下さいね。
それでは、皆さま、ご機嫌よう。
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