ついに、アメリカのカレンダー上の夏の終わりがやって来ました。
レーバーデー・ウィークエンド。
アメリカでは5月末のメモリアル・デーから夏は始まって、レーバー・デーで夏は終わるとされています。このレーバー・デーが終わると新学期が始まります。このあたりの小中学校も高校も、大学も新学期を迎えます。大学の新入生はオリエンテーションだのがあるので、既に大学に行っちゃてる所が多いみたいですけど。
もちろん、例外はあります。
例えば、カリフォルニアでは、小中高は8月半ばから始まってます。5月のAPテスト(高校生が受ける大学レベルの全米統一学科別テスト)が5月の始めにあるので、それまでに全部勉強を済ませて準備させてしまおう、と言う州をあげての策略(?)のため、カリフォルニアでは他の州よりも半月スケジュールが先行してます。何だかなあ、です。
大学も有名な例外は、シカゴ大学。9月の終わりまで始まらないみたいですね。
ともあれ、子供も親も新学期を迎えて、さあ、頑張ろう、と思っている今日この頃です。
と言うことで、頑張ろうと思っている受験生が参考に出来る(?)『UCLAとUSCのどっちがいいの?』の続きです。
長年の両大学のイメージのまま何も考えずに、どっちの大学にも合格したらUCLAを選んじゃっていいのかしら?ということについて考えちゃいましょう、というのが今回のテーマです。うーーん、ちょっと冗長な1文となりました。言いたいこと、分かってくれますよね。はははは。
USCは、大学のレベルを上げるためになりふり構わない、感があります。お金をバラまく。例えば、有名教授の引き抜き。エゲツなくUCLAから。両校とも同じロサンジェルス市内にありますから、家族持ちの教授も引っ越さなくていい。教授が小躍りしちゃう立派な研究施設も作ってくれちゃう。勿論、お給料もアップ。教授が移れば、その下にいる研究者も大学院生も移って来る。そりゃあ、レベルは上がりますよね。凄い戦略。
世界的に有名なバイオリニストの五嶋みどりさんもリクルートされちゃった。USCはそんなことをしなくても、もともと音楽部は有名でしたけどね。確かに五嶋みどりさんについて勉強したい学生も集まるだろうし、いいPRにもなりました。
余談です。
筆者の娘は小さい頃から本格的にバイオリンに励んできましたけど(せっかく受かった有名音大を振って、他の大学に進学しました!痛!)高校の時に出たあるコンクールの時に雇ったのが五嶋みどりさんのUSCでの専属伴奏者。(娘が師事していた先生が、いつも同じ伴奏者を使うのは良くない、と言っていて、コンクールの度に順繰りに複数のピアニストにお願いしてました。その中の一人がこの人。)ちょっと、凄いでしょ。
(これは、娘が高2の時のコンクール風景。この時の伴奏はロシア人ピアニスト)
まあ、伴奏者が凄いからどうなの?って話ですけどね。ここだけの話、ビジネスライクでしたねえ、この伴奏者。まあ、五嶋みどりに伴奏をつけた前後に筆者の娘に付き合うんですから、仕事と割り切るしかないでしょうけど。ははは。
本題に戻しましょう。
USCにもUCLAにも合格したら、どっちをを選ぶのか?
これまでだったら、学費も安いし、名前も有名だし、文句なく州立大学のUCLAの勝ちだったはずなんですけどね。筆者の息子の友達は、せっかく入ったアイビーリーグのコーネルからUSCにトランスファーしちゃいました。まあ、カリフォルニア育ちは、東海岸のカルチャーに合わなかったのかもしれませんけど、地元に戻っちゃいました。そんなことをする子もいるくらいの大学になった、ってことですかね。
他にもUSCにトランスファーした息子の同級生はバシバシいます。ボストン大学に進学した友達3人は全員トランスファーしちゃった!ちょっと、驚きました。まあ、この場合は、現在の大学のランキングから考えると、途中でもっといい大学に移った、と考えられるんでしょうけど。ボストン大学はもう息子の出身高校から取りたくない、と思ったりして。
ねっ、USC侮れないでしょ。
と言う訳で、この話
つづく。
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