テニスのUSオープンがニューヨークで開催されてます。
と言うか、世界中が注目する試合が始まるのは来週ですけど、今週はファン・ウィークでタダで(ここが肝心。ははは。)誰でも有名選手の練習試合だとか、予選の試合だとかを観ることが出来ます。会場では、色んなイベントが行われていて1日と言うか、1週間毎日でも楽しめちゃいます。
で、大学の夏季授業が終わって毎日家でウダウダしている筆者の息子を誘いました。
『ねえ、USオープン行かない?』
『何の?』
『テニスだよ、テニス?』
『お母さん、テニス好きだったっけ?』
『えっ、タダだし。セリーナ・ゴメスが観れたりするし。田舎の大学に戻って自慢出来るよ。きっと。』
『セリーナ・ゴメス?ウィリアムズじゃなの?それにセレーナ・ゴメスだから、セリーナじゃなくて。まあ、お母さんはその程度のファンね。アホくさ』
『あっ。セリーナ・ウィリアムズだよね。ははは。他にも有名なプレーヤーの練習も観れちゃうし。』
『何だ、練習なの?そんなに興味もないスポーツの知らないプレーヤーの練習を観てどうするの?』
『でも、タダだし。。。』
『お母さんの行動の原動力はタダかどうかと言うのが情けないよね。息子として恥ずかしい。行かない。』
と言うおバカな会話の末、タダのUSオープンの『練習』を観る完璧な計画は潰えました。
で、その代わり、息子が提案したのは、飲みゲームをしながらおバカ映画の最高峰(?)とも言える『エース・ベンチュラ』の全映画を一気に観ちゃおうと言う企画。(エースベンチュラは親子共々ハマって、息子が小学生の頃から100回くらい観た映画です。)と言っても2つしかないですけどね。
飲みゲームと言うのは、おバカなアメリカの男子大学生が集まると兎に角飲みたがると言う傾向を端的に表しているじゃないでしょうか。映画を観ながらの飲みゲームと言うのは、あらかじめ取り決められたセリフが出てきたら、兎に角飲むと言う設定。エースベンチュラで言うと、例えば、彼の決まり文句の”All righty, then”が出てきたら、兎に角飲む。その他にもエースが話している時に相手をバカにしてモノマネしたら飲む。まあ、こんなゲームです。バカらしい。
『ここで、ワインを飲みましょう、とか言われるパスオーバーの晩餐会みたいだね』とか、言いながらゲームは進行しました。(パスオーバーは、ユダヤ人の一番大切なイベント。エジプトのファラオからモーゼに率いられて約束の地であるイスラエルに逃げたことをお祝いするイベント。この晩餐は、参加者は順番にハガダーと言う本を読みながら進むんですけど、ここでワインを1杯飲むとか出てきて、真面目にやるとヘベレケになる。)
おバカな息子の提案で、ワインではなく(まあ、ワインは勿体無いし)息子の友人が来た時に飲んだラムとウオッカの残りを飲むことに。ラムはコーラで割って。ウオッカはオレンジジュースを使ってスクリュードライバーにして。
2本映画を観終わった時には、親子の酔っ払いが出来上がっていた。ははは。
酔っ払った親子は、来週末に行くクリーブランド・オーケストラを観る前に予習をしようと言うことになりました。つまり、クリーブランド・オーケストラが映画に合わせて生演奏をするスターウオーズの『帝国の逆襲』を観る前にその前話『新たなる希望』も観ちゃおうと。
(これが、観る予定のクリーブランド・オーケストラのプログラム)
2本目の映画を観る迄に、ラムのコーク割2杯を飲み干した母は、敗退宣言をして3本目の映画から麦茶に移行。息子は、スクリュードライバーに移行して、パックに入ったオレンジジュース全部を飲み干した。ちょっとねえ。
ホント、大学で何を鍛えられてるんだか。まあ、息子の大学の周りは何もないし、冬は雪に閉じ込められるし、飲む楽しみしかないんだろうけど。
午後4時から始めて、終わった時は、もう11時。いやはや。まあ、息子がこんなおバカなことに母親を誘ってくれると言うのは、有難いのかな?
と言う訳で、今朝はちょっと二日酔いです。
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