ホーム・スクールって?(その2) | 双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

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やっと、息子の友達が消えてくれて日常が戻って来ました。

 

で、朝から蝉の声を聴きながら、犬の散歩をしています。乾燥したカリフォルニアでは、蝉なんていませんでしたから、なんだか異次元に迷い込んだみたいな気がしています。そう、日本の夏!って感じですかねえ。

 

(ハドソン川を挟んで見るニューヨークの夏景色)

 

で、前回、アメリカの筋金入りの箱入り娘であるお嬢ちゃんがホームスクーリングをしていた、というお話を始めたところで、終わってました。その続きです。

 

このお嬢ちゃん、幼稚園にも、小学校にも、中学にも、高校にも通ったことがありません。ずっと、家庭学習のみ。だから、イジメに合うことも無かったし、空気を読む、なんてことも無かったし、皆んながやるからしないといけない、と言うピアプレッシャーなんて無かった。だから、箱入りとは言え、ホント、自由奔放に生きていました。物怖じなんて絶対しない。ちゃんと、何でも言う。好きなものは、好き。嫌いなものは、嫌い。

 

筆者の娘とは、同じ年で、初めて会ったのは9歳の時。二人とも同じ時にバイオリンのオーディションを受けてユースオーケストラに入りました。その時には、このお嬢ちゃん、すでにピンク頭でした。ピンクですよ、ピンク!初めて見た時には、びっくりしましたねえ。世の中パンクはいっぱいいますけど、ティーンエイジャーにもならない子供ですからね。いやはや。

 

このお嬢ちゃん、地毛は、人が羨むブロンドですから、そのままで十分だとと思うんですけどね。黒い頭のオバちゃんとしては。ははは。そんなことは、お嬢ちゃんには関係無かったようですけど。それにブロンドですから、脱色しなくても、自分で簡単にピンクに染められる。チューブに入っている染料で、ちゃっちゃと。この年ですでにブッ飛んでました。自己主張が出来る!

 

近頃は、ホームスクーリングと言っても、オンラインで色々なプログラムがあります。その学年でしなければならないカリキュラムに応じて、勉強して行く。学校の勉強みたいに、チンタラやらないで、どんどん先に進みたい天才君たちにもホームスクーリングは有効なんでしょうけど、このお嬢ちゃんの場合は、ちっともそうじゃなくて、娘が会った頃は、まだ掛け算をしてました。9X9の掛け算!算数の能力は1、2学年下。いや、もっとか!

 

まあ、それもありですかね。極めてマイペース。お母さんは、めちゃくちゃ、おっとりしてました。上品な感じのブロンド美人。勉強して、のし上らなくても財産があるから問題ないのかもしれませんけど。好きなことだけして生きて行く?ああ、羨ましい!

 

で、お嬢ちゃん、興味のあることは、なんでもしたい。もっとも、音楽がらみでしたけどね。ピンク頭以外は。

 

まずは、エレキバイオリン。普通のバイオリンだけでは飽き足らず、10歳からエレキバイオリンを弾き始めた。まあ、すぐ買い与えるところも大したもんですけど。

 

ところで、クラシックのバイオリンは、筆者も面識のあるロサンジェルス交響楽団の第1バイオリンの奏者に習ってました。結構、強面の髭顔のオジサンですが、このお嬢ちゃんのことは、メチャクチャ可愛がってましたっけ。お嬢ちゃん、媚びないし、誰に対してもそのままですけど、ツボにハマるとほって置けない。何だか分かるような気がします。

 

それから、お嬢ちゃんがハマったのが、バイオリン作り。バイオリンを弾いていると、バイオリンメーカー(バイオリン作ったり、修理したりする職人)に出入りすることが結構あります。メンテだの、修理だの。で、このお嬢ちゃん、12歳頃から、バイオリンメーカーの徒弟になっちゃった。学校に行く代わりに、バイオリン職人の工房に通い始めた。ちょっと、面白いでしょ。

 

高校時代は、カズーと言うアフリカ発祥の笛にハマって、これで大学に進学すると言ってました。音大でパーカッションを専攻すれば、カズーを極めることも出来るのかもしれませんけど、そもそもこれ、音符が読めなくても出来ちゃう楽器ですし、これで進学するのは、どうなんだろう、と思ってたんですけどね。結局、無難なバイオリンで進学しました。

 

(これがカズー)

 

このお嬢ちゃん、長年バイオリンを弾いて来たとは言え、クラッシックに限らず色々なジャンルの音楽を幅広く勉強してましたから、進学先がバークリー音楽大学と聞いて、納得しました。普通にクラッシックをする音大じゃなくて、ジャズやポップで有名なバークリー音大に進学したのは、ベストな選択だった気がします。いいんじゃないですかね。パンク少年、少女も沢山いるし、自己表現にかけては筋金入りのお嬢ちゃんは、うまくやって行けるのではないかと思います。

 

(ボストンにあるバークリー音楽大学)

 

娘に聞いたら、このお嬢ちゃんいまだにピンク頭らしいです。バークリーの案内にピンク頭の彼女の写真が出ていたと笑っていました。大したもんです。10年もピンクなんて。

 

普通の親や子供は、普通に学校に通うもんだと思っていて、出来る限りベストな大学(ベストと言っても、色んな意味があるんですけど)に進学しようとしますけど、まあ、こんな変わり種もいると言うお話でした。お見事!

 

そのうち、このお嬢ちゃん、有名になるかなあ。楽しみです!

 

で、ホームスクールのお話、まだ続きます。

 

フレックスラーニングのウェブサイト

 

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