ニューヨークのマンハッタンの大部分で、昨日の午後6時47分から大停電。大変でした。
(昨晩のニューヨーク。北朝鮮と変わらない?)
夜の10時頃から復旧が始まって、明け方になってやっと完全復旧となりました。
金曜日の夕方から遊びに来ていたマンハッタンに住む友達は、筆者の所にいて助かった、と喜んでいました。本当は、1泊で帰るはずだったんですけど、連泊されちゃいました。ちょっと、面倒でした。何食も作らないといけないし。大声では言えないけど。
NYフィルやメトロポリタン・オペラだとかのホームグラウンドであるリンカーンセンターの近くに住んでいる知り合いは、寝るしかない、とラインで知らせて来ました。幸か不幸か、アパートの部屋は11階で、窓を開けたら風があって、冷房なしで乗り切ったようです。彼女が一番、気にしていたのが冷蔵庫の中身。冷蔵庫を開けないように厳命しました。
昨日は、土曜日だし、ニューヨークはコンサートもミュージカルも目白押し。で、ほとんどキャンセルになったようですねえ。もちろん払い戻しはしたみたいですけど、せっかく取れたチケットだったりすると辛いですよねえ。ハミルトンとかだったら、泣いちゃいますよね。レストランも閉めたし、地下鉄も動かないし、厳しい夜となりました。
ハドソン川を挟んでニュージャージー側に住んでいる筆者にとっては、文字通り、対岸の火事でした。
そう言えば、5、6年前、ロサンジェルスで大嵐があったことがあります。この時は、対岸の火事じゃなくて、渦中の人。
その時、筆者の地区は何と3日間停電!3日ですよ、3日!あの時は、大変でした。温水器も動かないからお風呂もシャワーも使えない!家中のキャンドルを持ち出して、結構、ロマンティックではありました。身体は臭かったですけどね。
電気がつかないし、コンピュータも使えないと言うことで、子供の学校はお休み。でも、会社は休みにならない。まあ、そうでしょうけど。良かったのは、携帯を充電出来たことですかね。でも途中の信号も壊れているし、通勤は大変でした。
便利なはずの世の中は、脆弱だと思い知った3日間でした。
その話をニューヨークの友人たちにしたら、感動されました。これで、少しは気が楽になったんならいいんですけど。
で、話は飛んじゃいますけど、気がつけば今日は、7月14日。そう、パリ祭。
アメリカでは、もっと即物的にバスティーユ・デイと言うのが普通です。何でもパーティーにこじつけたい大学生は、チーズを食べて、ワインを飲むと言う企画のパーティーをしたりするようです。どこにいても大学生のやることは、同じです。
以前、筆者の部下にフランス人がいたんですけど、パリ祭の日は、ロサンジェルスにあるフランス領事館にドレスアップして出かけてました。だから、この日は、早退。在留フランス人は全て、領事館のパーティーに出席する権利があるとか。タダでフランスワインとチーズ。いいなあ。こんなことを全世界でしているのかどうかは知りませんけどね。結構な費用になるんじゃないですかねえ。フランス、太っ腹。
そう言えば、筆者もその昔、パリ祭に行こうとした(?)ことがあります。
大学院を出た後、沢木耕太郎の『深夜特急』に触発された(?)訳でもないんですけど、次のことを始める前に、とにかく出かけようと思って、バックパッキングをしたことがあります。まずは、ベタですけど、香港から。泊まったのは、救世軍のホステル。出だしが渋いでしょ。アメリカ人に言うと、凄く驚かれます。救世軍なんてアメリカでは、ホームレスの人を救済するような所ですからね。
その後で、タイ。タイの島で1ヶ月くらいぶらぶらして、たどり着いたチェンマイで、バックパッキングをしていた二人のアメリカ人青年と友達になりました。二人は、幼馴染で大学を出たばかり。一人はスタンフォード。もう一人はカリフォルニア大学バークレー校。気のいいお兄ちゃんたちでした。今、どうしてるんだろう?
二人に会ったのは3月の終わりでしたけど、7月14日にパリで会おう、と約束(?)しました。二人は、タイからバスや列車を乗り継いでヨーロッパに入る計画。ねっ、深夜特急みたいでしょ。筆者もその後で、飛行機でヨーロッパに入ったんですけど、結局フランスには行きませんでした。
すっぽかしちゃった。ゴメン。
まあ、いつのパリ祭か確約しなかったから、来年行ってみるのもいいかもしれませんけどね。でも、約束の場所には、いないだろうなあ。
じゃあ、今日は、安いボルドーでも開けますかね。
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