『おバカ』な男子大学生と高校校長 | 双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

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独立記念日のお祭り騒ぎが終わって、やっと日常が戻って来ました。つかれたー。

 

それにしても、男子大学生の盛り上がり方を目の当たりに見るのはそれなりに面白かったですねえ。筆者の息子の友達4人が3泊4日転がり込んでました。

 

で、どんなことをしていたか?マリオカート!

 

 

こんな年になってもマリオカートで盛り上がるんだなあ、と思った筆者が甘かった。よく見ると、皆んな目の前にバドワイザーが置いてある。1レースの間にビールを飲み終わらないといけないと言うトンデモナイゲーム。

 

ルールは、『飲んだら、乗るな。乗るなら、飲むな。』ふざけてます。つまり、ビールを飲んでいる間は、車を運転出来ない。ちょっと、待ってよ。結局、酔っ払って運転してるってことでは。。。メチャクチャ突っ込みどころのあるゲームです。

 

見ていると、レースが始まったら、一気に飲んでから運転を始める子もいるし、途中で何回も休んで飲む子もいる。ゴール前で車を停めて、一気飲みをするのもいる。まあ、どこで飲んでもいいですけどね。大学生男子の考えることは、トンデモナイ。何度もレースをやっているうちに皆んなヘロヘロ。しょーもない。

 

こんな、ふざけた連中ですけど、この夏休みは、皆んな結構な所でインターンをしてます。仲間内の『物理の天才』君はNASAで。数学専攻の子は、ヤンキースでプレーヤーの統計を出す仕事をしている。後の二人は、応用数学専攻ですけど、ひとりはジョンズホプキンス大学でTAつまり教授のアシスタントをしている。もうひとりは、NYでバス路線の運行計算している。大したもんです。この連中、いずれアメリカを背負って立つんですかねえ。まあ、3泊させて飲み食いさせて、十分恩を売りました。恩返しはあるかなあ。

 

こんな『おバカ』な男子大学生の生活を観察した後で、出くわしたのが『おバカ』なフロリダの高校校長の記事です。

 

この校長、『ホロコーストは歴史的な事実ではない』と言い切っちゃったんですね。一体アウシュビッツ収容所が残っているのを何だと思ってるんですかねえ。極東の島国の学校でも、同じ枢軸国に属するナチスドイツの話はちゃんと習いますよね。日本こそ、同盟国のしていた残虐な行為に蓋をしたいくらいでしょうにね。誰でもヒトラーのことは知ってる。

 

(アウシュビッツ)

 

この学校のホロコースト教育について疑問を持った父兄が、去年校長にそれを問いただすメールを送ったのが事件の発端。その返事で、校長は、宗教と同様に個人的な意見、立場を尊重しますけど、公立高校ですから、事実としてはっきり判明していないことは、学校で教えられない、と言い切っちゃった。『えっ!』

 

そう言えば、アメリカでは進化論を教えるのも地方によっては難しいようですからね。つまり、キリスト教で教えるアダムとイブのお話とマッチしないですから。それで、クリエイティブ・サイエンスなんて、科学的根拠の全くない教科まで出来ているのが、アメリカです。日本では、考えられない!

 

そんな父兄と校長のやり取りが最近になって地元紙パームビーチポストにリークされちゃった。『ホロコーストがあったなんて、皆んなが皆んな信じている訳じゃない』言い切った校長のメールが載っちゃった。新聞のインタビューに答えて、おバカな校長は、『言い方がまずかったかも』と答えちゃった。言い方の問題?そうなんですか?単に言い方?

 

やっぱりこの校長、ホロコーストを信じてないじゃないか、と今度は全国紙で炎上しちゃいました。信じる信じないと言うか、アメリカ軍は、ユダヤ人収容所を解放したんですから、しっかり国家レベルで事実として把握していたはずですけどね。記録も、写真もたくさん残っているし。生き残りのユダヤ人もいるし。事実なんじゃないですかねえ。

 

アンネ・フランクの話も知らないの、この人?アカデミー賞を取った映画シンドラーズリストだってあったし。世の中に知らない人がいるとは思わなかったですねえ。しかも高校の校長!一体、どうやって生きて来たんだか!

 

全国紙USAツデイの記事

 

この校長、学校区からも随分叱られて、ホロコースト博物館に行かされて勉強させられたみたいです。

 

それにしても、ナチスから逃げて来たユダヤ人がたくさん住んでいるアメリカでこれは、マズイ。共和党も民主党も反ユダヤは、絶対しない政策ですからね。しかもフロリダは、お金持ちのユダヤ人が引退して過ごすメッカですしね。いやあ、びっくりした。

 

『おバカ』な校長と言うだけではすまないかも。

 

長い夏休み、ヒトラー関連の本を読んで見るのもいいかもしれませんね。個人的には、もうこの手の本は、読むのはシンドイので、したくないですけど。実際、沢山読んだし。アンネ・フランクの隠れていた家にも行ったし、もういいかな、と思ったりして。でも、学生諸君は是非、避けて通らないで下さいね。

 

それはともかく、皆さま、有意義な夏をお過ごし下さい。フレックスラーニングで夏の集中プログラムを取るというチョイスもいいかもしれませんよ。

 

ごきげんよう。

 

フレックスラーニングの夏プログラム

 

 

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