特権じゃなくて、当たり前の権利 | 双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子の子供を2人ともアイビーリーグに入学させた母親であるフレックスラーニングのシニアカウンセラーがニューヨーク近郊から発信しています。フレックスラーニングはアメリカ大学進学相談、オンライン家庭教師のプロです。

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なんと、なんと、昨日の6月30日、いつも見慣れているハドソン川を反対側から、つまりニューヨーク側から臨む高層コンドミニアムに住むお宅におよばれしちゃいました。いいでしょ。しかもこのお宅、リンカーンセンターのすぐ隣ですよ。羨ましいなあ。NYフィルも、メトロポリタン・オペラも、バレエもなんでも歩いて行ける。席に着くまで5分の距離。羨ましい。

 

一体、いくら払えば、こんな所に住めるんですかねえ。あまり考えると、嫌になるので止めますけどね。世の中、なかなか不平等です。

 

何が平等なのかを考えさせられるのが、昨日のニューヨークでもありました。

 

この高級コンドミニアムの行き帰りは、物理的な意味だけの移動だけじゃなくて、心理的にもインパクトのある移動でした。なんせ、世紀(?)の大イベント、ワールドプライド・イン・ニューヨークの日でしたから。

 

(これは、USA Todayに今日掲載された写真)

 

ワールドプライドは、簡単に言うと、ゲイパレードの世界版(?)。ゲイの啓蒙活動の中心だったグリニッジビレッジにあるゲイバー、ストーンウォールで50年前に起きた警察との攻防を記念して、ニューヨークで、大々的に一大イベントとなりました。

 

6月は、LGBTQのキャンペーン月間と位置付けられていて、ニューヨーク市内のあちらこちらにレインボーフラッグがはためいてましたし、地下鉄だって車体にレインボーのハートマークがつけられていて、それはそれは街中で、盛り上がってました。その最後を飾ったのが昨日。盛大なパレードは正午から。マンハッタンの至る所で、コンサートを始めとして色んな催し物もありました。

 

とにかく、すごいお祭り騒ぎ。世の中こんなにLGBTQの人がいたんだろうか、とびっくりするくらいでした。まあ、シンパの人の方が多かったのかもしれないですけど。このお祭りに参加しない人は、異端、みたいな、そんな感じがしたのは筆者だけでしょうかねえ。とにかく、芸能人も、政治家も企業も、我こそは、の勢いでサポートしてました。

 

この50年は、ゲイの人たちにとって、長かったんでしょうか、短かったんでしょうか。どうなんでしょうね。

 

いつもは、バスでニューヨークの真ん中まで30分で行けるんですけど、1時間半もかかっちゃいました。なんせ、世界中の人がニューヨークを目指す(?)みたいな感じで、リンカーントンネルがめちゃ混み。全然動かない。早めについて、お祭り騒ぎを冷やかしちゃうぞ、と思ってたんですけど、お約束にも遅刻の勢い。参りました。

 

で、大急ぎで地下鉄に乗り換えたんですけど、ウキウキ気分は味わえました。駅でも地下鉄の車両内でも。頭に花を飾ったゲイカップルが手を繋いで歩いているのに何人も会いましたし、レインボーカラーの服を着た普通の男女のカップルもたくさん見かけました。みんな同じ。みんなハッピーな普通の人たち。時間が気になる筆者も幸せな気分になっちゃいました。

 

ゲイパレードは、シカゴやサンフランシスコを始めとして全米各地でも、世界中でも行われました。メトロポリタンオペラもこのワールドプライドのイベントには、力が入ってました。SNSにもいっぱいポスティングがありましたし。ジュリアード音大も負けていません。サポートを前面に押し出してました。そう言えば、サンフランシスコは、あのグーグルがスポンサーをしてイベントが行われました。会社のいいPRになったんでしょうね。こう言うことは、言いたくないですけど。政治家たちもあちらこちらでコメント出してましたしね。

 

(これは、ジュリアードのLGBTQへのサポート)

 

 

(これは、メトロポリタンオペラのLGBTQのパレードのフロート)

 

そう言えば、数年前、筆者の息子が某アイビーリーグ大学で高校生のための夏期クラスを受講したんですけど、あんなに高い授業料を出した挙句の収穫は、スーツケースに山と入ったコンドーム。洗濯物を取り出そうとしてスーツケースを開けて、目が点になりました。受講中にゲイパレードが大学町であって、それに参加してもらったのがこのコンドーム。アイビーリーグを始め、アメリカの有名大学はリベラルですから、LGBTQへのサポートは半端じゃない。で、息子はその洗礼をしっかり受けて、参加したパレードで貰いまくっちゃった。

 

『まあ、一生、買わなくていいんじゃないの』と冷静に母はコメントしました。バカだなあ。そう言えば、あのコンドームどうしたんでしょうかねえ。

 

ニューヨークのバスターミナルに辿り着いたのは、夜の11時頃だったんですけど、日曜日なのに大勢の人でした。どっちを見てもレインボーカラー。バスの中も初老のゲイカップルが楽しそうにその日撮った写真を二人で見ながら、嬉しそうなのが、嬉しかったです。

 

(こんな感じの人たちがいっぱいだった午後11時のニューヨークのバスターミナル)

 

日本でもパレードがあったんですよね。インターネットのニュースで見ました。

 

世界中の人たちが、幸せになれるといいですよね。好きなものは、好きと言うのは、当たり前の権利なんですから。


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