ヤバイ大学街のお話 | 双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子の子供を2人ともアイビーリーグに入学させた母親であるフレックスラーニングのシニアカウンセラーがニューヨーク近郊から発信しています。フレックスラーニングはアメリカ大学進学相談、オンライン家庭教師のプロです。

『怖かったー!』

 

今朝、ニュージャージーの州立大学のラトカーズのニューワーク校で、夏学期の授業を取っている息子を落として郵便局に行った時のお話です。

 

ニュージャージー工科大学)

(ラトカーズ大学)            (ニュージャージー工科大学)

 

因みに、このラトカーズは、古い大学でアイビーリーグに入らないかとその昔、お誘いを受けた名門大学です。ですが、広く門戸を開くと言う方針を貫くべく、州立大学として残ることにしたんですけど、そのせいか、パブリック・アイビー大学と呼ばれています。この辺りでは、難関大学の一つです。イメージで言うと、ニュージャージ版UCLAと言う感じですかね。東海岸でここに行っていると言うと、大したもんだ、と思ってもらえます。

 

で、お話は郵便局です。ニューワークはニュージャージーでは一番大きい都市ですけど、50%

以上が黒人です。ダウンタウンには、ラトカーズもあるし、ニュージャージー工科大学もあるし、コンサートホールもあるし、まあ、文化的な都市の体裁も整えているんですけど、ちょっと外れると結構、ヤバい所でもあります。ダウンタウンの郵便局だと駐車場もないし、ちょっと離れた所の郵便局に行くことにしました。GPSで調べて大学から車で10分の郵便局を目指したんですけど、これが無い!なんだか大きい建物の工事現場に辿り着いた。そのあたりを3周くらいして、諦めて、そこからまた近くにある郵便局にGPSをセットしてそこからまた10分走りました。

 

郵便局はあったんですけど、駐車場が無い。まあ、ニューワークは古い街ですから、駐車場つきの郵便局なんて、造られた頃は必要無かったんでしょうねえ。とは言え、郵便局の裏のストリート沿いは車を停めることが出来ました。チケットを切られないようにちゃんと駐禁じゃ無いことを確かめたまでは良かったんですけどね。歩きながら、若干違和感を感じました。

 

違和感は、郵便局のドアを開けて的中しました。ここは、どうやらこの辺はギャングの巣窟であったと。窓口に座っている職員との間は、防弾ガラス!いや、防弾プラスチック!小包の受け渡しは、横にある2重扉を通して。つまり、顧客側の扉を開けて、物を置く。そしたら、職員は、自分側の扉を開けてそれを受け取る。直接のやり取りはしない。ヒエー!

 

この郵便局、閑散としていたんですけど、それはそれで不気味。ですが、誰も来ないといいなあ、と思ったりもして。怖い人が来ると嫌だなあ、と緊張しました。だって、こっちは防弾ガラスの外側ですから、流れ弾に当たっちゃうんじゃ無いかと、気が気じゃ無かった。

 

(これが件の郵便局。窓口には、防弾ガラスがきっちり。)

 

筆者がこの郵便局に着いた時は、どうやら不法滞在のヒスパニック女性とそのパートナーと思われる男性が窓口の職員とやり取りをしていた。これも怪しかった。どうやらこの女性は、この男性の家に住んでいるらしいですけど、彼女宛てに小包が届いた。不在通知を持ってそれを引き取りに郵便局に来たものの出せる身分証明が無い。それで、すったもんだ。職員は15日間、保管するからその間に身分証明を持ってやって来いと繰り返すばかり。同伴の男は、自分が引き取りたいと言ったんですけど、彼女とは何の関連も無い他人。あまり、事を荒立てるとマズイと思ったらしくて、差出人に送り返してくれて構わない、と言うことになりました。

 

ふーーん。

 

筆者が小包をお願いしている間に2、3人、後ろに人が並びましたけど、全員黒人。それにしてもこの郵便局、窓も格子がハマっているし、蛍光灯も暗いし、凄く殺伐としている。雰囲気は、刑務所。もっとも行ったことは無いですけど。

 

郵便局を出て、車に戻る道を引き返しながら、この辺りは結構ヤバいんだろうなあ、と思って足早に歩いたんですけど、うーーん、怖かった!道沿いに黒人男性がたむろしている。そこに車で乗りつけた人がいて、そこで何やら取引が始まった!いやあー、ちょっとマズイよね、これ。窓越しにお金を渡している。いやあ、見たく無いよね、これ。ドラッグの売り買い。『見てませんから。絶対、何も見てません!』オーラを出しながら、とにかく車まで辿り着くのが必死。車も無事だよね。お願い!と願いながら。

 

車に乗ってからが早かった。とにかくここから脱出。今日は、授業が短いと聞いていたので、ダンキンドーナッツに行って、お茶を飲みながら本でも読もうと思ったんですけど、この郵便局の近くのダンキンドーナッツに行く勇気はなくて、大学の近くまで一目散に戻りました。それから、大学の近くのダンキンドーナッツへ。最近、よく通っているので顔なじみになっちゃいました。へへへ。

 

(毎日、太るよねえ、と思いながらダンキンドーナッツでお茶とドーナッツ2つを買う筆者)

 

防弾ガラスの郵便局は初めてでしたけど、そう言えば、防弾ガラス越しに客とやり取りをするファーストフードのお店に行ったことがあります。これも怖かった!

 

コーポレートで仕事をしていた頃、出張でサンディエゴに出かけて、ランチ時間になったので、その途中の何処かで何も考えずフリーウェイを下りて、アメリカではどこにでもあるサブウェイと言うサンドイッチ屋に行ったことがありました。ここも入った途端、『えっ!』でした。小さな穴からサンドイッチとお金のやり取りをするんですから。流石にこの店で食べる勇気はなくて、サンドイッチを買うと車で食べました。

 

銃を持つことは、アメリカ人は権利であると歴史的に考えて来ました。ですが、近頃の学校やモールやユダヤ人のお寺だとかで乱射やテロがあったりと、銃規制についての論議も多くなって来ています。銃所持を禁止することは出来なくても、所持の申請を厳しくしようとか論議されてますけど、なかなか前に進んでいません。そんな銃規制がうまく出来ない現状の中で、自分の身を守る事を考える必要があります。だから、場所によっては郵便局でもサンドイッチ屋でも防弾ガラスが必要ということなんでしょうねえ。これがアメリカの悲しい現実。

 

まあ、ともあれ、小包は無事、発送出来たことで、メデタシ、メデタシ(?)と言うお話でした。

 

フレックスラーニンングの夏期講習

 

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