波乗りオバサン | 双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子の子供を2人ともアイビーリーグに入学させた母親であるフレックスラーニングのシニアカウンセラーがニューヨーク近郊から発信しています。フレックスラーニングはアメリカ大学進学相談、オンライン家庭教師のプロです。

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ボストン空港の天気は、雨。気温は4度!いきなりですからねえ。ハワイのマウイ島で夏の日々を過ごして戻って来た途端、このザマです。このギャップ、半端ないです。

 

(泊まったホテルのプライベートビーチ)

 

ワイキキビーチのあるオアフ島には、4回ほど行ったことがあったんですけど、マウイは初めてでした。随分、違うんですねえ。ブロック毎に冷やし中華も、スパムおにぎりも、お土産も売ってるABCストアがあるオアフ島と違って、何もない。リゾートホテルが点々と建っているばかりで、周りには何もない。だから、そのリゾートホテルに泊まると、そこで何でもすることになります。囲い込みビジネス。しかも、何でも高い。ふん。

 

歩いてどこにも行けないので、(まあ、行かなくてもいいんですけど)レンタカーをしてちょこちょこ出かけました。イオナ峡谷とか、ラハイナとか、有名な巨木バンヤンツリーとか。ついでにツアーでパイナップル農場を見に行くことにしたんですけど、オバサン2人、オオボケで、バスの乗り場を間違えた。その結果、あろうことかサーフィンツアーに参加することになっちゃいました。サーフィンですよ、サーフィン!このツアーだけは、絶対参加することはない、と思ってたんですけど。ホテルからのツアーは、これしか残っていなかった。で、押し込められてビーチに連れて行かれてしまいました。

 

(バンヤンツリー)

 

信じられない!

 

で、びびったオバサン2人は、せめてパドルボードにしてもらいました。でも、これ、サーフィンより難しかった!なんせ、サーフボードに乗って、波に向かって、漕ぎ進むんですから。何回も大波にさらわれて、ボッチャン。死ぬほど、海水を飲みました。怖かったー!こんなこと、無理やりさせられなかったら、一生しなかっただろうなあ。とにかく、前だけを見て漕ぎまくれ、とインストラクターに檄を飛ばされ、1時間半、とにかく漕ぎました。気がついたらかなり沖まで出てしまい、今度は、ビーチに戻れない!

 

で、どうしたか?

 

信じられないでしょうけど、波乗りですよ、波乗り。インストラクターが大波に乗っけてくれました。ボードになんて立てないですからねえ、座ったママで、サーフィン。いやあ、信じられないくらい早かった。とにかく、他のサーファーに、”I’m going through!” と大声で叫んで避けてもらいながら、ビーチまで10メートルくらいまで、波乗りしちゃいました。サーファーの気持ち、ちょっと分かったかも。でも、2度としませんけどね。

 

夢のようなハワイでの数日を送った後、ロサンジェルス経由でレッドアイ(西海岸を夜中に出て、翌朝東海岸に到着する夜間飛行の便の愛称。要は、着いた日に、寝不足で目が真っ赤になることからこう呼ばれる)に乗って、ボストンまで行きました。ニューヨークじゃなくて、ボストンだったのには、訳があります。筆者の娘の所属するオーケストラのコンサート。この時期、どの大学も卒業を前に色々なイベントがあります。このコンサートもコーラスとの合同で、4年生は、タキシードやドレスの胸にコサージュを付けて、祝われます。

 

(オーケストラとコーラスのコンサート)

 

5月末の卒業式を前にした大学4年生の何人かと話して実感したのは、随分な数の学生が大学院に進学することです。特に理系の学生は、大学だけじゃあ、勉強が終わらないんでしょうね。オーケストラの団員はやたら理系が多い。面白いでしょ。その進学先が決まった人もいますけど、まだ、結果待ちの人もいました。就職にしても、日本の大学と違って、集団で入社式なんてないですからねえ。

 

そう言えば、前のブログで書いた友達のお嬢ちゃんですけど、既に卒業式が終わって、日本に戻りました。東京にあるアメリカの会社への就職も決まっています。良かった、良かった。

 

トランプ政権下、外国人がアメリカ国内で仕事を獲るのは、ますます難しくなっていますから、日本人学生のほとんどは、ボストンで毎秋行われるキャリア・フォーラムに参加したりして、日本での就職を目指します。このお嬢ちゃんも、アメリカ国内でインターンをしたりして頑張ってみたんですけど、会社は、外国人のビザのサポートは出来ないとはっきり言われたそうです。そうでしょうねえ。アメリカ人の学生だって、就職は大変なんですから。

 

コーポレートの仕事をバシバシしていた頃、プロジェクトを立ち上げた時に、テンプを雇うことが良くあったんですが、ロサンジェルスだったせいか、UCLAを出たばかりの若者というのに結構、行き当たりました。確かに優秀でした。でも、卒業したものの仕事が見つからない。厳しいですねえ。

 

印象に残ったのは、二人の青年。一人は、ロースクール崩れだったんですが、それはそれは、書類の整理が上手かったですねえ。クリップ一つつけるのも、付箋をつけるのも、ダントツ。コピーも綺麗で手早い。もう一人は、経済学専門で、チェスプレーヤー。メチャクチャ数字が強かった。データの分析をさせるのに非常に役に立ちました。アドミのアシスタントには、エクセルを使う時は、ちゃんと数式を作って渡すことが常なんですけど、この青年には、丸投げが出来た。ホント、役に立ちました。

 

二人とも雇ってあげたかったですけど、1年契約で終わり。残念。有名大学を出ても就職は、厳しいです。

 

とは言うものの、長い人生、どうにかなりますって。大丈夫です。

 

取り敢えず、ご卒業おめでとうございます。

 

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