遊ぼうよ | 双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子の子供を2人ともアイビーリーグに入学させた母親であるフレックスラーニングのシニアカウンセラーがニューヨーク近郊から発信しています。フレックスラーニングはアメリカ大学進学相談、オンライン家庭教師のプロです。

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大学時代の友達からニューヨークに数日いるから、『遊ぼうよ』と言うお誘いを受けました。この年になっても、『遊ぼうよ』は嬉しい。

 

友達は、筆者と遊びたいからニューヨークにやって来るじゃなくて、娘の卒業式にやって来るんですけどね。お嬢ちゃんの大学はボストン。東京から直行便がない(?)ことをいいことに、乗り換えのニューヨークで数日遊ぼうと企んだわけです。だから、やっぱり『遊ぼうよ』は有効かな?

 

(ニューヨークの中心、タイムズスクウェア)

 

ちょっと悔しいのは、筆者の家じゃなくて、男友達の家に厄介になることを決めたこと。まあ、このあたり、いくつになっても女友達は、男が絡むと容赦ないです。でも、この男友達は、ゲイのフランス人でパートナーと一緒に暮らしている。だから、友達にチャンスは無い。ザマアミロです。それでも、女友達の家よりは、ちょっとウキウキするらしい。まあ、いいですけどね。ホント、しょーもない。

 

だから、筆者と『遊ぶ』のは、ディナーで1度会うだけ。筆者は、この友達の娘のアメリカでの親代わりと言う名目になっているので、この娘がニューヨークでインターンをしている時は、何回か一緒にごはんを食べたりしました。卒業したら日本で働くことになっているので、寂しくなります。『アンちゃん、今度は東京でオバチャマと遊ぼうね。』

 

(息子の高校の卒業式。夕方から行われて、卒業生はこのままパーティーに。)

 

このお嬢ちゃんの卒業式はなんと5月1日。ちょっと早め。普通、大学の卒業式は、5月末が一番多い。だから、今は期末に向けて大学生はちょっとストレス気味になっています。

 

アメリカでは、入学式よりも卒業式の方が盛り上がります。親兄弟、親戚まで集めて卒業式の後にディナーをしたり、パーティーをしたり。卒業式の後は、大学の近くのレストランでディナーと言うのが定番なので、何ヶ月も前から予約を入れます。高校は、大学ほど卒業ディナーだとかパーティーだとか大きいものにはなりませんけど、それでも盛り上がります。特筆すべきは、やっぱりプロム。

 

プロムと言うのは、卒業を記念して学校単位で行われるパーティーです。生意気にもホテルの宴会場とかで行われます。このプロムですけど、高校生には結構なプレッシャーになります。特に男子には。どこの学校も11年生(高2)、12年生(高3)の参加が許されていますけど、全く参加せずに高校生活を終える子も勿論います。筆者の息子なんてその予備軍でしたからねえ。ちょっと、情けない。

 

男子高校生は、このお相手を誘うのに色々工夫をしてます。

 

息子の学校で流行っていたのは、Will you go to Prom with me? と書いたポスター用紙を片手に、花束を片手に持って、廊下で膝をついて目当ての女子を誘う。衆目の中で、誘う。これは結構、難易度が高い。振られることはない確信がないとちょっと無理。

 

息子の友達の中には、剛の者がいて、その過程をライブストリームしました。まずは、その日早めに家を出るところから始まる。バックパックに丸めたお誘いのポスターを突っ込み、花束を突っ込み、それを背負って自転車に乗る。それを撮っている携帯は、ちゃんと自転車につけて。学校に着いたら、お目当ての彼女が第1限目に来るはずの教室も前で待つ。そしてお決まりの片膝ついて。凄いなあ。筆者は、ユーチューブにアップされているのを息子と一緒に後で観ました。

 

『で、あんたは、どうするの?今年は最後のチャンスだけど、行くの?』

 

鬼畜な母の質問に息子は、『考えてるんだけどね』とモゴモゴ。

 

この男、ヘタレです。中学の頃は、フェースブック上にワイフがいたんですけどね。これも、ある女子に関係をワイフにしてくれ、と言われてしたに過ぎません。バーチャル上の。ここまで、相手が意思表示をしたにも関わらず、全くのアフターケアが出来ず、高校に入るまでには、離婚されました。その後は、何もなし。『元妻』は、早々にプロムの相手を見つけたようです。

 

同じクラスで話をする数少ない女子の中から、一番脈のありそうな子を3ヶ月前に選定したものの、中々行動に起こせず、プロムのチケットを買う最終日まであと2日。しびれを切らした鬼畜な母親に、お誘いに使えと渡されたマスコットの小さいヌイグルミをバックパックにしまって学校に行ったのに、その子が同じクラスの女の子同士で行くことにした、と喋っているのを聞いて敗退。ホント、しょーもない。

 

『で、どうするの?』

 

流石に息子も高校生活最後だし、プロムに行かなかったと言うのは、生涯の汚点になるだろうと思ったらしく、最後に決意して誘ったのがレスビアンの女子。この子なら、他の男子が誘っていないと思ったらしい。『一体、この息子、何を考えているんだ!』でも『ゴメン、もう女子を誘ってるから』と丁寧に断られた。ヘタレのくせにカッコつけの息子は、ヌイグルミは、この子に上げた。男前です。(バカにしてるんですけどね。)

 

(デートのいない息子がタキシードを着て、人の写真を撮る様子。)

 

結局、息子は、相手を誘えなかった男子ばかりで出かけました。流石に息子の友達はこんなのばっか。どうやら、女子も男子もそう言う子が結構いるみたいですけどね。

 

メデタシ、メデタシ。ああ、バカらしい。

 

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