卵探しの日 | 双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子の子供を2人ともアイビーリーグに入学させた母親であるフレックスラーニングのシニアカウンセラーがニューヨーク近郊から発信しています。フレックスラーニングはアメリカ大学進学相談、オンライン家庭教師のプロです。

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今日は、日曜日です。ただの日曜日じゃない。イースターサンデー。と、言うよりも、子供たちにとっては、春休み最終日。

 

小さい子供たちは、エッグハントに興じる日。本当の茹で卵なんて、今時使わないで、もちろんプラスティック。しかも、中にガチャガチャで出るようなオモチャが仕込んであるようなタマゴ。

 

 

そう言えば、子供の頃、ミサに来ない我が家のことを心配(?)して食紅で染めた茹で卵をビニール袋に入れて、フランス人の神父さんが訪ねて来たもんです。多分、イースターで余ったタマゴだったんだと思うんですけどね。

 

カソリックは、旧教と言われるだけあって、今さら布教活動を積極的にしてませんけど、信者に対しては、結構色々煩い。それにほだされて(?)母はたまに教会に出かけてました。年の離れた姉は、ミッションスクールの女子校に中学から大学まで通ったんですが、その学校に在学していた間は、規定により日曜日は学校付属の教会に行く必要があって、日曜日は教会通い。

 

と言うことで、野放しだったのは、元々信者じゃなかった父と筆者。日曜日は、2人で朝寝をして、ホットケーキを焼くのが定番。結構、これは、父娘の大事な時間でした。2人で、工夫を重ねて、色んな物を入れてみた。中でも2人がハマったのは、コーヒークリーマー。結構、いけます。

 

久しぶりに、思い出しました。懐かしいなあ。

 

筆者は、ホント、宗教的にはロクでもない家庭に育ちました。世間的には、カソリックの家庭だったにも関わらず、姉はプロテスタントの教会に通い、俗物の父は、若い頃仲良くしていたカソリックの神父が還俗してシスターと一緒になっちゃった話を、ホットケーキを食べながら小学生の娘にする。その神父とは、戦後、あまり食料がなかった頃にウサギを2人で捕まえて、それを焼いて食べた、とか変な話ばかりする。

 

だから、筆者がキリスト教で思い浮かべるのは、色付きのイースターエッグ、ホットケーキ、ウサギ。

 

このイースター、春分の後の満月の日のすぐ後の日曜日と言うルールで決められているので、毎年違います。3月の22日から4月の25日までの間で動くんですけど、今年は、遅い。4月21日ですからね。子供たちは、イースターの前後で春休みがありますけど、大学はスケジュール的にそうは行かないようで、どこも3月末の1週間がお休みのようです。

 

ついでに言うと、ユダヤ教の大切な聖日、パスオーバーは4月19日の金曜日でした。イエスキリストで有名な最後の晩餐は、つまりパスオーバーの聖餐のことです。イエスは、ユダヤ人ですからね。だから、お分かりのように、イースターとパスオーバーは日程的に近い。面白いのは、ユダヤ人たちは、毎年、ファラオにピラミッドを造らされていたエジプトでの苦難を偲び、モーゼに率いられて約束の地に辿り着いたことをまるで昨日あったことのように、話します。3000年もの間、ずっと。凄いです。

 

(パスオーバーの聖餐は、この本を順番に読みながら行われます。)

 

(これは、ユダヤ人の家の玄関に必ずある印。モーゼの時代はラムの血を使った。つまり、これがある家は神様は、災禍がパスして行くように取り計らった。だからパスオーバー)

 

日本では、偏差値で学校を選ぶことが蔓延っているので、別にクリスチャンじゃなくてもミッションスクールに行きます。筆者の姉がその昔通っていたようなミッションスクールは、多分例外に近くて、日曜日の教会通いなんてまずない。その日は、塾に行く日(?)はははは。

 

アメリカにもミッションスクールはあります。ハーバードだって元々は、牧師養成学校でしたしね。クリントン大統領の自伝に、『ジョージタウン大学に通っていた時に、南部のバプテストの息子がイエズス会の大学で何をしてるんだ、て言われちゃったよ』なんて出てきます。半分、冗談ですけどね。カソリック色の強いノートルダム大学なんて言うのは、今どき別格で、アメリカでも大学は、どんな宗教の学生でも受け入れています。

 

その昔、ハーバードは優秀な学生を選んだら、あまりにユダヤ人が多くて、その調整をしていた、と言う話があります。合否判定をする時に、願書の段階でユダヤ人の苗字を出来るだけ避けたり、面接は、見かけからユダヤ人かどうか判断するために行われていた。こんな時代もあったんですねえ。最近は、人種を選ぶ質問がありますけど、それは主にマイノリティ救済のために使われていて、宗教はそこでは全く出て来ません。

 

ですけど、小中高ではちょっと、違う。カソリックスクールには、やっぱりカソリックの子供たちが通うのが普通です。しかも、カソリックスクールは、男子校、女子校と分かれている場合が多い。アメリカのイメージからするとちょっと、以外でしょ。で、学校ではちゃんと宗教の授業が必須でついて来ます。神父や修道士が授業を受け持ってる。そんな学校では、選択外国としてラテン語なんて言うのもあります。(筆者の親の世代は、日本でもミサはラテン語でしたからねえ。)

 

イースターサンデーの今日、とりとめもなく頭に浮かぶことを書いちゃいました。それじゃあ、皆さま、ハッピーイースター!

 

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