ハワイだ!わっしょい! | 双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

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ハワイだ!ハワイだ! わっしょい、わっしょい!

 

ロサンジェルスの友達から、『ハワイに一緒に行ってくれない?』と言うめくるめくようなお誘いを受けて、毎日雪を眺めてウンザリしていた筆者は、小躍りしてしまいました。

 

(先週末に行ったブラウン大学のキャンパス。ここも雪景色)

 

村上春樹の『遠い太鼓』と言うギリシャ生活を綴ったエッセイ集の中にあった話を思い出しましました。雨で閉じ込められている時に執筆していた小説『ダンスダンスダンス』の舞台をハワイにして、登場人物にピニャコラーダを飲ませて陰鬱な毎日を乗り切ったと言うお話。ホント、気持ちが分かります。筆者も今ハワイ行きを夢見て、この寒さを乗り切ろうと決意を新たにしてますからね。はははは。ピニャコラーダ飲みたい!

 

そんなこんなで3月も半ばです。公立大学のナンバーワンのUCLAを含むカリフォルニア大学(UC)9校の合否発表の時期が来ました。9校どこも発表日がそれぞれ違っていて、3月1日から31日までの間にすることになっています。UCLAとか、UCバークレーとかは、月末で、最後まで焦らします。ドキドキですねえ。

 

カリフォルニア大学受験と合否発表の日程

 

前にブログに書きましたけど、カリフォルニア大学9校の出願は、同じウェブポータルで行なわれます。で、どこを受けたいかは、単に、並んでいる9校の横のボックスをクリックするだけです。いくつ出願してもOK。(もちろん、クリックする毎に受験料が取られますけどね。)だから、書くエッセイも1つで済みます。『大学で何をしたいのか』これだけ。

 

アメリカの私立大学と比べて、エッセイよりも成績の方が重視されていると考えられていますけど、手は抜けません。ちゃんと、自分が今までどう言う風に育って、何を考え、体験して来たか、だから大学で何をやりたいと思うに至ったのか、論理立てて書く必要があります。自分がこのくらいのレベルだからこのUCのキャンパスを選んで、まあ、そこに〇〇があるからそれをする、と言うのでは、ちょっとマズイ。物凄く、そのキャンパス立地が気に入ってそんな環境で自分を育てたいと真摯に述べるのは、構わないかもしれませんけどね。実際、UCのキャンパスは、風光明媚なところが多いです。

 

(UCサンタバーバラの学生会館。このテラスの下は、ラグーン。)

 

受験生は、ドリーム校であるUCLAとか、UCバークレーとか、どんな学生も合格が確実とは言えないものに加えて、大丈夫だろうと思われる現実的なキャンパスも選択すると言うのが普通です。例えば、高校でA評価の優秀な受験生なら、次のUCサンタバーバラとか、サンディエゴとかアーバインだとかにもクリックする訳です。もちろん、海洋学をやりたいからサンディエゴに行こうとか、ビジネスをやりたいからアーバインに行こうとか始めからきちんと考える受験生もいます。決してランクだけでキャンパスを選ぶなんて不埒なことはしない、正しい受験生もいます。(理想は、理想ですけどね。)

 

カリフォルニア大学の合否発表にまつわるちょっと面白いお話を一つ。

 

UCのどこのキャンパスも出来るだけ優秀な学生を集めたいと思っています。これ、ホント。あのUCバークレーやUCLAも、トップティア(上位5%)で合格した学生は、アイビーリーグとかの超一流私立大学に流れる可能性があると思っています。だから、こう言う上位合格の学生には、電話攻勢があります。信じられないでしょ。発表の翌日から毎日のように、電話やメールで連絡して来るんですから。大学の入学事務局は、在校生を組織して勧誘の電話をかけさま

す。そしてどんなにその大学が素晴らしいのかをアピールする。

 

結局アイビーリーグに行った学生が言っていました。毎日UCバークレーとUCLAから電話がかかって来るのには、マイッタと。

 

その次のランクに当たるUCサンタバーバラやサンディエゴは、UCLAやUCバークレーに優秀な学生を取られないように、もっと凄い攻勢をかけて来ます。レセプションへのご招待。

 

例えば、UCサンタバーバラ。まずは、トップ1%だとかのごく少数の学生とその家族をホテルに招いて、ブランチ。1つの丸テーブルに、学生2−3人とその家族。そこに大学側から2人ずつつける。大学側の参加者は教授だとか、入学事務局の人間だとか、そこでインターンをしている学生だとか。食べながら、カジュアルな感じで、大学のことを色々説明してくれる。質問にも答える。とにかく、ここで、優秀な学生を口説き落とそうとする。面白いのは、その時点で合否発表はされてません。

 

その同じ日、ブランチの後で、もっと大勢の学生、トップ10%だとかの学生を集めて、大学の紹介があります。そこで、何と非公式の合格発表。正式な発表は、登録してあるウェブシステムにアクセスして分かる仕組みなんですけど、その前に大学からご招待が来ちゃう。それで、まあ、受かったな、と言うのは暗黙の了解で分かるんですが、大学紹介の説明会(?)で学長が『皆さん、合格おめでとう!』と言っちゃう訳です。とそれに続くレセプション。このレセプションは、まあ、クッキーと飲み物程度ですけどね。それから、大学のステッカーだとか、ノートだとか、ペンだとかのお土産ももらう。

 

サンディエゴもホテルでレセプションを開きます。そこで、やはり優秀な学生を囲い込もうとする。カリフォルニア州は、教育費が削られているのに、こんなパーティーをして大丈夫なのか、と思ったりするんですけどね。まあ、それくらい、優秀な学生が欲しいと言うことです。そんな学生には奨学金も出したりします。

 

全合格者に対しては、進学先として選択してもらおうと、どの大学も4月にオープンキャンパスをします。実際に大学に滞在してもらって、気に入ってもらおうと言う寸法です。

 

受験生の皆さん、いい結果が聞けるといいですね。あと一息です!

 

筆者のハワイ行きもあと一息!ピニャコラーダ飲みたい!

 

 

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