アメリカ版ダンス・ダンス・ダンスール | 双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

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青少年のバレエコンクール、ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)のニューヨーク地区予選に行っちゃいました!2月22日と23日の2日とも。ははは。

 

(ジュニア女子クラッシックのウオームアップ風景)

 

のべ294人のダンス!それとアンサンブル12!朝から晩まで。ちょっと半端ない数のダンスを観ました。こんなにまとめて観たことは、ありませんでしたねえ。最後は、頭が痺れて、朦朧として来ました。審査員は、凄いですねえ。ずっと真剣勝負なんですから。

 

これだけ観ると、分かって来たことがあります。上手い子は、舞台に出ただけで分かる。初めのポーズで分かる。ウソじゃないですって。空気が違いますから。上手いだろうなあ、と思ったら、やっぱり上手い。

 

コンクールはジュニアの部9−11歳と12−14歳。そしてシニア15ー19歳に分かれているんですけど、とにかく女子ばかり、凄い数です。男子はその10分の1以下。だからという訳じゃあないんでしょうけど、男子が出てくると黄色い声が飛びます。それにしても信じられない身体つきをしています。手足が信じられないくらいに長い王子様ばかり。いやあ、眼福!

 

(バレエ男子。しかも美形。あああー。)

 

筆者は、結構バレエを観て来たと思っているんですが、コンテンポラリーは門外漢。理解したことは、ジュニアはコンテンポラリーの方がいい。クラッシックは、きちんとした形にしないといけないし、そしてその上で優美に踊らないとみっともない。ですから、アクロバット的な要因で乗り切れるコンテンポラリーは、若い子でもそれなりに面白い。いやあ、女の子がジャニーズみたいに、バンバン、バク転したりするのを観るのはそれなりに楽しかったですねえ。9−11歳は、体操を彷彿とさせて、12−14歳歳は新体操のノリですかねえ。

 

それにしてもバレエは過酷な世界です。どんなに頑張っても、身体つきがバレエ向きじゃないとどうにもならない。太い脚の子だと、それだけで踊っていても重そうですしね。やはり優雅さを追求する芸術である限り、どうしても見かけが大事。嫌ですねえ。小さい頃から頑張っていても、背が伸びなかったり、体型が好ましくないともうダメ。残酷です。

 

そう言えば、ジョージ朝倉の漫画『ダンス・ダンス・ダンスール』の主人公もYAGPに出場していましたよね。彼も、バレエに愛されている身体つき。彼、ニューヨークのファイナルに来るんですかねえ。楽しみだなあ。(まあ、漫画ですから実際に会える訳じゃないですけど。)因みに、日本予選は11月に終わって、4月にニューヨークの本選に来る人は選出されてるんですよね。皆さん、応援してますからね。

 

このニューヨーク予選には、この近辺からだけじゃなくて、中国やカナダを始めとして、アメリカ各地からも参加がありました。その中でフロリダから参加していた女子中学生のお母さんと話をする機会がありました。ニューヨークの方が奨学金をもらい易いだろうとか言う理由でわざわざこちらでエントリーしたらしい。去年、脊髄を痛めたとかで、今回はファイナルまで進めないだろうと残念そうでした。それでも出場した。大した意気込みです。

 

アメリカには、芸術高校がありますけど、そう言う高校に進学させるのかと言う質問をしたら、将来のことを考えて、普通高校に行って、普通の大学を狙うと言ってました。もちろん、バレエ命で頑張って来たし、これからもそうだろうけれど、将来バレエで生きていける保証はないので、と言う現実的なお話。前に、ブログでも書きましたけど、一流大学はユニークな人材を求めているので、芸術高校出身で成績の良い学生はそれなりに喜ばれます。そう言う話もこのお母さんにしました。

 

びっくりしました。このお母さんに筆者の知り合いのお嬢ちゃんの話をしたら、知っている、と言うではないですか!大学に行っても、好きなバレエを諦める必要がない、と言う例のつもりで話をしたんですけどね。

 

このお嬢ちゃん、バレエ界では有名だったらしい。カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)の医学部に行ったんですけど、バレエは諦めず、その忙しい勉強の合間もバレエの公演に出ていた!と言うツワモノです。去年だったか、無事研修医になりました。このお嬢ちゃんのお父上とは、長年色々なプロジェクトで一緒に働いたんですけど、それはそれは、娘自慢を聞かされました。まあ、自慢するだけのことはあったのかも。フロリダにまで名前が知られているんですから。

 

フレックスラーニングのチューターの中にも、バレエをずっとやって来た女子学生がいます。YAGPのコンペティションの間、感想を何度かテキストを送っちゃいました。こう言う話は分かる人とするのが一番面白いですからね。チューターの仕事の連絡もしたんですが、それは断られた。もうすぐコンテンポラリーの公演に出る予定でそのリハーサルがあると。でも、嬉しかったですね。大学生になっても、ちゃんとバレエを続けている。いい話でしょ。

 

保険なしにバレエの世界だけで生きて行くのは、至難の技でしょうけど、本気で取り組んで行けば、大学にだって入れます。大学に入って二兎追ってもいいじゃないですか。踊る外科医なんて言うのも、カッコいいですからね。あっ、さっきのお嬢ちゃんは眼科ですけどね。

 

4月のYAGPファイナル楽しみだなあ。ちょっと、興奮したままこのブログ書いちゃいました。ははは。

 

『ダンス・ダンス・ダンスール』の村尾潤平君、応援してますからね!漫画の中でもいいから、ニューヨークに来てね!

 

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