マズイ、マズイ。大掃除もしていないし、何もしないまま12月30日の夕方になってしまいました!まあ、アメリカで長年生活しているとお正月気分は味わえないですから、それでもいいんですけど、正しい日本人であろうと努力している筆者は、罪悪感を覚える年末です。
ところで、アメリカでは、お正月よりも大晦日のパーティーに力が入ります。
(フローズン苺ダイキリ。娘はこれとかベリーのベリーニのカクテルとかを作るらしい)
なのに、大学から戻っている息子と娘は、バスで30分もあれば行けるNYのタイムズスクエアである恒例のカウントダウンにも出かけるのは、人が多いし、クラブのパーティーに行くのもお金がかかるし、と若いくせにケチくささ、メンドくささオーラを出しまくり、結局我が家で、カクテルを色々作って飲んだくれよう、と言うプランに落ち着きました。で、先ほど娘に無理やりスーパーと酒屋に連れて行かれ、カクテルを作るための材料であるジュースだの、冷凍果物だの、ラムだの、プロセッコ(スパークリングワイン)だのを買わされました。要は、親にお金を出させる。しっかりしています。
どうやら娘演出(出資者は筆者)の大晦日ホームパーティーになりそうなので、その準備やら片付けやらを思ってヤケになった筆者は、年内にボージョレーヌーボーを飲み終わるべく、ワイングラスではなく、マグカップにワインを入れて、飲んだくれながらこのブログを書いています。このあたり、前のブログで言いましたけど、フランス帰りのアーティストのお姉さんの薫陶を受けたので、ヌーボーはバルク買いして、とにかく年内に飲まなければいけないという脅迫観念がいまだに抜けていません。だから最後のボトルを消費すべく一人で、ちびちび飲んでいる12月30日の午後です。
こんな飲んだくれ状態で申し訳無いのですけど、アメリカの受験生は、願書提出の締め切りが目前に迫り、青色吐息と言ったところかもしれません。ごめんなさい。悔しかったら、早く大人になって下さいね。
アメリカの私立大学は、大多数が願書締め切りを1月1日に設定しています。そして遅い所でも2月1日には基本的に全ての締め切りが終わります。近頃は、どこの大学もオンライン上で提出を求めているので、システムの不具合とかを考えるとまあ、年内には提出しておきたいところです。だから、世間がカウントダウンと言っていますけど、受験生にとっては、今まさに出願のカウントダウン中と言ったところでしょうか。
で、何をしないといけないか。コモンアップと言う全米の私立大学共通のシステムがあって、そこに学校からの成績表だの、先生の推薦状だの、共通エッセイだのをアップロードします。その他、自分の受ける大学が出してくる補助エッセイも提出する必要があります。アメリカでは有名私立大学を受けようと思っている学生は、10校くらいに願書を出すんですけど、そうすると書くエッセイの数も半端じゃない。大学によっては、5とか6とか短いですけどエッセイを求めるところもありますからねえ。だから平均30くらい書く羽目になります。その締め切りが目前!受験生のカウントダウンは恐ろしい速さで今進行中です。あああー!後1日!
私立大学共通のエッセイは7つテーマがあって、好きなのを選んで650文字以内に書くんですけど、みんな平気で半年くらい時間をかけています。それくらい本気で取り組む必要がある。
あるアイビーリーグに行った学生は、エッセイを書いた後で、親、カウンセラー、知り合いと、思いつく限りありと使える自分のまわりのインテリの大人に相談をして、何度も、何度も書き直したそうです。でも、完成品を読んで気が付いた。もう既にこれは自分のエッセイじゃないと。それで、せっかく書いた物を捨ててもう一度、自分自身が本当に出ている内容のエッセイに書き直した。こんなこともありますから、早めに取り掛かりましょうね。
実際、大学の入学決定委員会の人たちは、人生の経験を積んだ大人が考えたこと、代筆した物は分かると、言います。まあ、どのくらいこのコメントを本気にしていいかは分かりませんけど。つまり、高校生本人が考えたこと、思ったこと、自分のこれまでの短い人生経験を書いていることを求めています。だから、大人からアドバイスを受けるとしたら、ちゃんと自分の経験の中からテーマを選んだ上で、それをどう言う具合に展開するか、そして書いた後で文法や構成のチェックをしてもらうと言うのが正しいエッセイの添削であろうかと思います。
ちょっと、本気で酔っ払って来たので、これでおしまい。皆さま、良いお年をお迎え下さい。
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