先日、『東西、車事情』という話を書きましたけど、またまた思い知らされました。ハイブリッドを持っていることで。今朝、仕事で出かけようとしたら車のエンジンがかからない。で、AAA(アメリカ版JAF)を呼ぶ羽目となりました。ついてない。
(ニューヨークとニュージャージーを結ぶジョージワシントン橋)
しかも、今日は、中間選挙の日です。(アメリカの選挙は11月の第1火曜日と決まっています。)で、もちろん朝から雨です。(選挙には、なかなか行きたくなくなるような神の采配。)
AAAの到着を待つこと1時間半。で、お馴染みのジャンプスタートをしてもらったのですが、新しいバッテリーにしないと、また明日にでも動かなくなると言うではありませんか。本当だろうか?このオジサン、単にバッテリーを売りつけたいだけなのではないだろか、と思っても、メカの分からない筆者は、じゃあ、そうして下さい。と言う返事しか出来ない!これで、オジサン、バッテリー代と手間賃が入ります。AAAの取り次ぎだけだと、契約料しか貰えませんから。
張り切ったオジサンと先ずは支払いのための手続き。これがやっと終わって既存のバッテリーを取り出す段階で気がついた!『えっ、この車ハイブリッド!』AAAを呼んだ時に言ったはずなのに。で、オジサン、ハイブリッド車のバッテリーなんて持ってない。そんなものは、ディラーに行かないと無いよ、とのたまう。『またかよ』状態です。誰もニュージャージーじゃあ、ハイブリッド車なんか乗ってないですからねえ。
で、このブログ、ホンダのディラーで書いています。とにかく新しいバッテリーが欲しいと無理に頼み込んで今日の午後車を持ち込んだのですが、開口一番、在庫があるかなあ、と言われて嫌になりました。『またか!』挙句、3500ドル(35万円)と言われ、頭がクラクラ。バッテリーだけで、工賃は、もちろん、別。ただ単に車に乗って、アポ先に行きたい!と言うささやかな望みの為に、ポンと4000ドルとか払う覚悟は ない!
7年も乗った車にこんなお金を払うなら、新車にした方がマシだろうか、と言う考えがグルグル頭の中を回わる。ちょっと冷静になって気が付いた。ジャンプスタート出来たんだから、そっちじゃなくて、ガソリンを使う方のもう1つのバッテリーのはずだと。
ということで、ディーラーも170ドルの方ね、と言うことで落ち着いたわけです。良かった。良かった。まあ、それでも、高い!普通なら100ドルくらいですからね。それから工賃も取られる。ねっ、ディラーはこうやって儲けます。だから普通は町のメカニックに持って行くんですけど、でもハイブリッド車は、それが出来そうもない。どうやらこのあたりのメカニックは、ハイブリッド車の部品を持っていないよう。やっぱり、次は逆行してガソリン車ですかね。
そんなこんなで、バタバタの筆者の身の回りに何があろうと、選挙です。盛り上がっています。特に民主党側。皆んなトランプは、ちょっとねえと思ってますからね。筆者も朝の犬の散歩が終わってすぐに行きました。驚いたことに、朝8時だったんですけど、『I voted』(もう投票しました)と書いてあるのシールを貰えませんでした。(このシール、投票に行った人は、胸につけます。)この雨模様なのに、出足がいいんだなあ、と感心して投票所の人に聞いたら、何と20人分しか用意してなかったとのこと。税金を使わないというのはいいのかもしれませんけど、ちょっとがっかり。
アメリカの選挙は日本と違って平日ですから、会社員は出勤前か後に行きます。だから、朝6時から投票所が開いています。それで、通勤の途中で行くほうが多い。そうすると、オフィスでも投票したことを主張出来ますからね。だから、このシールを貼ると言う行為は結構、意味があります。営業だって、これを貼ったままお客さんの所に行くと、社会的に責任のあるイメージも誇示できますしね。
民主党は、リベラルということで、大学生の多くが支持しているのですけど、自宅が本人の住所になっているからちょっと投票が難しい。それで郵送による投票の登録をきちんとしておかないといけない。共和党が強い州にある大学では、その州で学生が投票するように呼びかけています。これで、若いリベラルな有権者を確保と言うわけです。それでも、この登録が結構、面倒で、取りこぼしも大きい。悩ましい所です。
(ブラウン大学図書館に展示されているの学生運動歴史のコラージュ)
まあ、学生と言うのは、古今東西、リベラル、と言うか、革新的なことに傾倒しますよね。日本でも60年、70年安保の時代は学生運動が盛んでしたもんねえ。筆者の年の離れた従兄弟は、学生運動の盛んな京大に70年代に行っていましたけど、白いヘルメットを被って成田闘争に出かけているのを、小学生の筆者は、大学生と言うのは大変だなあ、と思って見てました。因みにそのお兄ちゃんは、高校の社会の先生になりました。まあ、教員組合もストライキとかするしなあ、と妙に納得したような。でも、最近の日本の大学生は、筆者の頃と同じく、ノンポリなんですかねえ。どうですか?
話を選挙に戻しましょう。浮遊票を当てにする民主党は、とにかく天候に弱い。だから、お天気は大切。カリフォルニアでは、まず晴れですから、こんな心配はないんですけど。今日は、東海岸は、お天気は荒れ模様。まだ、結果は出てませんけど、このお天気の影響は、どう出るんですかね。
アメリカでは、サポーターたちは、選挙当日にも、有権者に電話攻勢をかけます。ちゃんと、投票に行って下さいね、と言って。力が拮抗している地区には、他州のサポーターも手弁当で、個別訪問もするし、電話もかけます。お年寄りを投票所まで、車で送ったるもします。日本と違って、選挙運動の車が走り回ると言うことはないですけど、個人レベルの選挙活動が盛んなです。
やっと、ディーラーを出たのが夜の8時。投票所の閉まる時間です。ホント、良かった。朝、投票に行っておいて。
それにしても、筆者の1日は、何処へ行ったのか!疲れました。それでは、どちら様もご機嫌よう。