その1ースターバックス VS ダンキンドーナッツ その1 | 双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子の子供を2人ともアイビーリーグに入学させた母親であるフレックスラーニングのシニアカウンセラーがニューヨーク近郊から発信しています。フレックスラーニングはアメリカ大学進学相談、オンライン家庭教師のプロです。

皆さま、ドーナッツはお好きですか?

 

 

筆者は、中高生の時は、ミスタードーナッツに学校帰りに寄ると言うのが、楽しみでした。今時は、ミスド、って言うんですか?漫画に出て来たのを見ましたけど、本当?ちょっと日本の流行には、疎い筆者は、自信が無いことはせず、ミスタードーナッツで押し通します。

 

喫茶店によるのは、ちょっと制服では、マズイかな、と思ってた中高生時代もミスタードーナッツなら、抵抗感がなかったですよね。そこで、ホットチョコレートとフレンチルーラー!甘いもの同士の組み合わせなんて、今なら胸焼けもんですけどね。それを食べに通いつめて、ちゃんとミスタードーナッツのカップだって手に入れたんですから。ちょっと、筋金入りのファンでした。(今、持ってたら、お宝だったのに!どうしちゃったんだろう?)

 

ロスアンジェルスに住み始めて、驚いたのは、ドーナツ屋のショボいこと。ミスタードーナッツのように、ブース席があって、女子高生が恋バナをするような雰囲気は全くなし。いるのは、くたびれたおじさんばかり。おじさんですよ、おじさん!女子高生なんて、絶対居ない!ここで、勉強しているような大学生も絶対居ない!職安に通っているようなおじさんが、安いコーヒーをそこで飲んで時間を潰している、と言うのが定番のイメージ。普通の人は、朝、会社に行く途中で、ちょこっと寄って、素早く買って出て行くというパターン。アメリカでは、結構、なんだかんだで、誰かれとなく、1ダースのドーナッツをオフィスに差し入れるということが多いですから、ショボいドーナッツ屋も、それなりに営業を続けられています。

 

もう少し、ショボいドーナッツ屋の話をすると、大体、場末みたいなモールとか、車の通る道沿いとかに唐突にあります。経営しているのも、メインストリームからほど遠いアメリカに来たばっかりの移民の家族。お店の資本投資なんて、どう考えても出来るような状態じゃない。ガラスケースに毒々しい色のフロスティングがついていたり、スプリンクルがかかっているようなドーナッツが並んでいるだけ。レジの横にコーヒーもあるにはある。たった1種類のコーヒー。それでもちょっとマシな店だと、カフェインなしコーヒーと紅茶のティーバッグが置いてある。まあ、そんなもんです。テーブルも椅子も、白いプラスティックだし。恋バナなんて、絶対に出来ない!彼女が甘いもの好きだから、ここにデートで連れて来よう!なんて、思った男子は、一生、相手が出来ないことを保証してあげます。

 

一体、可愛いミスタードーナッツは、アメリカには無いのか!アメリカの資本だったんじゃ無いのか!と思うことしきりでした。ロスアンジェルスでは、たまにダンキンドーナッツを見かけるだけで、フランチャイズのドーナッツ屋は、滅多に無い。クリスピークリームというノースキャロライナ州発祥のドーナッツ屋が凄く美味しい!という噂を聞きながらも、実際に店を見る機会は、全くなく、食べる機会も、誰かがオフィスに持って来たほんの2回だけ。出来立て、というのが売りだったみたいですけど、ちょっと高いし、小さいし、あまり盛り上がらなかったことを覚えています。今だに、ロスアンジェルスでは、あまり見かけません。見かけるのは、ショボいドーナツ屋ばかり。日本でも、鳴り物入りでクリスピークリームが進出したけど、ちょっと低空飛行気味だとか。ドーナッツは単価が低いし、結構、大々的に展開するのは、経営効率を考えると難しいんでしょうかねえ。

 

 

そういえば、ダンキンドーナッツは、日本にもミスタードーナッツと同じ頃、進出したけれども、撤退しちゃったんですよね。面白いのは、この2つのドーナッツ屋は、もともとダンキンドーナッツを一緒に経営していた親戚だか何だかが、ビジネスで揉めて、袂を別ったらしいから、元は、一緒。だから、成功したミスタードーナッツが高笑いをしたか、というとそうではなくて、アメリカでは、結局、ミスタードーナッツは、アメリカ本国では、飛ばず、1990年にダンキンドーナッツに吸収合併されちゃってるんですね。どうりでミスタードーナッツを見かけない訳だ。納得。

 

今回のお題は、タイトルがスターバックス対ダンキンドーナッツ、だったのに、導入部分でドーナッツ屋の話を書き始めたら、興奮して、暴走してしまいました。このままだと、ミスタードーナッツ VS ダンキンドーナッツ! いけない、いけない。広告に偽りあり、って言われます。ちゃんと、お題に戻しますから、ちょっとご辛抱を。

 

ということで、スターバックスは次回に必ず、登場させます!乞うご期待!(続く)