ミーちゃんのシャンプーを待つ間、併設の猫カフェで待って居たのですが
猫と遊ぶことはほとんどしません。家で散々、遊んでいるし、ただ眺めて居るだけで良いのです。
此処の仔は、特別、人馴れしてる仔だとは分かって居ても、幸(サチ)と同じ月齢の仔を
見ると、なぜ幸は馴れてくれないんだろう?とモヤモヤした気持ちになって来るのです。
何も知らない人の「え?まだ抱っこできないの?」なんて何気ない一言が胸に刺さります。
人懐こく抱っこできる仔は、赤ちゃんの頃から人間に優しくされた仔が多いと思います。
生粋の野良ちゃんで人間に意地悪された仔は・・・抱っこなんて夢のまた夢、撫でることすら
拒絶され猫パンチが飛んできます。
毎日毎日、他の仔の倍は手を掛け声を掛けてるのになぜ?私の接し方が悪いのか?自問自答・・・
幸なりに、前よりは馴れてくれてるけど、時折ブラックな私の気持ちが出てきてしまいます。
ただ、ここの仔たちの遊んでる姿をボーっと眺めてると、
幸に期待しすぎてるのかな?焦りすぎなのかな?と思ったりもします。
ところかまわずオシッコする訳でもないし、過剰な爪とぎで困らせる訳でも無い
夜鳴きもしないし、適度な距離を保てば攻撃もしてこない
・・・ん? 意外と幸は良い仔なんじゃない??
そして動物病院で会ったこの仔
実はこの仔の発見された公園は、Aさんが管轄してる地域猫活動の公園でした。
私が午前中、病院で見たことを話し写メを見せると「この仔は見たことが無い仔ですね」と即答
あ~、ダメか。。。公園に帰されるような話してたけど、あの仔どうなるんだろう?って
がっかりしてると直ぐに病院に電話して
「今、tarohanaさんに聞いたんですが、午前中にケガした猫ちゃん来ました?
状況聞かせて下さい。」獣医さんとやり取りする事数分で
「避妊手術してるか?分からないのに治療後、公園に帰されても困るので
こちらで引き取ります」・・・え?え~~???
私、しばし唖然・・・たくさんの保護猫を抱えて大変なのに、少しの迷いもなく
直ぐに引き取ると言ってくれたAさん。
あの仔は大腿骨骨折の治療でボルトが足に埋め込まれて居たそう
普通はボルトを取り出す手術をするのに、そのまま放置されて足が化膿して
捨てられたようです。
人懐こさと、骨折の治療までして貰って明らかに飼い猫だと思われます。
ただ、ボルトを取り出すのにもお金が掛かるし、途中で遺棄されたのか??
どれだけ痛くて怖い想いをしたのか?
元飼い主には最期まで責任を取って欲しかったです。
どちらにしても、とってもラッキーな仔だと思います。
私が以前、獣医さんに「この近辺で保護活動のお手本になる人」を聞いたら
Aさんだと答えてくれました。
私は、これ以上家には引き取れないし、Aさんに丸投げしたみたいで申し訳なかったので
本当に少しですがボルト猫ちゃんの医療費を寄付させていただきました。
あのまま公園に戻される予定のボルトちゃんは、家猫になることが出来そうです。
強運の持ち主だね。。。これから痛みを取り除いて貰って栄養つけて健康になりますように。