映画「ルドルフとイッパイアッテナ」は野良猫が行く先々で違う名前呼ばれていました。
「イッパイアッテナ」・・・３匹の子猫たちにも名前が有りました。
後から分かったことですが、私以外にも
子猫たちにご飯をあげてる方が居ました。
近所のWさんという高齢のご夫妻です
福だけが捕獲出来た後、その方に報告に行くと・・・
「夕御飯だけあげてたの。近所の目が煩いから暗くなってから。
最近、黒（福の事）が来ないから、車に轢かれちゃったのかなぁ？
って心配してたんだよ。良かった！」って・・・
福は「クロ」
灯は「ブチ」
幸は「シロ」・・・それぞれ、そう呼んで居たそうです。
２日連続で灯と幸が保護できたので灯の時は
病院に連れて行く前に逢わせに行きました。
「もう、人の家の猫になっちゃったね。」って涙ぐんでいました。
Wさんご夫妻は６年前に１５歳の猫ちゃんを看取ったそうで
最後の３年間は腎臓が悪くなり毎日点滴で
タクシーを使い病院に通ったそうです。
気難しいお婆さんで近所の方からは「気を付けた方が良いよ」って
言われてました。
でも、「お墓見る？」って敷地内に入れてくれて。
お墓は煉瓦を置いた手作りの物でした。
造花ですが綺麗なお花とフードがちゃんと供えられて有りました。
もう亡くなって６年も経ってるのに・・・幸せな猫ちゃんです。
こんな方が里親になってくれたら・・・
でも、ご自分たちが高齢で有ること
猫が体調を崩したら不治の病でも治してあげたいけど
先住猫ちゃんみたいに病院に毎日連れて行くことが難しいこと
それを理由に新たに動物と暮らすことは諦めているそうです。
今まで子猫にあげていたフードを持たせてくれました
そこで、預かりルイさんのブログから可愛い写真をお借りして
Ｗさんにお礼を書きました。
「ごはん、ありがとう♪みんなで幸せになるね」
「いつも、お腹が空いてたからＷさんちのご飯が楽しみだったの！」の言葉を添えて。
翌日、Ｗさんは、とても喜んでくれて「昨夜は一晩中これを見てたのよ」と
またもや涙・・・
これは、ブロ友さんが猫を助けてくれた消防士さんに写真付きのお礼のカードを
渡していたのを思い出して作ってみたのです。
私はセンスもワザもないので、簡単に作成して
自分の作ったプリザーブドフラワーを一緒にお届けしました。
こんな事で、お外で暮らす猫に少しでも優しくしてくれる人が増えたらいいなぁと
小さな小さな啓蒙活動です。