パリで開催中のバカラ250周年記念の回顧展を見に、プチパレへ行きました。
今年の春に雑誌でパリで大々的に特別展があると知ったのは、
今年9月に予定していたパリ旅行を10月に変更した時でしたので
とても楽しみにしていたのです。
ところが母が一緒に行けなくなり、バカラ展も含め悩みぬいた末に
10月の旅行はキャンセルしたのです。
けれど11月に入り、パリ・プチパレのバカラ展の素晴らしい写真の数々を
ブログで見た瞬間に、「これは見ておかなければならない!!」
と、強烈な衝撃を受けたのです^^。
早速、保有マイレージといつもの宿泊先を調べたところ空いているのです。。。
1週間後に出発するならば。
あまりに急な決断に、自分でもかなりドキドキしながら
妹と久しぶりのパリへ行ってきました。
プチパレのバカラ展は、あらかじめネットで前売り券を購入しておきました。
そんなに混むのかと心配でした(混雑は苦手)が、平日であれば前売り券なしでも
さほど並ばずに見ることができるようでした。
パリ着が金曜の夕方で、土日の混雑を避け月曜の休館を待ち、
パリ着5日目にしてついにバカラ展の会場へ入った時には、
気持ちが舞い上がって浮き足立ち、
素晴らしくキラキラ煌めいた会場を歩いても夢見心地で、
展示物を見ているようで、きちんと見ることができない、そんな感覚でした。
展示物は、当然本でしか見ることができないであろう昔の大作を
実際にこの目で見ることができました。
その中でも、とくに印象的であったのがバカラの照明の数々です。
本で見てもあまりにも非現実的なので、ピンとこないくらい豪華なシャンデリアたち。
それが目の前に至近距離で見ることができ、これ以上の感激はないくらいでした。
オールドバカラのこちらキャンドルスタンドのパーツにしても、
一つ一つが芸術品で、まるで宝石のような輝きで、ガラスとは思えないほどです。
以前これほど豪華ではないのですが、これと似たバカラの照明を
買い逃した経験があり、これを見たらほんとうに後悔しました。
とてもきれいです。
バカラ250周年の本をフランスのamazonから取り寄せたのですが、
あまりに豪華絢爛な昔の各国の王族がオーダーした品を中心に載せている本で
せっかく購入したにもかかわらず、見てもまるで親近感がなく楽しくありませんでした。
ところが、その本に掲載のほとんどの品々がこの回顧展にあったので
あらためて見ると、この回顧展の図録よりも大きくきれいな写真が多く
まるで別の本を見ているかのように、私にとって大切な本となり驚きです。
そして一生忘れなれないのが、この魔法の部屋です
それはそれは大きな美しいシャンデリアが8つ

、代わる代わる光を灯すのです。
そのシャンデリアの光も強弱が流れるような速度で点灯し、
一つのシャンデリアの持つ様々な美しさを堪能できるうえに、
まるそれぞれのシャンデリアに生命が宿っているようでした。
この上の写真は、部屋の中で一番大きなシャンデリアの光が最高潮に点灯した時に
写したので部屋が明るいですが、実際はもっと暗いのです。
そこに小さな音でメロディーが流れ、
それがシャンデリアの光を魔法のように感じさせてくれました。
この写真を見ると、頭の中ですぐにその音楽が流れます
このシャンデリアの間には、ベンチが設置されているのも
なんともありがたいことでした。
赤が入ったバカラのシャンデリアは初めて見ました

とてもきれいです。
黄色の入ったシャンデリアも初めてです。
こちらも素敵。
傘をかぶせると、また新鮮です。
所々に半透明ピンクの色ガラスが入り、モダンなシャンデリアです。
それはそれは美しいシャンデリアの間は、あまりにも居心地がよく
そう簡単には退室することができませんでした。
このプチパレには、パリ滞在中に2回平日の朝一番で足を運びました。
できるだけ混雑していない時に見たい、特にこのシャンデリアの部屋は
ということで、2度目に訪れたときには、まず真っ先に最後のこの部屋に直行しました。
2度目の訪問時に ”このシャンデリアの間で私ひとり” を体験しました。
とてもとても贅沢な体験でした
こちらのシャンデリアは、前画像の傘付きのシャンデリアとはまた別で、
シャンデリアの丈夫にも、ひとつ傘がついていたり
シャンデリアに垂れ下がるバンドゥロックが、初めから折り曲がったものが
ついていたり、不規則にカラーのガラスが入っていたりと、
かなり遊び心のあるものでした。
シャンデリアに傘の代わりに、ヴェリーヌという火屋が付いたタイプの
この部屋で一番大きなシャンデリアです。
ヴェリーヌにも数種類の柄があるのですが、
これ自体見るのは初めてで、そのエッチングの美しさに感激しました。
ヴェリーヌの付いたシャンデリアは無理なものの、
ヴェリーヌの付いたキャンドルスタンドをいつか所有したい

と願ったら、
なんとすぐに叶ったのです
こちらは上のシャンデリアの照明が弱くなったときの表情です。
光が強いと明るく、輝くような迫力があるのですが
弱い光は、また何とも言えない趣のある表情を見せてくれます。
どこかノスタルジックな雰囲気も。
この一番大きなシャンデリアの下は、かなり低い位置で取り付けてあるので
下から見上げることができないため、床に大きな鏡が置いてありました。
床を覗きこむとシャンデリアを見上げた景色が見えるというのも、
とても幻想的でした。
私の宝物の思い出となりました。
こちらはシャンデリアの間でなく、アールデコのコーナーに展示された
アールデコのシャンデリアです。
1925年のパリ・アールデコ展の時に飾られた、
当時の写真を引き伸ばしたものがあり、感慨深かったです。
また違った趣で素敵です。
シャンデリアの部屋を出ると、図録売り場の手前の空間に
円形ソファーこの現行品の黒いシャンデリアが目に飛び込み、
魔法から覚めて現実に戻った感覚になりました。
図録を購入した後は、後ろ髪を引かれながらも会場を後にします。
その時に見えるのが、自然光の中のこちらの巨大シャンデリアです。
こちらも息をのむ美しさで、最後の最後に幸福感に再び包まれます。
巨大シャンデリアの下を通り、バカラ展の余韻に包まれ帰りました。
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