うなぎの産地四天王と言えば、鹿児島、愛知、宮崎、静岡。これ常識。
静岡は浜名湖のうなぎが有名ですが、生産量で言えばククク奴は四天王最弱…と言われてしまう第4位。
スーパーに並んでる国産うなぎは大抵生産量1位の鹿児島産ですし、3位宮崎は勢い著しいうなぎ新興国。
2位の愛知県は【三河一色産】というハイクオリティなブランドうなぎを擁しますが、今回私はこの【三河一色】にフォーカスしました。
そう言えば【三河一色】って一体どこなんだ?!と。
うなぎ好きを自称しながらそれを知らずに生きてきた自分が急に恥ずかしくなり、急いでHEY!Siri!!と問いましたところ、
【三河一色】とは【愛知県西尾市一色町】であると。
早すぎてもお腹が減っていないので困るんですが?
いや私は良いんですけど母と叔母がですね?と店員さんにお伺いしましたら、さすが大繁盛の有名店、成熟した対応。
2巡目が良い人や指定の時間に入りたい人は名前を書く時に店員さんに告げれば名簿に「2」とか「11」とか書いてくれまして、だいたいそのくらいのタイミングでまたお店に来て店員さんに声を掛ければ、その次の順番で入れてくれると。
安心して道の駅やパン屋を巡って11時頃、再訪です。
愛知県西尾市斉藤町郷中8-1
▶ 炭火職人 うなみ
炭火職人 うなみ - 福地/うなぎ | 食べログ (tabelog.com)
営業時間 10:00 ~ 15:00(LO 14:00)
定休日 月曜日
席の予約は不可。朝早く名前書きに来た気合入った人から美味しいうなぎにありつけるフェアなシステムです。
テイクアウトは予約可。
10時ちょっと前くらいから営業が始まるようですが、11時時点でも行列&車内待ちのすさまじい人気。
しかしそれも納得。
三河一色さんの極上うなぎがこの値段とは…。
そりゃみんな早起きして来るわと。
私もわざわざ長野から来るわと。
11時指定で名前を書いておいた我々はスムーズに入店を果たしましたが、店内は意外とコンパクトサイズ。
間仕切りを動かさないと奥の席に入れないコンパクトさですが、清潔でシックな雰囲気で良いですね。
うな丼の特は特大うなぎ一尾乗って税込み2,700円!す、すげえ!
長野で同じボリュームのうな丼を食べようと思ったら、4,000円~5,000円です。
きも串200円は、ウェイティングシートの横に札が置いてありまして、それをゲットできたら注文可能。
不吉なサーティーン番の私の時にはすでに札無し。
きも串食べたかったら8時半には名前を書きに行かねばなりません。
常時フル回転でうなぎを焼きまくっているので提供はスピーディー。
きも吸い標準装備。
きも吸い標準装備で2,700円。
丼からはみ出すサイズのうなぎ。
丼が小さい訳ではありません。ご飯しっかり280gです。
炭火でしっかり焼かれた香ばしさが最高。
うなぎの香りの香水があったら買いたいレベル。
お味も最高!これを食べにわざわざ来ました。
関西風にパリっと焼き上げられて、肉厚の身はふわりとしつつジューシーさも併せ持った至高の存在。
私は訪問の1ヶ月前からうな丼 特 に決めてましたが、母と叔母はそんなに食べられるかしらと悩んでいました。
そんな悩める二人に私は優しく「せっかくここまで来たんだから"特"でいいじゃないの! せっかくだから"特"にしなきゃ損だよ!」と特を推しまくり、
結果、私の丼のフタに、母と叔母が食べきれないと言って回ってきたうなぎ達で、第二のうな丼完成です。
計算通り←
普通うなぎを食べる時、おまえはもう終わってしまうのかうな重…と切ない気持ちになりますが、今回は違いました。
ちょっともうしばらくうなぎは良いかなって珍しく思うくらいに食べましたて、超絶満足です。
で、しっかり家族にお土産うなぎ。
(タレが染みてしまっていてすみません。)
帰宅後の夕食もうなぎ。
2日で3食うなぎを食べるという一生に一度あるやなしやの富豪プレイ。
私のお小遣いは完全にゼロになりましたが後悔は微塵もありません。
私は大満足の旅でフレーシュマリッジサポート三河一色支店の出店を検討するレベルですし、うなぎ好きは是非西尾市へすぐ行って欲しいと切に願いますし、うなぎデートにもおススメですが、
偏食のうちのお母さまは、
「この旅で一番美味しかったのは、ホテルの朝食ビュッフェの海藻サラダのワカメと、レンコンのキンピラだったかな」
などと意味不明な供述をしており、私はもう母は誘うまいと思ったのでした。