あなたの存在が蜘蛛の糸になる時
仏様は、あなたに語りかけました。
「ようやくあなたが誰かに蜘蛛の糸を垂らす時が来ました」
するとあなたは、驚いて次のように言い返しました。
「何を言ってるんですか!? 私はこんなにも醜くおぞましい。消しても消せないものが染み付いています。そんな私が誰かの為になるって事ができるって、どういう事ですか? どんな事をすればできるんだというのですか!?」
汚く醜い泥沼のドン底から這い上がっている真っ只中でも、這い上がった後でも、その人の姿とオーラは、誰かに素晴らしい光を与えます。
醜悪な業を背負っているあなたは、あなたの事を
- 最低で
- 醜くて
- 嫌いで
- 無いもの尽くしで
- いつまでたっても普通以下
それでも生きる事を諦めきらずに
- もがき、
- 苦しみ、
- 絶望にうちひしがれ、
- 孤独にさいなまれても、
もう生きる孤独と絶望を十分に味わっています。
いつかあなたは誰かの垂らす蜘蛛の糸を掴んで登っている事を知る時が来ます。
だから、あなたも誰かに糸を垂らす時が来ます。
あなたが知らない内にもう、垂らしているかもしれません。
その人は、あなたの糸だから登っています。
汚く醜い泥沼のドン底から這い上がってきて自分の事を汚い醜いと思っているほど、眩しくあたたかい光を放ちます。
もうあなたがあなたを忌み嫌う事を止めて顔を上げて笑顔で人の和の中に入って行こう。
あなた自身も皆もそれを望んでいます。